内縁の夫がいる女性が知っておくべき7つのことを弁護士が解説

内縁の夫がいる女性が知っておくべき7つのことを弁護士が解説

3、内縁の夫から生活費はもらえる?

法律婚の場合、夫婦は互いに協力して生活しなければならないという協力・扶助の義務があります。(民法第752条)

そして、内縁関係の場合も法律婚と同様に夫婦の協力・扶養の義務が発生します。

そのため、内縁の夫から生活費をもらうことができます。

ただし、夫婦の協力・扶養の義務は、あくまでも夫婦で互いに助け合うための義務です。

あなたも仕事をしている場合であれば、生活費を分担して負担する必要があります。

また、あなたが専業主婦で内縁の夫の収入で家計を支えている場合でも、家事をするなど内縁の夫を助けて支える義務があります。

4、内縁の夫との間に子どもが生まれたときにやるべきこと

法律婚の夫婦の間に子どもが生まれれば、何も手続きをしなくても子供と父親は法律上の親子になります。

そして、母親と父親が子供の親権者です。

一方で、内縁関係の夫との間に子どもが生まれた場合は、子供と父親に法律上の父子関係は自動的には生じません。

親権は母親の単独親権になります。

そのため、父子関係を明確にするには、内縁の夫が子供を「認知」する必要があります。

もし認知をしてもらわなければ、内縁の夫が死亡した場合の相続権が子供に発生しません。

また、養育義務も発生しないため、内縁の夫に養育費を請求できなくなります。

こうしたトラブルを避けるためにも内縁の夫に認知してもらい、法律上の父子関係を明確にしておくべきです。

認知をしてもらう方法の詳細については、こちらの記事をご確認ください。

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