震度5弱の地震が発生しました!南海トラフ地震に関して見ておきたい情報5選

10月2日午前0時2分頃、地震があり、宮崎県日南市で最大震度5弱を観測しました。揺れの強かった地域ではけがなどがないよう、また余震にも気をつけてください。震源の鹿児島県大隅半島東方沖は南海トラフ地震の想定震源域の外ですが、震源域に近かったことから防災ニッポンでも南海トラフ地震の記事に関心が集まりました。

各地の震度

南海トラフ地震について確認しておきたい情報をピックアップしました。

南海トラフ地震が発生した場合の被害想定

津波要警戒!南海トラフ地震は激震が時間差で襲うかも…

国内で発生が予想される巨大地震の中でも、とりわけ深刻なのが「南海トラフ地震」です。想定震源域は東海から九州に及び、犠牲者数は最大30万人超と推計されています。2回の巨大地震が東西を時間差で襲う恐れもあるため、一人ひとりの避難行動が命を守るカギになります。どのような事態になるのか、実際に起こりうるシナリオで紹介しています。

南海トラフ地震の発生確率「40年以内」なら90%!備えは大丈夫?

政府の地震調査委員会は2022年1月、南海トラフ巨大地震の40年以内の発生確率を「90%程度」としました。南海トラフ巨大地震では地震や津波による大きな被害が広範囲に予想されています。

90%ですから南海トラフ巨大地震はいつ発生してもおかしくありません。今日、明日に発生する可能性もあります。南海トラフ巨大地震への備えを見直すために活用ください。

南海トラフ地震に備えるうえで知っておきたいこと

知ってました?南海トラフ地震の発生可能性が高まった時の情報発表の流れ

南海トラフ地震の発生可能性が高まった場合、気象庁は「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震警戒)」を発表します。これは発生を予知するものではなく、「平時より可能性が高まっている」として備えを促すためのものです。この記事ではどんな状況で発表されるのかについてまとめています。

南海トラフ津波事前避難エリアの可視化システム!文科省が実証試験へ

南海トラフ地震の発生確率が高まった場合に備え、文部科学省は津波からの事前避難が必要な地域を可視化するシステム構築に取り組んでいます。京都大などが開発する避難訓練アプリで、地域ごとに避難の成功率などのデータを収集し、市町村の対策に役立ててもらうのが狙いです。2022年から高知県などで実証試験を始め、2024年度までの実用化を目指しています。対象地域は沿岸部ですが、九州から関東まで広域です。沿岸部にお住まいの方はチェックしておくことをオススメします。

南海トラフ地震時の津波避難先は民間ビルも!事前の想定が大切

今後40年以内に90%程度の確率で起きるとされる南海トラフ地震。大きな津波が想定される地域で命を守るには、高い場所へのいち早い避難が欠かせません。いざという時には自治体が整備した避難施設以外にも、民間の商業施設なども避難の選択肢となります。各地の整備状況やどのような表示を探せばいいのかまとめています。

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