ご当地鍋で脱マンネリ化!おうちで簡単♪おすすめ鍋レシピ10選

あったかい鍋のおいしい季節がやってきました!
栄養がたっぷり摂れて、簡単に作れる鍋は寒い冬には重宝しますよね。
だからこそついつい頻繁に鍋を作ってしまい、そろそろ飽きたかもと思ったことのある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実は水炊きやチゲ鍋など定番鍋以外にも、地域ならではのご当地鍋が多く存在することをご存じですか。
たまにはご当地鍋にチャレンジして遠い地に思いを馳せ、ちょっとした旅行気分に浸ってみるのはいかがでしょうか。

地元では定番のご当地鍋レシピ10選

日本各地のご当地鍋。

「聞いたことある!」「旅行で食べた」というものもあれば、「初めて聞いた」というものもあるのではないでしょうか。

旅の思い出鍋を食べながら懐かしむもよし。

憧れの地をイメージしながら食べるもよし。

家での鍋料理も堪能してください。

<北海道>石狩鍋

 

北海道といえばサケ!

石狩鍋は、サケ漁で有名な石狩川地域で生まれた北海道の郷土料理です。

味噌とバターが入っているので、〆は味噌ラーメンをするのもおすすめです。

 

<材料 2人分>

サケ(生) 2切れ

白菜 300g

春菊 100g

しいたけ 2個

木綿豆腐 150g

水 800ml

みそ 50g

料理酒 大さじ2

みりん 大さじ2

顆粒和風だし 大さじ1

有塩バター 20g

黒こしょう 適量

<作り方>

①白菜は芯の部分を削ぎ落とし、葉は4cm幅に切ります。

②春菊は4cm幅に切ります。

③しいたけは軸を切り下ろし、中心に十字の切れ込みをいれます。

④木綿豆腐は4等分にします。

⑤サケは4等分に切ります。

⑥土鍋に水、みそ、料理酒、みりん、顆粒だしを入れ、中火で加熱します。

⑦鍋が煮立ったら、サケを入れて3分ほど煮詰めます。

⑧サケに火が通ったらカットした野菜と豆腐を入れ、しんなりするまで加熱します。

⑨最後に有塩バターと黒こしょうをふったら完成です。

<秋田>きりたんぽ鍋

 

秋田県といえば、日本を代表する米どころ。

きりたんぽ鍋は、新米が収穫される時期によく作られる秋田の郷土料理です。

きりたんぽがお米なので、地元では〆を食べないという人も多いそうですが、うどんとの相性がいいので、〆が好きな方は試してみてはいかがでしょう。

 

<材料 2人前>

温かいごはん(きりたんぽ用) 400g

水(きりたんぽ用) 適量

鶏もも肉 200g

長ネギ(白い部分) 2本

まいたけ 100g

ごぼう 100g

水(さらす用) 適量

せり 50g

水 800ml

しょうゆ 大さじ4

料理酒 大さじ4

みりん 大さじ2

鶏ガラスープの素 大さじ1

<作り方>

①ごぼうは皮をこそげ落とし、せりは根元の土を洗い流しておきます。

②きりたんぽを作るため、すり鉢にごはんを入れ、すりこぎ棒でつぶします。ごはんのつぶが半分残り、粘りがでたら手に水をつけて3つの俵型にします。

③割り箸をもち、②をもちながら上部から下の方へ伸ばしてつけます。手に水をつけながら形を整え、割り箸の下3cmほどは②をつけずに残します。

④中火で熱したフライパンで20分ほど③を焼きます。全体に薄く焼き目がついたら火からおろします。

⑤熱いうちに割り箸からきりたんぽを抜きます。乾いたふきんできりたんぽをもち、下の部分を押さえながらゆっくり抜きます。粗熱がとれたら斜め2等分に切ります。

⑥ごぼうはささがきにし、5分ほど水にさらし、水気をきります。

⑦せりは根を残し、ざく切りにします。

⑧長ネギは2cm幅の斜め切りにします。まいたけは石づきを取り除き、小房にほぐします。

⑨鶏もも肉は一口大に切ります。

⑩土鍋に水、ごぼう、鶏ももをいれて蓋をし中火にかけます。ひと煮立ちしたら、、しょうゆ、料理酒、みりん、鶏ガラスープのもと、きりたんぽ、長ネギ、まいたけをいれて蓋をして中火で5分ほど煮詰めます。

⑪中火のまませりをいれて、ひと煮立ちしたら完成です。

<山形>芋煮鍋

 

お年寄りにも人気のローカルグルメ!

河川敷で鍋を囲むのが当たり前というほど山形ではおなじみです。

とてもほっこりする味で、やさしい気持ちになれるので、疲れている日にもおすすめです。

 

<材料 2人前>

しゃぶしゃぶ用牛肉 150g

里芋 250g

こんにゃく 80g

大根 200g

ごぼう 80g

まいたけ 200g

ねぎ 80g

料理酒 大さじ1

砂糖 大さじ1

しょうゆ 大さじ3

<作り方>

①牛肉は2〜3等分に切ります。

②里芋は皮をむき、塩少々ふってもみ洗いをします。里芋が大きい場合は半分に切って、水に5分ほどつけてぬめりを取ります。

③こんにゃくはちいさくちぎり、ゆでてアク抜きをします。

④大根は皮をむき、こんにゃくと同じ大きさに乱切りします。

⑤ごぼうは皮をこそげて3〜4cmの長さのささがきにし、水に5分ほどつけます。

⑥まいたけをほぐし、ねぎの白い部分は全体に1〜2mm幅に浅く斜めの切り込みをいれ、1〜2cm幅の斜め切りをします。仕上げ用に2〜3mmの小口切りにし、緑の部分も1〜2cmの斜め切りにします。

⑦水に1.2リットル、里芋、こんにゃく、大根、ごぼうを入れて強火にかけます。沸騰したら中火にし、蓋をして里芋がやわらかくなるまで1時間ほど煮ます。

⑧まいたけ、斜め切りのねぎを入れ、ねぎに火が入ったら料理酒、砂糖、しょうゆを入れます。あくを取り、5分ほど煮詰めます。

⑨牛肉は重ならないように広げて入れます。

⑩牛肉に半分ほど火が入ったら小口切りにしたねぎを加え、ねぎがしんなりしたら完成です。

<石川>タラちり鍋

 

タラちり鍋は鱈の産地で有名な石川県でなじみのある鍋です。

タラちり鍋の〆は、たらの親子雑炊で決まり!

タラと白子の旨味がつまっただしで雑炊をつくり、タラコを添えて食べます。

 

<材料 2人前>

タラ(生) 2切れ

タラの白子 100g

お湯(茹で用) 適量

氷水(冷やす用) 適量

白菜 300g

長ねぎ 1本

水菜 80g

にんじん 40g

しいたけ 2個

木綿豆腐 300g

昆布 10g

水 500ml

ポン酢 50ml

<作り方>

①長ねぎは青い部分と根元を切り落とし、にんじんは皮をむきます。昆布は固く絞ったさらしで拭き取っておきます。

②白菜は2cm幅に切り、長ねぎは1cm幅に斜め切りします。水菜は根元を切り落とし、5cm幅に切ります。

③しいたけは軸を切り落とし、かさの部分に十字の切り込みを入れます。

④木綿豆腐は8等分に切ります。

⑤タラは4等分に切ります。

⑥鍋にお湯をわかし、白子を入れてひと煮立ちしたら氷水に入れ粗熱をとります。その後キッチンペーパーで水気を拭き取り1口大にします。

⑦鍋に水、昆布をいれて弱火にかけ、沸騰直前に昆布を取り出します。

残りの具材を入れて蓋をし、中火でタラに火が通って、野菜がしんなりしたら完成です。

ポン酢につけてお召し上がりください。

<東京>ねぎま鍋

 

ねぎまといえば焼き鳥ですが、江戸では鍋も有名です。

〆は蕎麦がおすすめです。

東京はもともと蕎麦文化がありますが、ねぎま鍋もまぐろの旨味と和風だしが蕎麦と合いますよ。

 

<材料 2人前>

まぐろ 200g

長ねぎ 2本

木綿豆腐 150g

えのきだけ 1/3袋

だし汁 だしの素大さじ1:水600ml

酒 大さじ2

みりん 大さじ2

しょうゆ 大さじ2と1/2

サラダ油 小さじ2

<作り方>

①木綿豆腐は一口大に切り、えのきだけは石づきを切り手でほぐします。

②まぐろを1cm幅に切ります。

③長ねぎを3cm幅に切って表面に色がつくまで焼きます。

④鍋にだし汁、酒、みりん、しょうゆを入れて、ひと煮立ちさせます。

⑤長ねぎ、木綿豆腐、えのきを入れて加熱します。

⑥まぐろを加え、まぐろの色が変わり、具材に火が通ったら完成です。お好みで七味唐辛子をかけても美味しいです。

<奈良>飛鳥鍋

飛鳥鍋は飛鳥時代に牛乳が伝えられたことで生まれた鍋です。

孝徳天皇が唐からきた牛乳を大変気に入り、ここから日本の乳牛文化がはじまりました。

当時、鶏肉を牛乳で煮て食べていたことが飛鳥鍋の起源といわれています。

日本最古の鍋ともいえるのではないでしょうか。

 

<材料 2人前>

骨付き鶏のぶつ切り肉(鍋用) 300g

白菜 300g

春菊 120g

ごぼう 10cm程度

生しいたけ 4個

豆腐 150g

牛乳 400ml

水 200ml

鶏ガラスープの素 小さじ1

白みそ 大さじ1

みりん 大さじ1

料理酒 大さじ1

塩 小さじ1

<作り方>

①沸騰したお湯に鶏肉をくぐらせ水に落とし、水気を拭き取ります。

②白菜は削ぎ切り、春菊は軸の固い部分をとります。

③ごぼうはささがきにし水にさらしあくを取ります。

④しいたけは石づきを切り下ろします。

⑤豆腐は冷奴のサイズに切ります。

⑥鍋に牛乳、水、鶏ガラスープのもと、白みそ、みりん、料理酒、塩を入れて、具材を煮ながら食べます。

<大阪>ハリハリ鍋

 

水菜の食感からついた名前!コスパもよく時短料理になる大阪のお鍋です。

お好みで一味唐辛子やわさび、もみじおろしなどを入れてもよし!

作り方がシンプルなので、忙しい日にもパパッと作れます。

<材料 2人前>

水菜 たっぷり好きなだけ

しゃぶしゃぶ用の豚肉 好きなだけ

カツオと昆布だし 1000ml

料理酒 大さじ2

みりん 大さじ2

しょうゆ 大さじ3と1/2

塩 小さじ1/3

(鍋の汁は白だしでもOK)

①水菜の根を切り落とし、5〜6cm幅に切ります。

②鍋にだし、料理酒、みりん、しょうゆ、塩を入れて火にかけます。水菜と豚肉をいれながら食べてください。

<広島>カキの土手鍋

 

広島といえば牡蠣!

冬といえば牡蠣!

冬に食べたい広島のご当地鍋です。

〆にうどんを入れてもいいですが、残っただしで大根と鶏肉を煮込むと次の日のおかずにもなります。

 

<材料 2人前>

カキ 200g

焼き豆腐 1丁

白菜 400g

しいたけ 6個

ねぎ 1本

春菊 150g

信州みそ 120g

あか味噌 30g

砂糖 大さじ2

料理酒 大さじ2

みりん 大さじ2

おろししょうが 大さじ1

お湯 200ml

ほんだし 小さじ1/3

<作り方>

①かきは薄い塩水でふり洗いし、ザルにあげて水気をきります。

②焼き豆腐はタテ半分に切り、1.5cmの厚さに切ります。

③白菜は3cm幅に切り、しいたけは石づきをとってかさに十字の切り込みを入れます。

④ねぎは4cm長さに切り、浅く切り込みをいれます。

⑤春菊はかたい茎の部分を切ります。

⑥ボウルにみそを入れ、砂糖、料理酒、みりん、おろししょうがの順に加えて混ぜます。

⑦土鍋の側面に⑥を塗り、焼き豆腐、白菜、しいたけ、ねぎ、カキを並べてお湯とほんだしを注いで中火で煮ます。

⑧煮立ったら春菊を加え、弱火にして蓋をして5〜6分ほど煮ます。

⑨まわりのみそを絡めながら食べます。

<広島>レモン鍋

さっぱりいただけてビタミンも豊富な鍋。

瀬戸内の旨味がつまってそうですね。

〆はごはんとチーズといれたリゾットがおすすめです。

レモンのさっぱり感とチーズのクリーミーな味わいが相性抜群です。

 

<材料 2人前>

カキ 150g

海老 6尾

豚ロース 150g

国産レモン 1個

白菜 600g

水菜 80g

大根 適量

人参 適量

しめじ 1/3株

水 1000ml

白だし 80ml

だし昆布 1枚

<作り方>

①鍋に水、だし昆布を入れ、大根、人参、白菜の順にいれます。

②煮立ったら昆布を取り出して白だしを入れます。

③肉、海老、カキを入れて、アクは丁寧にとります。

④火が通ったら、しめじ、レモン、水菜を入れたら完成です。

<福岡>餃子鍋

 

福岡の新しい名物「炊き餃子」が鍋としていただけます!

〆はなんといってもラーメンです。

福岡はラーメンが有名ですが、餃子鍋に〆ラーメンで福岡旅行の気分を楽しめますね。

<材料 2人前>

市販の水餃子 8〜10個

白菜 300g

水菜 1/2袋

長ねぎ 1/2本

市販の白湯鍋の素

水 適量

いりごま 適量

<作り方>

①白菜と水菜はざく切りにします。

②なべに鍋の素を入れて、長ねぎ以外の材料を煮込みます。

③仕上げに長ねぎをのせて完成です。お好みで糸唐辛子をのせてお召し上がりください。

ご当地鍋で寒い冬を乗り切ろう!

 

気になるご当地鍋は見つかりましたか?

簡単につくれる鍋もあれば、ちょっと準備が大変だけど地域の食文化にふれることのできる鍋もご紹介しました。

休日に家族で一緒に作りながら、その地域の歴史などについて会話するのも楽しそうですよね。

いろんな鍋を味わいながら、寒い冬をのりきりましょう。

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【くらしのコダワリが集まる場所】 暮らしの中には自分だけのコダワリがたくさん詰まっているはず。好きなもの、こころときめくもの、自分でつくったもの… 日々の生活にほんの少し自分らしいコダワリを持ち寄って豊かな暮らしのお手伝いができますように。
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