フジオプロ旧社屋をこわすのだ!!展「ねぇ、何しに来たの?」が東京・中落合にて開催

東京・中落合にある、漫画家・赤塚不二夫氏が設立したプロダクション「フジオプロ」の旧社屋にて、「フジオプロ旧社屋をこわすのだ!!展『ねぇ、何しに来たの?』」が9月29日(木)より開催される。

たくさんの作品が生まれた場所

1970年、新宿区中落合にあった古い木造家屋に引っ越してきた「フジオプロ」。78年に鉄骨造地上3階建ての仕事場兼赤塚不二夫氏の自宅に建て替えられ、改装を繰り返しながら40年以上が経過。老朽化が進んだため、ついに取り壊すことに。

仕事に限らず遊びでも、赤塚氏を中心にいろんな人が楽しいことをして、たくさんの作品が生まれた場所「フジオプロ」。このままただ壊してしまうのはもったいないと感じ、この建物とさよならする前に、様々な分野から多くの人に参加してもらい、何か一緒に楽しいことをすることこそフジオプロ的なのではないか?と考え、イベント開催が決定した。

原画展示やライブなどを実施

建物内では、“バカは真面目に”をモットーに展示やイベントが行われる。

赤塚不二夫氏の代表作「天才バカボン」「ギャグゲリラ」に加え、この建物で生まれた作品「花の菊千代」の原画を見ることができる。このほか、同氏をオマージュしたアート作品、同氏が暮らした部屋にて1960年代から2002年までの写真約1000枚、フジオプロの年表などの展示や、秘蔵プライベートフィルム上映、なつかしのグッズ、ライブやトークショーなど。「いま」と「破壊」を楽しむありえない展覧会だ。物販も行われる(現金のみ)。

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