ベビーモニターのおすすめ15選!選び方とタイプ別の機種を紹介

第51回 どれがいいの?子育てグッズ
赤ちゃんが近くにいると気が張って、思うように体を休められない人もいるのではないでしょうか?赤ちゃんと離れるときに便利なのが、ベビーモニターです。あると便利な機能やおすすめの機種など、ベビーモニター選びに役立つ情報をまとめて紹介します。

ベビーモニターの役割は?

ベビーモニターを使うと、どのようなメリットがあるのでしょうか?まずは、ベビーモニターの役割・使える場面を解説します。

離れた場所から赤ちゃんの安全を見守る

ベビーモニターはカメラで撮影した赤ちゃんの様子を、離れた場所からモニターで確認する機械です。なかには、モニターの代わりにスマートフォンを使う商品もあります。

とくに寝返りを始めた赤ちゃんは、うつぶせによる窒息の危険性が高まります。ただ、朝から夜まで付きっきりで赤ちゃんの様子を見守るのは、負担がかかるのも事実です。

そこで、赤ちゃんの近くにカメラを設置しておけば、同じ部屋にいなくても様子を見守ることが可能です。赤ちゃんが起きたタイミングで駆け付けられるので、寝ている時間に料理・掃除などの家事をしたり、お茶を飲んで休憩したりできます。

ベビーモニターは機能性と安全性で選ぼう

ベビーモニターは便利だからこそ、正しく使う必要があります。赤ちゃんに使うベビーモニターに必要な機能や、安全性を確認する方法を紹介します。

動きを音・光で通知する「検知機能」

ベビーモニターを選ぶときには「検知機能」が搭載されているかを確認しましょう。検知機能は動きにセンサーが反応し、音・光などで知らせてくれる機能です。

検知機能が充実しているほど、赤ちゃんの小さな異変に気付ける可能性は高まります。別室にいる赤ちゃんの声を察知するマイク付きのベビーモニターもあるので、映像だけでは見逃してしまう細かな変化に気付いて対応できます。

また「すぐ行くよ」「少し待っていてね」など、赤ちゃんに声をかけて不安を和らげることも可能です。

就寝中をサポートする「赤外線機能」

ベビーモニターには、睡眠中の赤ちゃんの様子を見守る「赤外線機能」がある商品を選びましょう。厚生労働省の調査からも、赤ちゃんが突然死亡する「乳幼児突然死症候群(SIDS)」の多くは睡眠中に発生していることが分かっています。

ただ1年もの間、赤ちゃんの様子を四六時中見守り続けるのは不可能です。ベビーモニターに赤外線機能が付いていると、暗い場所でも赤ちゃんの様子を見守れます。

さらに検知機能があれば、赤ちゃんがうつぶせになったタイミングで知らせてくれるので、より迅速に対応することが可能です。

参考:乳幼児突然死症候群(SIDS)について|厚生労働省

「技適マーク」で安全性を確認

店舗や通販サイトなどでは、日本製だけではなく、海外で作られたベビーモニターもたくさん販売されています。ベビーモニターを購入する場合には必ず、商品のパッケージ・底面などに「技適マーク」があるかを確認しましょう。

技適マークは電波法令の基準を満たした商品に与えられるもので、日本国内で使用できるかの判断基準にもなります。技適マークが付いていないベビーモニターを使用すると、法令違反になる恐れがあるため注意が必要です。

参考:総務省 電波利用ホームページ|電波監視|外国製無線機

ネットなしで使える「ワイヤレスタイプ」

ワイヤレスのベビーモニターなら、ネット環境が整っていない家でも使用できます。まずは、赤ちゃんの見守りに役立つ機能が付いたベビーモニターを4つ紹介します。

パナソニック「ベビーモニター KX-HC705」

大手の家電メーカー「パナソニック」が手掛ける日本製のベビーモニターです。「2倍ズーム機能」が搭載されており、離れた場所からでも赤ちゃんの表情を確認できます。

また、音を検知すると自動で子守唄・胎内音が再生されるため、就寝中の赤ちゃんが目を覚ましたときにも安心です。

モニターには折り畳み式のスタンドが付いているので、料理・掃除などをしながら赤ちゃんの様子を見守れます。

・商品名:パナソニック「ベビーモニター KX-HC705」

・Amazon:商品はこちら

YISSVIC「ベビーモニター 見守りカメラ」

マイク機能が搭載されたベビーモニターで、パパ・ママなどの声を赤ちゃんに届けられます。映像で気になった場所を確かめられるズーム機能は、赤ちゃんのわずかな異変を捉えるのに役立ちます。

夜には自動で赤外線ライトのスイッチが入るため、モードを切り替える必要がありません。暗い部屋でも赤ちゃんの様子を見守ってくれます。

授乳タイマー・温度チェック機能など、育児に便利な機能が搭載されたベビーモニターです。

・商品名:YISSVIC「ベビーモニター 見守りカメラ」

・Amazon:商品はこちら

HBLIFE「ベビーモニター」

遠隔操作に力を入れたベビーモニターで、離れた場所にいても200mまでなら赤ちゃんの見守りができます。戸建てに住んでいる人はもちろん、洗濯物を干したり玄関の掃除をしたりと、一時的に赤ちゃんとの距離が離れる場合でも安心です。

カメラとモニターそれぞれにマイクとスピーカーが搭載されており、離れた場所からトランシーバーのように会話ができます。

持ち運びしやすい充電式のモニターで、用事をしながらでも常に赤ちゃんの様子を確認できるのがポイントです。

・商品名:HBLIFE「ベビーモニター」

・Amazon:商品はこちら

REDHill「ワイヤレスベビーカメラ」

授乳タイマー・ワイヤレス通信など、16の機能が搭載されたベビーモニターです。高さ約13cmのコンパクトなカメラなので、かさばる心配もありません。

また、カメラは壁にかけて使えるので、防犯カメラのように高い位置から部屋全体を撮影することも可能です。

赤ちゃんの動きに合わせてカメラが上下左右に動き、活発な赤ちゃんの様子をしっかりと捉えます。モニターは文庫本ほどの大きさで重さは195gと軽量です。スタンド付きで、テレワーク中や作業しながらの見守りにも役立ちます。

・商品名:REDHill「ワイヤレスベビーカメラ」

・Amazon:商品はこちら

場所を選ばない「スマホ連動タイプ」

スマートフォンと連動できるベビーモニターは、移動の際にも役立ちます。専用モニター付きの商品と、設定から操作・確認までがスマートフォンで完結する商品を、まとめて紹介します。

トリビュート「デュアルタイプベビーカメラ BM-DW01」

専用モニターとスマートフォン、両方から赤ちゃんの様子を確認できる商品です。モニターは4.3インチのゆったりとした画面で、ズーム機能も付いています。

スマートフォンからもカメラの上下・左右の首振りを設定できるので、様々な角度から赤ちゃんの様子を見守れます。

赤ちゃんの表情を確認できるズーム機能や、暗い部屋でも使える暗視機能などが搭載されており、時間を選ばずに使用できるのもポイントです。

・商品名:トリビュート「デュアルタイプベビーカメラ BM-DW01」

・Amazon:商品はこちら

パナソニック「ベビーカメラ KX-HBC200-W」

Wi-Fiで簡単にスマートフォンに連動できる「ペアリング機能」が搭載されたベビーモニターです。専用のモニターはなく、スマートフォンで赤ちゃんの様子を確認します。

SDカードに映像を残せるため、赤ちゃんの睡眠時間・動作などを細かく記録しておきたい人にもおすすめです。

「タイムラプス」機能を使うと約10倍速で動画を再生できるので、時間をかけずに赤ちゃんの様子を確認することが可能です。

・商品名:パナソニック「ベビーカメラ KX-HBC200-W」

・Amazon:商品はこちら

セキュオン「ハイブリッドデジタルベビーモニター BMB500」

防犯カメラのように天井・壁に設置できるベビーモニターなので、好奇心が旺盛な赤ちゃんに触られる心配がありません。また、100万画素の高画質モデルで、高い場所からでもしっかりと赤ちゃんの様子を撮影できます。

専用のモニターは5インチの見やすい画面で、指でタッチして操作する仕組みです。モニターから遠隔操作で上下90度・左右270度にカメラの向きを変えられるので、好きな角度から赤ちゃんが見られます。

さらに専用のアプリをダウンロードすることで、スマートフォンから赤ちゃんの様子を確認することも可能です。

・商品名:セキュオン「ハイブリッドデジタルベビーモニター BMB500」

・楽天:商品はこちら

画質重視の人におすすめなベビーモニター

画質の良いベビーモニターは、暗い場所でも赤ちゃんの表情・動きをしっかりと確認できます。画質に力を入れているベビーモニターを3つ紹介します。

アトムテック「ATOM Cam2」

縦・横・高さがそれぞれ約5cmのコンパクトなベビーモニターで、設置する場所を選びません。1080pの高画質に8倍デジタルズーム機能が付いており、赤ちゃんの表情を細かく確認できます。

専用のモニターはなく、スマートフォンで操作・確認をするタイプです。複数カメラの映像を1画面で見られるので、様々な角度から赤ちゃんの様子を見守れます。

また「カラーナイトビジョン」により、暗い場所でも赤ちゃんの表情・動きを確認しやすいのもポイントです。防水タイプで、使いやすさに配慮したベビーモニターです。

・商品名:アトムテック「ATOM Cam2」

・Amazon:商品はこちら

リッチェル「見守りカメラ LOOK」

育児に役立つグッズを多数販売している「リッチェル」のベビーカメラは、200万画素の鮮明な映像で赤ちゃんを見守れます。

専用のモニターはなく、アプリを使ってスマートフォンで操作・確認ができる商品です。映像はフルHDで約14日間保存できます。

自動で昼・夜のモードを切り替えるので、暗い部屋でも赤ちゃんの様子を確認できます。双方向通話機能が付いており、赤ちゃんがぐずったときや起床時などにすぐ気付きやすいのも特長です。

・商品名:リッチェル「見守りカメラ LOOK」

・Amazon:商品はこちら

新鋭(SINEI)「SecuSTATION ベビーモニター SC-TC55」

530万画素の高画質なベビーモニターは、赤ちゃんの細かな表情を見逃しません。専用のアプリを使ってスマートフォンから映像を確認でき、部屋の暗さに合わせて昼夜モードが自動で切り替わります。

また、スマートフォンから「自動追跡機能」を設定すると、赤ちゃんの動きに合わせて自動でカメラの向きが変わります。録画できる範囲が広がるので、活発な赤ちゃんにもぴったりの商品です。

さらに複数のスマートフォンから映像の共有ができるので、パパ・ママはもちろん、祖父母・親戚などへも赤ちゃんの姿を届けられます。

・商品名:新鋭(SINEI)「SecuSTATION ベビーモニター SC-TC55」

・Amazon:商品はこちら

おしゃれな見た目のベビーモニター

ベビーモニターにも、部屋のインテリアになるようなおしゃれな商品があります。見た目がかわいいベビーモニターを確認し、商品選びに役立てましょう。

アボシ「ネットワークカメラ」

宇宙服を着ているような丸いフォルムのカメラは、部屋のインテリアにもなります。おしゃれな見た目はもちろん、赤ちゃんの安全を見守る機能も搭載されています。

スマートフォンに専用アプリをインストール後、カメラとWi-Fiをつなぐと操作可能です。カメラの映像は複数のスマートフォンとシェアできるため、赤ちゃんの様子を家族で共有したい人にもおすすめです。

赤ちゃんの動きをキャッチする「動体検知機能」「自動追跡機能」が付いており、小さな異変にも素早く気付けます。

・商品名:アボシ「ネットワークカメラ」

・Amazon:商品はこちら

KAWA「ベビーモニター」

丸みのあるカメラに水色・黄色のカバーをかぶせると、動物のようなかわいい姿に変わります。200万画素のカメラには広角レンズが搭載されており、上下67度・左右は350度まで撮影できます。

片手で持てるコンパクトなモニターは5インチの高解像度画面で、暗い場所でも赤ちゃんの表情・動きをしっかりと確認することが可能です。壁掛けもできて子守唄も搭載されているカメラは、友だちのように赤ちゃんの安全を見守ります。

・商品名:KAWA「ベビーモニター」

・Amazon:商品はこちら

Cubo Ai Plus「スマートベビーモニター」

鳥のようなフォルムがおしゃれなベビーモニターは、インテリアにもよく映えます。また、最大で8台のスマートフォンと連動できるので、「できるだけ多くの人数で赤ちゃんの様子を見守りたい」という人にもおすすめです。

赤ちゃんが寝返りをしたのを知らせる「寝返りアラート」が搭載されており、うつぶせによる窒息の防止にも役立ちます。もちろん夜間の撮影にも対応しているため、寝ている赤ちゃんの安全対策にも使えます。

・商品名:Cubo Ai Plus「スマートベビーモニター」

・Amazon:商品はこちら

簡単に導入・操作できる「シンプルタイプ」

なかには「ベビーモニターは便利そうだけど、設定・操作に自信がない」という人もいるのではないでしょうか?赤ちゃんの見守りに必要な機能だけを搭載したベビーモニターなら、難しい設定をしなくてもベビーモニターを導入できます。

日本育児「デジタル2wayスマートベビーモニターlll」

赤ちゃん・子ども用品を扱う「日本育児」のベビーモニターは、使いやすさを重視した商品です。組み立て・設定は一切なく、充電してから電源を入れるだけでベビーモニターとして使えます。

赤ちゃんの様子を見守る「親機」と、赤ちゃんのいる部屋に設置する「子機」をデジタル無線方式でつなぎ、盗聴されるのを防止します。

親機からは赤ちゃんに話しかけられるだけではなく、子守唄も流せるので、ぐずってしまったときにも便利です。

・商品名:日本育児「デジタル2wayスマートベビーモニターlll」

・楽天:商品はこちら

オルタプラス「AT-4300」

家庭用の防犯カメラシステム「オルタプラス」のベビーモニターです。タッチパネル式のモニターなので、指で画面を触るだけで簡単に操作できます。モニターのバッテリーは、持ち運びしやすい充電式です。

モニターから遠隔操作で、カメラの向きを上下120度・左右270度まで変えられるため、見たい角度から赤ちゃんの様子を確認できます。

また、カメラ・モニターで会話ができる通信機能も搭載されており、赤ちゃんが泣いたときにパパ・ママの声を届けることが可能です。

・商品名:オルタプラス「AT-4300」

・楽天:商品はこちら

ベビーモニターを使用する際の注意点

赤ちゃんの様子を見守るベビーモニターは、使い方によっては事故を招く可能性もあります。安全にベビーモニターを使うためのポイントを2つ紹介します。

自分の目でも赤ちゃんの様子を確認する

離れた場所から赤ちゃんの様子を見守れるベビーモニターは、便利な反面、使い方によっては思わぬ事故を招く危険性があります。

赤ちゃんが泣き出したり、うつぶせになったりしたときに、すぐ対応できるように近い場所で使うことが大切です。また、ベビーモニターがあるからといって、赤ちゃんを長時間にわたって放置しないようにしましょう。

赤ちゃんを見守る道具のひとつとして考え、できるだけ自分の目で赤ちゃんの様子を確認するのが大切です。

定期的に動作状況をチェックする

どんなに機能性の高いベビーモニターも、機械であることに違いはありません。使っているうちに故障する可能性は十分あるので、動作状況を定期的に確認することが大切です。

また、赤ちゃんの見守りに使い始める前には、電源を入れて問題なく動くかを確認するようにしましょう。

説明書をきちんと読み、正しい使い方をするのも重要です。ベビーモニターの検知機能に任せきりにしないで、映像を確認したり、ときには赤ちゃんの近くに行ったりして様子を確認するのをおすすめします。

まとめ

離れていても赤ちゃんの様子を見守れるベビーモニターは、忙しい家事・育児をサポートする道具です。

ベビーモニターを購入する前には、赤ちゃんの異変に気付きやすい検知機能・赤外線機能が搭載されているかをチェックしましょう。海外・日本の製品を問わず、安全基準を満たした「技適マーク」が付いているかを確かめるのが大切です。

便利なベビーモニターだからといって、長時間にわたって使用したり、赤ちゃんを置いて出かけたりするのは禁物です。あくまでも機械であることを忘れずに、定期的な動作確認で不具合がないかを確かめます。

ベビーモニターの利便性・機能性を上手に活用して育児の負担を軽減し、赤ちゃんの安全を守りましょう。

for Reader
for Reader
「読者のため」を徹底追求。データと編集力を組み合わせたコンテンツを作成します。
「読者のため」を徹底追求。データと編集力を組み合わせたコンテンツを作成します。