寒い季節においしい!旬の食材とも相性抜群な「クリーム煮」のアレンジレシピ

寒い季節においしい!旬の食材とも相性抜群な「クリーム煮」のアレンジレシピ

「クリーム煮」といえば、寒い季節になると食べたくなる料理の1つではないでしょうか。一般的にバターで炒めた小麦粉を生クリームや牛乳で伸ばして作るホワイトソースを使いますが、ほかにも作り方はいろいろ。メインの具材も鶏肉や豚肉、魚貝に野菜などアレンジが豊富です。今夜はアツアツのクリーム煮で身も心もほっこりと温まりませんか?

今夜はクリーム煮で温まろう!

鮭とほうれん草のクリーム煮

クリーム煮というと通常、小麦粉をバターで炒めて作りますが、ダマになってしまったり、焦げて茶色っぽくなってしまったりすることも……。

その点、@tsukicookさんの「鮭とほうれん草のクリーム煮」は、小麦粉を炒めないので失敗なし! 小麦粉と牛乳を最初から混ぜておくのがポイントです。

ほうれん草が入ることで、見た目も鮮やかで栄養満点。鮭の旨みが溶け込んだソースは絶品ですよ。中でも、脂が少なくさっぱりした味わいの秋鮭はクリーム煮と相性抜群なので、ぜひお試しを!

材料(2人分)

・秋鮭(生鮭)……2切れ
・塩、薄力粉(まぶす用)……各適量
・バター……10g
・にんにくすりおろし……小さじ1/2
・ほうれん草……1/2束
・しめじ……1/3株
・塩胡椒……各少々

【A】
・顆粒コンソメスープ……大さじ1
・薄力粉……大さじ1
・牛乳……250ml

作り方

1. ほうれん草はラップでくるみ、電子レンジ600Wで1分半加熱し、冷水にさらして水気を絞り、3cm長さに切る。しめじは小房に分ける。

2. 鮭は塩をふり、薄力粉をまぶす。Aは牛乳を初めに少量加えて混ぜ溶かす。

3. フライパンにバターとにくにくを入れて中火で熱し、鮭を並べる。あいたところにしめじを散らす。

4. 2分半焼き、裏返して2分焼く。しめじは焼き色がついたら、ときどき混ぜる。焦げそうなら鮭の上にのせる。

5. 弱火にしAを注ぎ、箸でかき混ぜながら、とろみがついたら、火を止める。ほうれん草を加え、塩胡椒で味を調える。

ポイント

・Aはダマにならないよう、混ぜ合わせておく。

・ほうれん草は面倒であればなくてもOK。

・ほうれん草はラップから外し冷水にさらすこと。

・とろみが付くのが早いので、鮭はしっかり焼いておく。

・牛乳液はしっかり火入れする。

レシピ出典:Instagram(@tsukicook)

鶏肉とかぼちゃときのこのクリーム煮

秋冬のかぼちゃは、甘くてほくほくとした食感が魅力。とろ~り濃厚なクリーム煮ともよく合います。

@otosanzmeshiさんは、かぼちゃに鶏肉ときのこを合わせて。かぼちゃの甘みに加え、鶏肉やきのこから出る旨みがおいしさを後押ししてくれます。

火が通るのに時間がかかるかぼちゃは、電子レンジで加熱してから煮れば時短になります。

材料(2人分)

・鶏もも肉……1枚
・かぼちゃ……250g
・舞茸、しめじ、エリンギ……計150g
・玉ねぎ……小1/2個
・バター……20g
・小麦粉……大さじ1と1/2
・白ワイン……大さじ3
・牛乳……100cc
・水……200cc
・生クリーム……100cc
・塩……小さじ1/2(適量)
・胡椒、オリーブオイル……各適量
・パセリ……適量

作り方

1. かぼちゃは種とわたを取って一口大に切り、ラップをふんわりかけ600Wの電子レンジで3分加熱する。きのこは石づきを取り、食べやすい大きさに切るかちぎる。玉ねぎは薄切りにする。

2. 鶏肉は一口大に切り塩、胡椒を振り小麦粉をまぶす。フライパンにオリーブオイルを熱し皮目から焼く。両面が焼けたら白ワインを加え、アルコールが飛んだら汁ごと取り出す。

3. バターを熱し、きのこを炒め焼き色がついたら裏返し、玉ねぎを入れる。玉ねぎが透き通ったら、小麦粉を加えてなじむまで炒める。

4. 牛乳、水、かぼちゃを入れふたをして、弱火の中火で7分位、かぼちゃが柔らかくなるまで煮る。鶏肉を汁ごと戻してひと煮たちさせ、生クリームを加えて塩で味を整える。火を強めとろみがついたら器に盛りつけ、パセリを振ったら完成。

ポイント

生クリームを入れる前に、かぼちゃが柔らかくなっているか必ず確認して、柔らかくなるまで煮込みます。水分が足りないと感じたら、牛乳と水1:2の割合で足します。

レシピ出典:Instagram(@otosanzmeshi)

鶏団子とかぼちゃのクリーム煮

鶏団子はひき肉を使うことが多いですが、@snow3_kitchen7さんが使っているのは鶏むね肉。

小さく切ってからフードプロセッサーで攪拌し、卵や生クリームを加えてさらに攪拌することで、ふわっふわの鶏団子に仕上がるんです。

かぼちゃと一緒にクリーム煮にすれば、かぼちゃの甘みとミルクのやさしい味わいにほっこり癒やされること請け合いです!

材料(3~4人分)

【鶏団子】
・鷄むね肉……1枚(約300g)
・卵……1個
・生クリーム……100ml
・しょうが(みじん切り)……1片
・塩胡椒……少々

・かぼちゃ……1/4個分(約400g)
・オリーブオイル……大さじ1
・玉ねぎ……1/2個
・小麦粉……小さじ1
・白ワイン……100ml
・水……150ml
・生クリーム……100ml
・塩胡椒……少々

作り方

1. 鶏むね肉を2~3cm角に切る。かぼちゃは2~3cm角に切る。玉ねぎを粗みじん切りにする。

2. かぼちゃを皮目を下にして、やや隙間を空けて耐熱容器に入れ、ふたをして電子レンジで5分加熱する。

3. フードプロセッサーに鶏肉を入れ、なめらかに攪拌する。卵、塩胡椒を加えさらに攪拌する。さらに生クリームを入れ、攪拌してなめらかにする。ふわっとまとまったら止める。

4. 鍋にオリーブオイルを入れ、中火で温める。玉ねぎを加えて炒める。玉ねぎが透明になってきたら、小麦粉を加えてゴムベラで全体に馴染ませる。白ワインを加え、1/3量になるまで煮詰める。水、生クリーム、塩、胡椒を加え煮立たせる。

5. スープが煮立ったら、鶏団子をスプーンでひと口大にして落とす。ふたをして弱めの中火にして5分ど煮込む。ふたをあけ、かぼちゃを入れ、5分ほど煮込む。塩胡椒で味を調えて完成。

レシピ出典:Instagram(@snow3_kitchen7)

チキンとほうれん草のクリームチーズ煮

「何となくで作ったら簡単でおいしい一品が出来ました」という@ayano.cookさんの「チキンとほうれん草のクリームチーズ煮」。

作り方は、鶏むね肉とマッシュルームを焼き、クリームチーズや牛乳、茹でたほうれん草などを加えて煮るだけ!

チーズのコクが鶏むね肉に絡んで、深い味わいが楽しめます。お好みのパンと一緒に召し上がれ。

材料

・にんにく……2~3片
・鶏むね肉……1枚
・ほうれん草……1束(今回はちぢみほうれん草を使用)
・マッシュルーム……好きなだけ(なくてもOK)

・オリーブオイル……小さじ2
・ブイヨン顆粒……適量(コンソメでもOK)
・塩……適量
・ブラックペッパー……適量
・クリームチーズ……110〜120gぐらい
・牛乳……150ccぐらい

作り方

1. 鶏むね肉は適当に4等分にして塩をしておく。ほうれん草は軽く茹でて冷たい水で色止め(これ以上熱が入らないようにする)。

2. フライパンにオリーブオイルと潰したにんにくを入れて火を入れる。良い香りがしてきたら鶏むね肉に焼き色をつけつつ蓋をして火を通す。

3. 鶏むね肉に火が通ったらマッシュルームを入れて軽く焼いてクリームチーズを入れる。クリームチーズを溶くように牛乳を入れていく。そこに絞って食べやすい大きさに切ったほうれん草とブイヨンをさ〜っと入れて混ぜて、お好みのとろみに牛乳で調節する。

4. とろみの固さが決まったら塩で味を調えてお皿に装って、ブラックペッパーをかけたら出来上がり!

ポイント

・少し冷めるととろみが固めになるので、気持ち緩めが良いと思います!

・生でも食べられるほうれん草で作るなら生のまま投入でOKです!

・鶏のもも肉で作っても良いです!

レシピ出典:Instagram(@ayano.cook)

鶏肉とさつまいものモッツアレラクリーム煮

ほっこり甘いさつまいもと旨みの強い鶏もも肉は相性抜群。その名コンビを、@morifu_popoさんは、モッツァレラチーズをふんだんに使ったクリーム煮に。

煮込むことでモッツァレラチーズがとろ~りとろけて、たまらないおいしさなんです。

ごはんとも合いますが、おうちバル気分でバケットや白ワインと一緒に味わうのもおすすめです。

手羽元とラフランスのクリーム煮 八角風味

11月頃に出荷の最盛期を迎え、12月頃まで出回る「ラ・フランス」。上品な甘みとやさしい酸味、なめらかな舌触りなどが特徴です。

@glitter__recipeさんは、そんなラ・フランスを煮込んでソースにし、鶏手羽元のクリーム煮に仕上げています。

甘い香りを放つスパイス、八角も加えることで、ひと味違ったおいしさに。ソースはバゲットにつけるほか、パスタと和えても絶品ですよ。

材料(2~3人分)

・鶏手羽元……6本
・ラ・フランス……1個
・生クリーム……100cc
・牛乳……50cc
・白ワイン……50cc
・にんにく……1片
・アンチョビフィレ……2本(6g)
・バター……10g
・オリーブオイル……大さじ1
・ローリエ……1枚
・八角……1個
・塩……適量
・ブラックペッパー……適量

作り方

1. 手羽元に塩を揉み込みこんでおく。ラ・フランスは皮をむき、乱切りする。

2. 鍋にバター、オリーブオイル、潰したにんにく、みじん切りにしたアンチョビを入れ、バターが溶けたら、1を入れ、焼き色をつける。

3. ラ・フランス、白ワイン、ローリエ、八角を入れ、5分ほど蒸し煮にする。

4. 生クリーム、牛乳を入れ軽く煮詰め、味が足りなければ塩で調える。

5. 器に盛り付け、ブラックペッパーをかける。

レシピ出典:Instagram(@glitter__recipe)

豚こまと白菜の中華クリーム煮

いつもとはひと味違うクリーム煮を楽しむなら、オイスターソースを加えた中華風はいかが? 洋風よりあっさりしながらも、旨みはたっぷりです。

使う食材は、晩秋から冬にかけておいしくなる白菜と豚こま切れ肉のたった2つだけ! 作り方もとっても簡単なんですよ。

そのままおかずとしても、ごはんにかけて丼にしても美味。白菜がたくさん食べられて、体がぽかぽかと温まりますよ。

材料(2人分)

・豚こま切れ肉……150g
・白菜……1/4株(400g)

【A】
・酒、片栗粉……各大さじ1/2
・塩胡椒……各少々
・サラダ油……小さじ1

【B】
・水……100ml
・酒、本みりん、オイスターソース……各大さじ1
・鶏がらスープの素……小さじ1

【C】
・牛乳……200ml
・片栗粉……大さじ1
・塩胡椒……少々
・ごま油……小さじ1/2〜
・粗挽き黒胡椒……適宜

作り方

1. 白菜は芯を1cm、葉を3〜4cm幅に切り、それぞれに分けておく。豚こま切れ肉はポリ袋に入れてAを揉み込む。Bは混ぜておく。

2. フライパンにサラダ油を中火で熱し、豚肉を炒める。

3. 豚肉に5〜6割り程度火が入ったら、白菜の芯を加えて炒め合わせる。

4. 白菜の芯がしんなりしてきたら、白菜の葉、Bを加え全体に混ぜ合わせ、蓋をして弱火の中火で8〜10分蒸し煮する(途中上下を返すようにかき混ぜる)。

5. 白菜が柔らかくなったら、よく混ぜ合わせたCを加えて、とろみがつくまで混ぜながら煮る。仕上げに塩胡椒で味を調え、ごま油を回し入れさっと混ぜる。

6. 器に盛り、お好みで粗挽き黒胡椒をふる。

旬の食材を生かして作ってみよう

クリーム煮は鶏肉や豚肉、野菜に魚などさまざまな食材と合わせやすいので、旬の食材を生かして作ることもできます。

ぜひ、お好きな食材でアレンジしながら、作ってみては。時間のないときは、市販のホワイトソース缶を使うのも手です。

寒い日のごはんは、身も心もほっこりと温まるクリーム煮で決まりですね!

配信元

おうちごはん
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食卓アレンジメディア「おうちごはん」は、おうちでごはんを楽しむ方に向けて毎日の食卓が楽しくなるようなアイデアや情報を発信しています。 いつもの「いただきます」を楽しく、ちょっとの工夫でおいしい食卓を。 生活の中にある笑顔を増やし、食卓シーンを彩り豊かにしていきたいと思っています。
食卓アレンジメディア「おうちごはん」は、おうちでごはんを楽しむ方に向けて毎日の食卓が楽しくなるようなアイデアや情報を発信しています。 いつもの「いただきます」を楽しく、ちょっとの工夫でおいしい食卓を。 生活の中にある笑顔を増やし、食卓シーンを彩り豊かにしていきたいと思っています。