使いにくい&片づけられないの無限ループ!片づけのプロが見た!実録「NG収納」4選

整理収納アドバイザーの鈴木久美子です。私は片付け・収納の専門家として日々たくさんのご自宅に訪問しています。そんな中で、たびたび遭遇する間違った収納方法があります。間違った収納をすると収納が使いにくくなり、片付けが面倒になるという悪循環が生まれてしまいます。今回は皆さんがやってしまいがちな、間違った収納の例をご紹介します。

NG例(2)何が入っているか分からない収納

引き出し内は、「物が地層のように重なってギュウギュウで、もはや何が入っているか分からない」「取り出してみたら、全く関係のない物がどんどん出てくるブラックボックス」のような収納はNGです。

中身が把握できていない、中に入っているもののジャンルがバラバラになっているときは、物を種類ごとにしっかり分類します。整理のスタートは物を分けることから始まります。

引き出しの場合は、上からみて中の物がわかるようにすること(引き出しの取っ手内側にラベルをはるのもおすすめです)。

収納の基本は、「何が入っているかわかること!」ですが、このシンプルなルールが守られていないことが多いです。

深さのある引き出し収納は、特に要注意です。

NG例(3)危ない収納

収納に正解はありません。どんな収納方法をしていても、本人とご家族がOKなら、全く問題ありません。

ただ、プロとしてお客様のご自宅に訪問させていただいている以上、これだけはやめて!とお伝えしているのが、危ない収納です。

たとえば、頭の上の高い場所に重いものをそのまま載せていたり、工具や金づちなどをバラバラで高いところに入れていたりするなどの事例があります。

また、コンロ上のレンジフードの上に物を載せている方や、写真やフェイクグリーンを飾っていることもあります。

汚れが付くだけでなく、調理中に上から落ちてきたら…と思うと、とても危険です。

また、タンスの上にカラーボックスを載せて、天井付近まで物を積み上げている人も多いです。

見るからに不安定に積み上げていくのは、収納ではありません。

まずは、物を収納することよりも、「危なくないか」どうかが重要です。

使わない物をとっておくために、大切な家族がケガをするかもしれないなんて、あってはいけないことだと思います。

関連記事: