イカはコレステロールが多いから食べないほうがよい?
イカ100gあたりのコレステロール含有量は250mgです。
イカは魚介類の中でもコレステロールが多く、食べすぎるとコレステロールを摂りすぎる恐れがあります。
コレステロールの摂りすぎは、悪玉コレステロール値を上げて動脈硬化の原因となり、心筋梗塞や脳梗塞を引き起こすことがあります。
コレステロール値が気になる方は、食べ物からのコレステロール摂取量を1日200mg以下に抑えることが勧められています。
これはイカを80g食べると超えてしまう量であるため、食べすぎは禁物です。
またイカを食べる際は、コレステロールを排出してくれる働きのある食物繊維を意識して摂るとよいでしょう。
※参照:文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」,一般社団法人日本動脈硬化学会「動脈硬化性疾患予防ガイドライン2022年版」
イカの栄養を効率的に摂る食べ方
イカの栄養素をムダなく効率的に摂るためには、どのような食べ方がよいのでしょうか。
管理栄養士おすすめの食べ方の例を紹介します。
油と組み合わせてビタミンEの吸収率をアップ
イカに含まれるビタミンEは、脂溶性ビタミンといい油と組み合わせることで吸収率が高くなります。
イカは脂質が少ないゆえ、ビタミンEを効率的に摂るなら、油を使う炒め物や揚げ物などの調理法や、副菜に油を使ったメニューを選ぶなどの工夫をするとよいでしょう。
ほうれん草やブロッコリーをあわせてイカに含まれない栄養を補給
イカにはビタミンAやビタミンC、食物繊維などがあまり含まれません。
これらを含む、ほうれん草やブロッコリー、にんじんなどの色の濃い野菜と組み合わせるとよいでしょう。
炒め物や和え物として一緒に調理したり、副菜にサラダやスープを取り入れたりするのがおすすめです。
配信: トクバイニュース