ストックしておけば、朝ごはんの一品やデザートに、いつでも気軽に味わえる冷凍フルーツ。暑い夏は解凍せずにそのまま使えば、シャーベットのような食感も楽しめます。今回はココナッツ白玉と冷凍ベリーフロートを紹介します。夏休みに親子で一緒につくれますよ。
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アジア風デザートでひんやり涼しく
白玉と言えば、あんこを合わせるぜんざいや、みたらしが定番ですが……今回つくるのは、冷凍マンゴーとココナッツミルクのアジア風デザート。豆腐の水分で練り上げた白玉団子はふわっと柔らかく、固くなりにくいのが特長です。甘さ控えめなので、好みによって甘さを足してくださいね。
ココナッツ白玉
<材料>(3人分)
白玉粉…40g
絹豆腐…40g
冷凍マンゴー…120g
塩…一つまみ
ココナッツミルク…120ml
牛乳…120ml
砂糖…大さじ1
クラッシュアイス…適量
<作り方>
① ココナッツミルクは容器をよく振って鍋に開け、牛乳、砂糖と塩一つまみを加え、弱火で加熱する。砂糖が溶けたら冷蔵庫で冷やす。
② 白玉粉と絹豆腐をボールでよく練り合わせ、耳たぶくらいの固さになるようにこねる。固ければ指先に水を付けながら少しずつ水を加える。
③ ②を丸めて、真ん中にくぼみをつけてたっぷりのお湯でゆでる。
④ 白玉が浮き上がって、1分ほどしたら氷水に取る。
⑤ 器にマンゴー、白玉団子、クラッシュアイスを入れ、①を注ぎ入れる。
ローリングストックに冷凍食材をプラス
災害が起きた時のために備蓄しておく食材といえば、賞味期限が長いもの、レトルトのごはんや缶詰のおかずといった備蓄用の食材を思い浮かべます。しかし、いざという時、食べ慣れていないものには食欲がわかないこともあるんです。
食べ慣れた食材があれば、不安な気持ちの子どもたちも、きっと食欲がわくはず。下記のものは、自然解凍しても風味が落ちにくいと言われている冷凍食材です。冷凍食品も賢くローリングストックに活用してみてくださいね。
・パン
・フルーツ
・ゆで野菜(根菜やブロッコリー、ホウレンソウなど)
ほか、自然解凍OKの市販の冷凍惣菜(そうざい)もおすすめです。
おもてなしにも喜ばれる華やかドリンク
冷凍ベリーとサイダーを組み合わせたフロートは、見た目が華やか。ホームパーティーなどちょっとした集まりに出すと喜ばれる一品です。冷凍ベリーじゃなくても、好きな冷凍フルーツでつくれますよ。子どもたちの夏休みのデザートにもおすすめです。ぜひ一緒につくってみてください。
冷凍ベリーフロート
<材料>(1人分)
冷凍ベリーミックス…適量
サイダー…適量
氷…適量
バニラアイス…適量
<作り方>
① グラスに冷凍ベリーミックスと氷を入れる。冷凍ベリーと氷の割合は2:1が目安。
② 炭酸水を注ぐ。後でバニラアイスを入れた時に泡立つので、炭酸水があふれないよう気持ち少な目に注ぐ。
③ 仕上げにバニラアイスをのせる。
フルーツのビタミンで夏を元気に
フルーツの中には、冷凍に向かないものもあります。水分が多いリンゴやナシなどは味がうすく感じられますが、マンゴーやバナナなど水分が少ないフルーツは解凍してもおいしく食べられます。しかも、ビタミンが豊富なのもうれしいところ。冷凍フルーツ、ローリングストックにオススメです。もし災害が起こった時は、自然解凍して食事と一緒にとって、ビタミン不足を補いましょう。
<執筆者プロフィル>
中願寺あゆみ
料理家
雑誌・Webでのレシピ執筆、料理教室、ケータリングなど幅広く活動中。おつまみが得意。
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配信: 防災ニッポン