子ども用の自転車はどう選ぶ?インチ別のおすすめ15選をチェック!

第33回 子どもに喜ばれるプレゼントを選びたい!
子ども用自転車を選ぶときには、どのような点に注意するとよいのでしょうか?子どもが安全に楽しく自転車に乗るための、自転車選びのポイントを紹介します。最適な自転車選びに役立つ、サイズ別のおすすめ自転車もチェックしましょう。

子ども用自転車の選び方

子ども用自転車は身長に合うサイズでなければなりません。加えて、必要に応じてぴたっと止まれるよう、ブレーキを子どもがしっかり握れるかも確認します。安全基準を満たしていることもチェックが必要です。

子どもの身長に合ったサイズを選ぶ

安全に乗れる自転車を選ぶには、子どもの今の身長に合う自転車を選びましょう。すぐに大きくなるからと大きいサイズの自転車を用意すると、足が地面につきにくく転倒のリスクが高まります。

さらにブレーキまで十分に手が届かない場合には、止まるべきときにブレーキを操作できずに大きなけがにつながる可能性があります。けがをすると自転車を「怖い」と感じ、乗るのを拒否するかもしれません。

子どもの身長に合うサイズの自転車を選べば、けがの危険性を最小限に抑え、安全に自転車に乗れます。

ブレーキの握りやすさ

子ども自身がしっかり握れるブレーキかどうかも確認しましょう。ブレーキがかたいと十分に握れず、止まりたいときに止まれません。大人が無理なく握れると感じても、子どもの小さな手や弱い握力では握れないこともあります。

小さな手で握りやすい大きさやかたさのブレーキか確認するには、実際に子どもに握らせてみるとよいでしょう。サドルにゆったり座った状態で握れるか試すと、実際に自転車に乗ったときに近い状態で確認できます。

安全面もしっかり考慮を

安全面もよく確認しましょう。まずチェックするのは「BAAマーク」の有無です。JISマークを元に、一般社団法人自転車協会が定めた90項目の安全基準をクリアした自転車に付与されます。

マークがついている自転車であれば、雨の日でもブレーキを握ると安全に止まれますし、フレームの強度も十分です。ほかにもハンドル・ペダル・サドルなど自転車全体のチェックも行っており、十分安全であると確認されています。

夕方以降の暗い時間帯にも乗る予定があるなら、ライトや反射板・反射鏡の有無も見ておきましょう。車や歩行者から見えやすく、事故の予防につながります。フレームに明るい色を選ぶのもポイントです。

参照:自転車の安全基準 BAA|一般社団法人自転車協会

自転車のサイズの合わせ方

子どもに合うサイズの自転車を選ぶときには、身長別のおすすめサイズで目安をチェックします。その上で、実際にサドルにまたがって乗りやすさを確認すると、ちょうどよいサイズの自転車を見つけやすいでしょう。

身長別おすすめのサイズ

身長によって、合うサイズの自転車をある程度絞れます。まずは子どもの身長に合うサイズを確認しておくと、自転車選びがスムーズです。

・12インチ:80cm~
・14インチ:90cm~
・16インチ:102cm~
・18インチ:103cm~
・20インチ:113cm~
・22インチ:116cm~
・24インチ:131cm~

ただし、乗ったときのサイズ感は自転車によって異なります。同じインチ数の自転車でも、メーカーやデザインが違えば乗り心地も変わるため、子どもの身長のみではインチ数を決められません。

インチ数と身長の組み合わせでサイズの目安を調べたら、購入予定の自転車に子どもをまたがらせ、実際のサイズ感を確認します。

サイズを選ぶときのポイント

実際に自転車へまたがらせたときには、両足の爪先が地面に届いているかをチェックします。両足がぴったり地面に着く高さではこぎにくい可能性がありますし、爪先が地面に着かない高さでは止まりたいときに転倒する恐れがあり危険です。

高さの目安は、爪先で支えられる程度と覚えておきましょう。両足の爪先が地面に着いていれば、止まっているときに自転車を支えられると同時に、ペダルをこぎやすい高さでもあります。

併せて、自転車の重さにも注意します。重すぎる自転車では左右にブレやすく、バランスを取りにくいからです。子ども自身で起こせるような、できるだけ軽い自転車を選ぶと扱いやすいでしょう。

「12インチ」子ども用自転車おすすめ

12インチの自転車は、2~4歳くらいで自転車に乗り始めるときの最初の1台として選ぶケースが多いでしょう。そのため練習をしやすい、ペダルを外しても使えるタイプや軽いタイプがおすすめです。

ジーニアスメーカー「ケルコグバイク」

ペダルでこぐことも、キックバイクとしても乗れる自転車です。蹴って自転車特有のバランス感覚を覚えてからペダルへ移行すれば、スムーズに乗れるようになるでしょう。

独自のペダルユニットは工具を使わず、EZボルトを手で回すだけで簡単に着脱できます。ペダルありなしのチェンジは3分間ほどで終わるため、兄弟姉妹で順番に乗るときや、練習方法を変えたいときにもすぐに対応可能です。

ペダルなしで4.6kg・ペダルありで5.8kgと軽量で持ちやすいため、子どもでも扱いやすい自転車です。公道の走行はできないため、乗るのは公園内や自宅の敷地内などに限られます。

・商品名:ケルコグバイク

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ヨツバサイクル「ヨツバ ゼロ 12」

キックバイクから自転車への乗り換えを検討している人におすすめの自転車です。一般的なキックバイクに用いられている12ホイールサイズを使用しているため、いつもと同じ大きさのコンパクトな車体で違和感なく乗りやすいでしょう。

軽量のアルミフレームが使われており、ペダルありで6.2kgと扱いが簡単な点もポイントです。反射板もついており、安全性にも配慮されています。

オフロード走行もできる仕様のため、でこぼこ道や砂利道でも走れる自転車です。公園で遊ぶときにはもちろん、アウトドアでのレジャーでも活躍するでしょう。

はっきりした色合いのカラーバリエーションも魅力です。ピンクや赤のほか、水色とオレンジ色の組み合わせなどもあります。

・商品名:ヨツバ ゼロ 12

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ROCKBROS「Nemo」

ブレーキをしっかり握れるよう調整しやすいのが特徴の自転車です。ハンドルの高さと角度はもちろん、ブレーキの握り幅や角度も変えられます。加えて、グリップが滑りにくい素材でできているため、子どもがブレーキを握り込みやすいよう整えられます。

タイヤの幅は約6cmと広く、パンクしにくく滑りにくいのも特徴です。子どもが乗っても安定して走れます。

競技用自転車のBMXを参考にした頑丈なフレームで、安全性に優れています。重量は9kgと一般的な12インチの自転車よりも軽く、扱いやすいでしょう。堅牢さと軽さを併せ持つ自転車といえます。

・商品名:Nemo

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「14インチ」子ども用自転車おすすめ

3~4歳で身長90cmくらいになると、14インチの自転車を選ぶ子どもが多いでしょう。成長してはいますが、大きく足を上げまたぐ・ぎゅっとブレーキを握るなどの動作は、まだ難しいかもしれません。そのため子どもが乗りやすく工夫されている自転車を選びましょう。

ブリヂストン「エコキッズカラフル」

カラフルでかわいい色づかいの自転車を探している人におすすめです。ライトピンク&マゼンダ・ミント&ライトブルー・ラベンダー&ピンクの3種類があります。

かわいらしいのはもちろん、安全性やサポートのしやすさも考えられています。アジャスターつきのブレーキは握り込みやすいよう、手の大きさに合わせてレバーの位置を調整可能です。加えて後部にはリアキャリアがあるため、後ろから補助がしやすくなっています。

スカートでもさっと乗りやすいよう、U型フレームを採用しているのもポイントです。かわいく乗りやすい自転車のため、日常的に活躍しやすいでしょう。

・商品名:エコキッズカラフル

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ブリヂストン「エコキッズスポーツ」

V型フレームがまたぎやすい、スポーツタイプの自転車です。3~4歳で乗る場合、自転車へまたぐときに大きく足を上げる動作をしにくいことがあります。V型フレームならスムーズに乗り降りでき、利用しやすいでしょう。

スポーツタイプの自転車は、かごが付属していなかったり小さかったりする場合がありますが、エコキッズスポーツには大きめのかごが付属しています。荷物があるときにはかごに入れられるため、持ち運びが楽ちんです。

・商品名:エコキッズスポーツ

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トップワン「CHIBICLE」

レトロな雰囲気がおしゃれな子ども用自転車です。レッド・グリーン・ライトブルー・ネイビーの4色が展開されています。どれもサドルやハンドルは、ブラウンで落ち着いた雰囲気です。

見た目はもちろん機能性も十分に備わっています。前かごには反射板がついており、周りに自転車で走行していることを知らせやすいでしょう。危険を伝えるベルも標準装備として付属しています。

またサドルはお尻が痛くなりにくい仕様のため、座りやすい作りです。大人が補助しやすいよう、サドル後方にはハンドルもついています。

・商品名:CHIBICLE

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「16インチ」子ども用自転車おすすめ

16インチの自転車は、4~5歳で身長100cmを超えたぐらいから合うサイズです。座りやすいサドルかどうか、重すぎないかなどの機能性と同時に、カラーバリエーションもポイントといえます。

アイゼル「Ravi」

スノー・アーミー・ピーチ・マリンなど、おしゃれなカラーリングが魅力的な自転車です。9色から選べるため、きっと気に入る色が見つかるでしょう。

もちろん機能性の高さも魅力です。軽量化により重量は約7kgと子どもでも扱いやすく、サドルはクッションが厚く作られているためお尻が痛くなりません。

加えてチェーンカバーがついているため、汚れはもちろん衣類の巻き込みも防止できます。カバーはデザイン性のあるスケルトンのため、全体のおしゃれな雰囲気を邪魔しません。

・商品名:Ravi

・Amazon:商品はこちら

コーダーブルーム「asson K16」

補助輪が装備されており、初めての自転車でもすぐに走り回って遊べます。軽量のアルミフレームでできているため、取り回しのよさも抜群です。マットな優しい色合いで、シンプルな自転車が欲しい人にもおすすめです。

また、フルケースのカバーでチェーンが覆われており、巻き込みを防ぎます。チェーンに衣類が巻き込まれるのを防ぐため、走りに集中できるでしょう。

加えて、泥除けも標準装備で、安全性にも汚れ対策にも配慮しています。

・商品名:asson K16

・楽天:商品はこちら

チャリンクス「REEDSPORT」

シンプルなデザインで男女問わず乗りやすい自転車です。レッド・ピンク・イエロー・ブルーなど、鮮やかな7色から選べます。

子どもが乗るための自転車として安全対策も十分です。握りやすいブレーキレバーは、子どもの手に合わせてビスで開き具合を調整できます。

加えて、タイヤと補助輪の間隔が十分に空いているため転倒しにくく、補助輪と地面との間に余裕を持たせているためカーブを曲がりやすい仕様です。

・商品名:REEDSPORT

・Amazon:商品はこちら

「18インチ」子ども用自転車おすすめ

18インチの自転車に乗り始めるのは、5~6歳ごろからです。これまでキックバイクで遊んでいた場合には、補助輪なしで自転車に乗り始められるかもしれません。これから自転車の練習を始めるなら、キックバイクとしても自転車としても使えるタイプだと練習しやすいでしょう。

ルイガノ「K18 lite」

キックバイクからの乗り換えにおすすめな、ストレートハンドルの自転車です。補助輪はついていないため、キックバイクですでにバランス間隔が養われており、補助輪なしでもスムーズに乗れる子どもに向いています。

アルミ製のフレームやホイールを採用しているため、全体の重量は8.4kgと軽量です。軽く扱いやすいため初めての1台にも向いています。スポーティーなかっこいいデザインも魅力的です。

・商品名:K18 lite

・楽天:商品はこちら

ピープル「ケッターサイクルII」

キックバイクとしても使える自転車です。超低床サドルにできるため、両足がしっかり地面に着き、足蹴りで進みやすい姿勢を取れます。キックバイクが未経験でバランスを取る練習から始めるのにぴったりです。

子どもが「自転車に乗りたい」と思ったタイミングでペダルを取りつけられるのも特徴です。取りつけにかかる時間は約5分と短時間のため、子どものやる気を逃しません。

さらに、体の成長に合わせサドルを高くできるだけでなく、サドルとハンドルの幅を広げられる構造になっています。18インチの「ケッターサイクルII」であれば、調節しながら4歳から最長5年乗り続けられます。

・商品名:ケッターサイクルII

・楽天:商品はこちら

ハマー「KIDS18-OH」

補助輪を外す練習をしたい人におすすめの自転車です。折り畳める補助輪がついているため、最初は補助輪を2つとも広げて、慣れてきたら片方のみ、最終的には両方たたんでチャレンジというように、練習の進み具合によって調整しながら乗れます。

またタイヤが太めのため、補助輪なしでも比較的安定感があり乗りやすいのもポイントです。練習中に大人が後ろからサポートしやすいよう、サドルに取っ手がついています。

・商品名:KIDS18-OH

・Amazon:商品はこちら

「20インチ」子ども用自転車おすすめ

6~7歳から乗り始め、小学校高学年ぐらいまで乗る20インチの自転車は、変速ギアやスピードメーターが備わっている機能性の高いタイプもあります。遊びや習いごとへ行くときの移動手段として利用することもあるため、使い勝手を考慮し選ぶのがおすすめです。

トップワン「子供用自転車 NV206」

籐のような前かごがおしゃれな自転車です。ほどよいサイズで塾や習いごとの道具も入れられます。

タイヤの回転によって発電するダイナモライトで、暗くなってからの走行も安心です。ライトは軽い力で操作できます。また、駐輪中の防犯に役立つ後輪錠もついています。ワイヤー錠では紛失が心配な人にもおすすめです。

さらに、手元で簡単にギアチェンジできるシマノ製6段変速のグリップシフターも標準装備しているため、坂道でも疲れにくいでしょう。実用的な機能満載の自転車です。

・商品名:子供用自転車 NV206

・Amazon:商品はこちら

あさひ「ドライド S3」

腕時計にもなるスピードウォッチが標準装備された、スポーティーでかっこいいデザインが特徴です。6段変速のギアチェンジは、軽い力で操作できます。

セミスリックタイヤが採用されており、道路はもちろん砂利道でも走りやすい仕様です。加えて、サドルが厚めに作られているため、乗っていてもお尻が痛くなるのを防ぎます。後輪錠・ライト・前かごなど、必要な機能はすべて標準装備です。

・商品名:ドライド S3

・楽天:商品はこちら

アイトン「ARCHNESS AIT206-1」

使わないときはコンパクトに収納できる折り畳み自転車です。前輪と後輪を合わせるように2つ折りにすれば、物置や玄関にも収納しやすくなります。

サドルの下には駐輪するときに使えるワイヤー錠が備えられており、防犯に有効です。またLEDライトが付属しているため、暗くなってきたらさっと点灯できます。

ほかにも6段変速ギアも備えられているなど、十分な機能を備えた自転車です。

・商品名:ARCHNESS AIT206-1

・Amazon:商品はこちら

まとめ

子ども用の自転車を選ぶときには、身長を基準にインチの目安を確認します。その上で購入予定の自転車にまたがってもらい、本当にサイズが合っているか確認しましょう。両足の爪先が地面に着く高さであることや、ブレーキをぎゅっと握り込みやすいかがチェックのポイントです。

さらに、成長に従い自転車に必要な機能は変わってきます。自転車を練習し始める段階では、かごや鍵はなくても構いませんが、移動手段として利用する年齢になると、あった方が便利です。

紹介した自転車を参考にしつつ、子どもに合うサイズや機能性のものを選びましょう。

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