浮気の調査は自分でできる?探偵に依頼する方法と料金も解説

浮気の調査は自分でできる?探偵に依頼する方法と料金も解説

5、探偵の浮気調査にかかる費用

探偵に浮気調査を依頼したいと思っても、費用がいくらかかるかということは気になるところでしょう。

ここでは、探偵の浮気調査にかかる費用についてご説明します。

(1)探偵事務所の料金体系

探偵事務所により差がありますが、以下の3つの料金体系が基本となります。

①時間料金システム

浮気調査を行っている探偵事務所のほとんどが採用しているのが、時間料金システムです。

調査員1人の時間あたりの料金が決まっていて、人数と時間に応じて調査費用が決まってきます。

計算式がシンプルで、料金内容の明朗さが特徴です。

例えば、調査員2人で20時間の尾行を行う場合は、調査員2人の時間単価×20時間=調査費用の総額となります。

②パック料金システム

10時間とか20時間など、ある程度のまとまった時間でパック料金を設定しているのがパック料金システムです。

各探偵事務所オリジナルなので、時間数や料金は事務所ごとに異なります。

ただし、調査費用や経費、調査報告書の作成費などをすべて含んだ料金なので、依頼者には1時間あたりの料金がわかりやすく、お得な料金に設定されているのが特徴です。

調査が短時間で終了した場合には、料金が割高になってしまうので注意しましょう。

③成功報酬システム

浮気調査の依頼をした時に着手金を払い、調査対象者が浮気しているかどうかがわかった場合だけ、成功報酬として料金が発生するのが成功報酬システムです。

調査しても浮気しているかが不明だった場合には成功報酬が発生しないため、お得な場合もあります。

一方で、探偵事務所の中には、どういう場合が成功か不明確なところもあり、トラブルになることもあります。

依頼する前に何が成功かをはっきりとさせておくことが大切です。

(2)探偵費用の相場

浮気調査の費用は探偵事務所により差がありますが、相場はほぼ決まっています。

調査員を2名で尾行した場合でしたら、1時間で1万5千円~2万円ほどが相場です。

これには諸経費も含まれています。

総額でどのくらいかかるかは、どの料金体系で依頼するか、どのくらいの期間で調査してもらうかによって大きな幅がありますが、ざっくりいうと10万円~100万円程度が相場となっています。

(3)費用は後払いできるの?

探偵事務所によっては、費用を後払いにしているところもあります。

後払いで浮気調査を依頼したい場合は、成功報酬型の料金体系を採用している探偵事務所を選ぶことをおすすめします。

ただ、成功報酬型の料金システムにも、証拠が収集できなければどんなに時間がかかった場合でも料金は一切発生しない「完全成功報酬型」と、最初に基本料金や着手金がかかる「半成功報酬型」の2種類があります。

また、クレジットカードやローンを使える事務所なら、時間制料金やパック料金も後払いで利用可能となります。

依頼する前に、その事務所の料金体系や報酬の支払い方法をしっかりと確認しておきましょう。

(4)証拠をつかめなかった場合も費用はかかるの?

時間制料金システムとパック料金システムで依頼した場合は、証拠をつかめなかった場合でも所定の費用がかかります。

成功報酬型の場合も、「半成功報酬型」では支払った基本料金や着手金は返金されません。

そのため、パートナーが浮気しているという確証がない場合は完全成功報酬型で依頼したり、逆に特定の日に浮気しているという確証がある場合はピンポイントの時間制料金で依頼するなど、状況に応じて依頼方法を考えることが大切です。

(5)費用を安く抑える方法

探偵に浮気調査を依頼するには安くない費用がかかりますので、依頼をためらうこともあるでしょう。費用を安く抑えるポイントは、以下のとおりです。

①複数の見積もりをとる

どこの探偵事務所でも調査費用の見積もりをしてくれるはずなので、依頼する前に複数の探偵事務所で見積もりを出してもらうようにしましょう。

見積もりを比較すると相場観が身に付きますし、費用の安いところを選ぶことができます。

②調査対象者の情報を伝える

探偵事務所へはターゲットの情報をできるだけ多く伝えるようにしましょう。

情報が多ければ多いほど、調査にかかる時間を短縮することができ費用も安くなります。

例えば、ターゲットの写真を複数用意したり、身体的特徴、服装の趣味、自家用車のナンバー、職場、携帯番号など伝えたりします。

③調査対象者がどういう行動パターンをとるのかを伝える

これは(2)に追加して伝える情報ですが、ターゲットがどういう行動パターンをとるのかを伝えます。

これにより調査時間は大幅に短縮することが可能で、費用を安く抑えることができます。

例えば、何時に出社・退社するのか、利用している交通手段やその利用時間帯、よく足を運ぶお店などです。

④追加料金について確認する

追加料金が発生すると料金が高くなることがありますが、探偵業法により追加料金について契約書に記載していなければ請求できないことになっています。

契約書に追加料金についての記載がないことを確認しておけば、追加料金を払う必要はありません。

6、浮気調査を依頼する探偵の探し方・選び方のポイント

探偵事務所を名乗る業者の中には、残念ながら悪徳業者もおり、そんな事務所へ依頼すると法外な費用を請求されるおそれがあります。

また、調査能力の低い探偵事務所へ依頼すると、浮気の証拠を掴めないのに費用がかかることもあります。

そこで、ここでは探偵事務所選びで失敗しないようにするため、浮気調査を依頼する探偵の探し方・選び方のポイントをご紹介します。

(1)事務所の評判

実際に依頼する前に、探偵事務所の評判を調べてみることをおすすめします。

ネットの掲示板や口コミサイト、ランキングサイトなどが参考になります。

また、知り合いの口コミ情報で探偵事務所の評判を知ることができる場合には、評判の良くない事務所へは相談しないようにすることが大切です。

(2)探偵業届け出証明書の有無

2007年に探偵業法が施行されてから、探偵業を営む者は公安委員会へ届け出を行うことが義務付けられました。

そのことを証明するのが探偵業届出証明書であり、事務所への提示を義務付けられています。

ホームページには「探偵業届出番号」が表示されているはずです。これらのことが確認できない業者は悪徳業者である可能性が高いので注意しましょう。

(3)費用は明確か

費用が不明瞭な業者に依頼するのは、トラブルの元になります。

明細はないのに安い料金で見積もりを出しておいて、後から高額な費用を請求するというのがよくあるパターンです。

調査費用の明細をはっきりと提示しているかどうか確認してから、見積もりをとるようにしましょう。

(4)過去に行政処分を受けていないか

過去に探偵業法や他の法律に違反して、行政処分を受けた業者には依頼しない方がよいでしょう。

法令を遵守する意識に欠けた業者に依頼するのは、トラブルの元です。ネットで検索すれば、過去に行政処分を受けた事実がわかることがあります。

(5)誇大広告の表示の有無

客を集める目的で、調査能力が高い事務所のように見せる広告を出しているところには注意しましょう。

例えば、「100%」「絶対」などの言葉を広告やホームページに使用している業者は、信用できません。

(6)依頼者のことを考えた対応をしているか

相談の時に依頼者の話を聞かずに、契約をせかしたり強引に契約させようとしたりする業者には注意しましょう。悪徳業者と思ってまちがいありません。

また、調査員や所員が丁寧な対応をしてくれるかも重要な判断材料になります。

(7)近隣の事務所を選ぶ

絶対的な条件ではありませんが、自分やパートナーの生活圏に近い場所にある探偵事務所を選ぶのがおすすめです。

なぜなら、近隣の地理や状況を熟知している探偵の方が効率的な調査が可能となるからです。

また、事務所が遠いと、依頼する前に相談するときや調査報告を聞きに行く際負担に感じることと思います。

できるだけアクセスしやすい事務所を選ぶようにしましょう。

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