不安解消?学資保険を上手に活用

第131回 今日のこれ注目!ママテナピックアップ
子どもの大学までにかかる教育費用は、公立の場合で1000万円程度、すべて私立の場合なら2500万円程度といわれています。子どもの将来のために、学資保険に加入する人は増えていますが、学資保険はどういうシステムなのかわかりづらいことも…学資保険の正しい知識やメリットをまとめます。

不安解消?学資保険を上手に活用

●そもそも学資保険とは

学資保険は、基本的に教育資金を貯蓄することを目的とした保険をいいます。毎月一定額の保険料を支払い、教育費がかかる大学入学や高校入学といった時期に、まとまったお金が給付金として受け取れる、という商品が一般的。返戻率が100%を超え、支払った金額よりも多くのお金が返ってくる商品もあり、銀行に預けるよりもおトクなケースも多いようです。

●いつまでに入ればいい?

学資保険は、できることなら早めに加入したほうが安心。極端な例では、妊娠中に加入することができるものもあるのだとか。さすがに妊娠中は早すぎるんじゃ…という人も少なくないでしょう。しかし保険料は保護者や子どもの年齢が若いほうが安くなりますし、出産後しばらくは何かとバタバタして、保険契約どころではなくなる可能性も。保障される期間が長いほうがより安心で、期間が長いだけ月々の負担も少ないので、加入すると決めているなら、できるだけ早いほうがいいでしょう。

●どの保険を選ぶべき?

学資保険には大きく分けて、貯蓄型と保障型があります。満期時の満期金の返戻率が高いのは貯蓄型で、保険料支払い期間中に生じる親の死亡や高度障害、医療が必要な状況が生じた場合への対応も保障してくれるのが保障型です。家庭状況によってどちらが適しているかは異なりますが、一般的には貯蓄型のほうがオススメだそうです。理由は返戻率が高いこと。また貯蓄型と保障型の差額で考えると、貯蓄型に入って、さらに掛け捨ての医療保険に入ったほうが同じ保障内容でおトクになるケースも。経済的に余裕がある家庭の場合、短期間でまとめて保険料を納めることができる商品を選べば、保険料が割安になるので、前納をしたり、支払期間の短いものを選ぶといいかもしれません。

子どもの教育資金は、想像以上に高く、家計を圧迫することもあります。子どもの将来が心配…というパパやママは少なくありません。早めに対策しておくのも、ひとつの方法です。子どもの進学について、お金の問題で選択肢や可能性を狭めてしまうのはツラいこと。学資保険を有効に活用して、子どもの将来のためにしっかり蓄えておきたいですね。
(文・姉崎マリオ/考務店)

※本記事の情報は執筆時または公開時のものであり、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご注意ください。

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