「大腸がん」になると現れる症状はご存知ですか?医師が監修!

「大腸がん」になると現れる症状はご存知ですか?医師が監修!

大腸がんは、日本人の発がん順位の3位のがんです。

多くの患者さんがおられますが、早期発見・早期治療で術後の生存率がとても高く回復する可能性の高いがんでもあります。

自覚症状が少ないため、発見が遅れることが多いがんですから積極的に検診を受けたり症状の有無を気にすることが大切です。

今回は大腸がんの原因や症状、そして治療法・がん検診について詳しく説明します。

大腸がんの原因と症状

大腸がんはどのような病気ですか?

大腸がんは、大腸の内側の粘膜の部分に発生するがんです。

ポリープからがんに変異するケースと正常な細胞が直接がんに変異するケースがあります。自覚症状が少ないことから、定期的な検診をおすすめしています。

便潜血検査などの簡単な検査から始めるとよいでしょう。

大腸がんの原因が知りたいです。

大腸がんの要因として考えられることは、運動不足・食物繊維不足・肥満・飲酒などが考えられます。

また、家族に大腸がんの発症歴がある場合は、リスクが高いとされています。

腸の病気の影響でがんになりやすいという事例もありますので、気を付けましょう。

腫瘍の位置によって症状は異なりますか?主な症状を教えてください。

盲腸・上行結腸・横行結腸などで発症した場合は、症状を発見しずらくがんが大きくなってから腹部のしこり・血便による貧血・体のだるさなどの症状が見られます。

下行結腸・S字結腸で発症した場合は、便通異常があり気づくことが多いです。症状が進むと腹痛などの症状が現れます。

直腸で発症した場合は、出口に近いため出血があることで気づく方が多いです。がんが進むと、腹痛や残便感が現れます。

早期の段階では無症状のことが多いのですね。

自覚症状がほとんどありません。がんが進行すると、血便・下血・下痢・便秘・残便感・腹痛・貧血・体重減少が見られます。

大腸がんの診断と治療方法

受診の目安を教えてください。

大腸がんは、症状が現れにくいため、便鮮血検査などを年に1回以上、計画的に行うことが大切です。

しかし、実際には、多くの方は症状が現れてから病院に行くことが多く見られます。

この場合、大腸内視鏡が可能である専門の消化器科に相談することが必要です。

大腸がんを疑ったらどのような検査を行いますか?

便潜血検査の結果医師から精密検査を勧められたり症状が出ていたりしている状態でしたら、大腸内視鏡検査が必要です。

大腸内視鏡検査は、肛門から内視鏡(大腸カメラ)を挿入して観察する方法です。

直接観察するため、病変をはっきり確認することができます。また、3DCT検査が実施されることもあります。

病気の進行によって分類があると聞きます。

大腸がんは、その進行によって5つのステージが定められています。

ステージ0:がんが粘膜上にある

ステージⅠ:がんが大腸の壁にとどまっている

ステージⅡ:がんが大腸の壁にまで浸潤している

ステージⅢ:リンパ節への転移がある

ステージⅣ:他の臓器への転移がある

このように段階に分かれていますから、できるだけ初期の段階に発見するように日頃から気を付けること・検診を受けることを大切にしてください。

大腸がんの治療方法を教えてください。

がんの治療法には、内視鏡検査・手術・薬物療法・放射線治療・早期がんでは、内視鏡的な治療があります。

治療は患者さんのがんの進行度合い・体調・年齢・合併症などを考慮して決定されます。

がんが切除できる場合とできない場合で治療法を決めなければなりません。がんの進行の状況によって、適切な治療法を決定します。

内視鏡的治療では、盛り上がった腫瘍に対して行われる治療で、高周波電流により腫瘍を焼き切るポリペクトミー、盛り上がっていない2cm以下の腫瘍に対して行われる治療で、腫瘍ができている粘膜の下に液体を注入し、焼灼するEMR(内視鏡的粘膜切除術)、盛り上がっていない腫瘍で、EMRでは取れないような大きさの腫瘍が対象で、腫瘍ができている粘膜の下に液体を注入し、腫瘍を盛り上がらせてから、腫瘍の周囲を内視鏡の先端についた電気メスで焼き切り、粘膜下層からはがし取るESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)があります。

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