
●一緒に寝る夫婦は○○%!
ウェブサイト『ブライダルデー』が、2016年に行った「既婚男女の睡眠スタイルに関する調査」によると、約7割の夫婦は同室で寝ていることが、明らかに。詳細、結果は以下の通りです。
□夫婦の睡眠スタイル(出典:「既婚男女の睡眠スタイルに関する調査【ブライダルデー】」:)
・布団は別だが同じ部屋 …46%
・毎日同じ布団で寝ている…28%
・一緒には寝ていない …22%
・たまに同じ布団で寝ている…4%
「同じ部屋で別々の布団」というスタイルの夫婦が多いのは、仲の良し悪しにかかわらず、それぞれがゆったりと眠ることができることから、選択している人が多そう。別々の布団で寝ていても、ぴったりとくっつけるようにしたり、ベッドを2つ並べて相手側のフレームを外し、行き来がしやすいようにするなど、工夫をしている夫婦が多いようです。
反対に「寝相が悪い」「いびきがうるさい」「臭い」など、ネガティブな理由で、一緒の布団で寝ることを嫌がる夫婦も多そう。なかには、「家庭内別居中」「一度喧嘩して以来ずっと別々」という夫婦もいて、部屋自体を別々にしている家庭も…。生活時間帯が違うため、パートナーを気遣い、仕方なく別の部屋にしているという意見もあり、別々の布団で寝ることが、必ずしも夫婦の不仲につながるわけではなさそうです。
●年齢層で結果に差がでる?
一緒の布団で寝るかどうかは、地域や世代でも特徴が異なるようです。ウェブサイト『ヒトのデータ.com』が2015年に行った「同じ布団で寝ている夫婦の割合 アンケート調査」には、世代別の調査結果がありました。
□世代別の”同じ布団で寝ている”夫婦の割合(出典:「同じ布団で寝ている夫婦の割合アンケート調査【ヒトのデータ.com】」)
・20代以下 …71.4%
・30代 …16.7%
・40代 …24.4%
・50代 …14.9%
・60代以上 …2.7%
20代以下の夫婦はやはりアツアツなのか、7割近くを占め、断トツのトップ。しかし、30代〜50代までは、2割前後で、一気に下がっています。60代はほとんどの夫婦が別々の布団、または別々の部屋で寝ているようです。。
ちなみに地域別でみると、北海道地方で一緒の布団で寝ている夫婦の割合は、なんと0%!寒い地域だからといって、一緒の布団で暖を取るというわけではないんですね。
●一緒に寝るとメリットも
さて、アンケート結果では、やはり若い世代の夫婦ほど一緒に寝ることが分かりましたが、実は、一緒に寝ることで健康面でのメリットもあるといわれています。一緒に寝ると、恋愛ホルモンと呼ばれる「オキシトシン」が増加を促進され。それに伴い、以下のような効果が期待できるそうです。
□オキシトシンによる効果
・脳の疲れを癒す
・気分が安定する
・パートナーに対する信頼感が増す
・心地よい幸福感をもたらしてくれる
・ストレスホルモン「コルチゾール」が低下
コルチゾールが増加すると心臓病、うつ病などの自己免疫疾患を引き起こす原因になることもあるそうです。また、寝る前に、会話によるコミュニケーションが自然にとれるところも◎。
子どもが生まれたことがきっかけで、別々に寝るようになったという意見も数多く散見されましたが、親と子ども、一緒に寝ることで夫婦の絆も強まり、子どもの反抗期を防げるという研究結果もあるようです。今夜は勇気を振り絞って、少し布団の距離を縮めてみませんか?
(文・姉崎マリオ/考務店)
寝室にどうぞ!
