3.節電は無理なく、できることから
節電ポイントは上がり続ける電気代の補填になると思いますが、無理な節電をして別のところにお金が掛かっても意味がありません。特に冷房の適切な使用は熱中症対策の観点からも必要です。
節電につながる冷房使用時の工夫とは?
①設定温度を今までより1度下げる
②フィルターの掃除を適度にする
③扇風機・サーキュレーターを併用する
④部屋や室外機に直射日光が当たらないようにする
冷房以外での節電につながる工夫とは?
①冷蔵庫・冷凍庫の冷やしすぎや開けっ放しの解消
②待機電力の削減(使用頻度の低い家電のコンセントを抜く)
③照明やテレビなどの不使用時のスイッチオフ等
なお、電力量計(メーター)が従来の円盤が回る物ではなく、デジタル表示のスマートメーターであれば、電力会社のサイトなどに登録すると月日や時間ごとの電力使用量が確認できるケースもあるので、参考にすると良いでしょう。
過度な節電は続かず、生活に支障をきたしてしまう可能性もありますが、適切な電力の使用は家計にも環境への観点からも有効です。今までも節電に取り組んでいた方は下げられる余地が少ないので、節電ポイントの獲得には不利な面もありますが、これから節電に取り組む方にとっては、取り組む機会にもなります。
節電ポイントそのものは多額にはならない場合が多いと思いますが、これをきっかけに節電を継続できれば、長期に家計のプラスになります。無理はせず、できることから始めてみてはいかがでしょうか。
監修者・著者:ファイナンシャルプランナー 大野高志
1級ファイナンシャルプランニング技能士、CFP®(日本FP協会認定)。独立系FP事務所・株式会社とし生活設計取締役。予備校チューター、地方公務員、金融機関勤務を経て2011年に独立。教育費・老後資金準備、税や社会保障、住宅ローンや保険の見直し、貯蓄・資産運用等 多角的にライフプランの個別相談を行うとともにセミナー講師として活動しています。
配信: ベビーカレンダー(ライフ)
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