
●温度管理をしっかり!
車内の温度が適温でないと、子どもが嫌がる可能性大。とくに春先から夏にかけては、車内の温度がかなり高くなりがち。事前に窓を開けておいたり、保冷剤でチャイルドシートを冷やしたり。サンシェードやバスタオルを利用して、チャイルドシートが熱くならないよう工夫をするといいそうです。
●自宅で座る練習!
取り外しが簡単なチャイルドシートの場合、自宅に持ち帰ってシートに慣れさせるのも効果的。テレビを見るときや絵本を読み聞かせるときなどに利用し、シートに座っている間に楽しい体験をさせましょう。「特等席」と呼んで、特別感を出すと、子どもは嬉しくなるので、オススメです!
●乗車中は楽しい雰囲気作りが大切!
バックミラー越しにコミュニケーションをとったり、子どもの顔が確認できる鏡を設置したりして、いつも様子が分かるようにしてみましょう。さらに歌をうたったり、声かけの回数を増やしたりするなど、子どもの様子をこまめにチェックしながら、寂しさや退屈さを感じさせないことが効果的。
とくに後部座席にチャイルドシートを取り付けている場合、子どもは寂しくて泣いてしまうことも少なくありません。入眠グッズのタオルやお気に入りのぬいぐるみなどがあれば、持たせてあげるだけで落ち着くこともあるそうです。
●ニオイを良くする
芳香剤や車の独特のニオイが苦手で、泣く子も多いのだとか。車内は密室なので、ほのかな芳香剤でも、子どもにとってはきつく感じることも。できるだけ無香料の消臭剤を使い、車内の換気はこまめにするといいそう。とくに車酔いしやすい体質だと、ニオイが原因で気分が悪くなる場合もあるので、注意が必要です。
●チャイルドシートの調整はこまめに
意外に知られていないことですが、チャイルドシートは成長に応じてクッションを取り外す、ベルトを緩めるなど、サイズ変更ができるように設計されています。子どもは日々、成長を続けるもの。こまめにサイズの確認や調節をするように心掛けましょう。
また、チャイルドシートは体を守るために、しっかりホールドされるように設計されていますよね。そのため成長の早い子どもは、頭を固定する部分やベルトの締め付けがすぐに窮屈になり、痛くて泣いてしまうこともあるそうです。このように、シートの微調整は子どもが快適に座れるかどうかに、大きく関係しています。
安全のためのチャイルドシートも、きちんと乗ってくれなければ法令に違反するだけでなく、命の危険にも関わってきます。しかし、ただ乗せればいいだけではありません。パパ・ママが工夫すれば、チャイルドシート嫌いが治るかもしれませんよ。こまめに様子を見ながら、しっかり気を配ってあげたいですね。
(文・姉崎マリオ/考務店)
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