
●友だちはママ友ばかりに…
ママになると、独身時代のように自由に時間を使うことができなくなります。出産前までは学生時代の友人や同僚などと一緒に、暇さえあれば美容室やネイル、ショッピング、飲み会、カラオケと好きなときに好きなことができたのに…と落ち込んでしまうママも少なくないのでは? それに加え、普段付き合う人たちも、同じく子を持つママ友ばかりになってしまいがち。とくに園ママの場合、ママ友と過ごす時間は多くなります。子どもとママ友に費やす時間の割合が大きくなりすぎて、独身の友だちとの時間が減っていき、まるっきり疎遠になってしまうことも珍しくないようです。
●非ママ友、独身女性の言い分!
どうして疎遠になってしまうのか? ネット上では、「時間や話が合わない」という声が多い印象。ママにとって自由な時間といえば、子どもが園や学校に通っている昼間の数時間です。しかし、独身の友だちはほとんどの場合、仕事中…。時間ができる仕事終わりの夜になると、ママは子どもや旦那のお世話に追われる時間です。そもそも会う時間があまりないのに加え、ママの話は家庭や育児の話になってしまいがち。子どもがいない友だちにとってはあまり興味がないのは当然かもしれません。また、「早く結婚しなよ!」「子どもは可愛いよ!」などの話題も「なんで上から目線なの?」と反感を買うことにつながるケースもあるので、要注意!
●疎遠になってもいつかママ友に?
ママになって、たしかに友だちが減ったと感じる人は少なくないようです。しかし、ネット上では「環境が変われば友だちも変わる」「ママならではの新しい交友関係(ママ友など)が広がる」という前向きな意見が意外にも多く見られました。また、「一度疎遠になってしまっても、友だちがいずれ結婚して出産することもある。今度はママ友になってまた付き合いが始まった。」というママも。子育てが落ち着いたり、同じ立場になったときに、交友関係が元に戻ることもあるようです。
子連れだと迷惑をかけるかも…という心配から、外出や友だちに会うことを躊躇するママもいますよね。もしかしたら、自分から友だちを遠ざけているのかもしれませんよ。頻繁に会う人だけが友だちではありません。半年に1回、年に1回でもいいので、遠慮せず、連絡してみてはいかがでしょうか?
(文・明日陽樹/考務店)