看護師のmocaです。物忘れが増えたり、集中力が低下したりする『スマホ脳疲労』ってご存じですか?先日、朝の情報番組『THE TIME,』で特集していました。様々なコンテンツが進化を続け、生活に密着しているスマホですが、長時間の使用による脳疲労が問題になっているんです。わたしも無意識にスマホを触ってしまうことが多く、最近ボーっとして頭が働きにくいなぁと感じることがあるので、番組で紹介していた”スマホ脳疲労のセルフチェック”とスマホのデトックスをやってみました。
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『THE TIME,』によると、NTTドコモモバイル研究所が全国の15歳~79歳のスマホ利用者から集めたデータで「スマホの利用時間を減らした方がいいと思うか」という問いに対し、そう思う(21%)、まあそう思う(37%)を合わせるとおよそ6割に及び、10代に限っては8割を超えたそうです。
わたしも常にスマホが手元にないと不安になりますし、なんとなく手に取りSNSをチェックするのがクセになっているので、「スマホに依存してしまっているな」と強く感じます。
また、ある海外の研究では1日5時間以上スマホを使う人の肥満のリスクが43%に達するんだとか。
就寝前にスマホを使うと寝つきが悪くなるというデータもあるそうです。
寝つきを良くして睡眠の質を高めるには、睡眠ホルモンとも呼ばれる『メラトニン』の分泌が重要なのですが、寝る前にスマホのブルーライトを浴びるとメラトニンの分泌が抑制されるので寝つきが悪くなってしまうんです。
スマホ脳疲労とは…
『スマホ脳の処方箋』の著者で、おくむらメモリークリニックの院長 奥村歩医師はスマホ脳疲労について、「スマホからの膨大な情報量を脳が処理しきれずに、脳の認知機能が低下してしまう現象。これがいわゆるスマホ脳疲労です」と解説していました。
何気なくスマホの画面をスクロールしているだけでも、脳は大量の情報処理のために働き続けてしまっているんですね。
とっさに物の名前が出てこない物忘れ”アレアレ症候群”もスマホの使いすぎに原因があるかもしれないそうで、奥村医師のクリニックではコロナ禍でスマホ脳疲労の患者が約2倍に増えているんだそうです。
スマホ脳疲労のセルフチェックやってみた
番組では、簡単にできるスマホ脳疲労のセルフチェックを紹介していました。
ぜひ皆さんもチェックしてみてください。
さて、いくつ当てはまりましたか?
わたしは4つも当てはまってしまいました(汗)。
実はコレ、2つ以上当てはまることがあったらスマホ脳疲労の可能性が高いそうです。
スマホ脳疲労がある場合、うっかりミスが増える、思考力・集中力・意欲の低下、イライラしやすくなるといったことが起こりやすく、自律神経の乱れから疲労感、頭痛、不眠などの症状も現れやすいそうです。
わたしは物忘れや思考力の低下、頭痛などの症状が当てはまってしまっているので、スマホとの付き合い方を改めていく必要があるな、と思いました。
スマホデトックスやってみた
続けて番組では”4つのやめる”のデトックス法を紹介。
・起きてすぐスマホ
・なんでもスマホ検索
・食事・トイレ・おふろでスマホ
・家族・友人との会話中のスマホ
この”4つのやめる”を、できることから始めていけばいいそうです。
わたしはスマホでSNSを見ることが多いので、ながらスマホをなるべくやめて、意識的にスマホを見る回数を減らすようにしてみました。
するとたった1日やってみただけで、普段より頭がすっきりし疲労感が改善されたと感じることができました。
ほんの少し意識するだけで効果を感じられたので、これからも継続して”脱スマホ依存”を目指していこうと思います!
わたしたちの生活を豊かにしてくれるスマホですが、使いすぎると脳や体に悪影響を及ぼす可能性があります。
スマホ脳疲労を少しでも感じる方は、ご自身のできる範囲でスマホデトックスを実践していってくださいね。
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