気づきにくい子どもの虫歯、基礎知識!

第247回 今日のこれ注目!ママテナピックアップ
乳歯は虫歯になりやすく、親からは発見もしづらいため、なかなか気づかないケースもあるそうです。いずれ抜けて永久歯に生え替わる乳歯ですが、虫歯はやはり心配ですよね。自宅でできる予防法などをまとめます。

気づきにくい子どもの虫歯、基礎知識!

●気付きにくい乳歯の虫歯

乳歯は永久歯と比べ、歯質が弱く、エナメル質の厚さも1/2程度。乳歯の虫歯は、歯と歯の間にできやすく、白いままの虫歯が多いため、見た目に大きな変化がないのだとか。また、子どもの痛覚は未発達で、痛みも出にくく、虫歯に気づかないまま進行してしまうことも多いようです。

●乳歯の治療法

大人の虫歯の治療と言えば、削って詰め物をするのが一般的。しかし、乳歯は段階によって治療方法が異なります。以下にまとめました。

1)初期の白く濁った虫歯の場合:歯を削らず、フッ素を塗って歯を強くする
2)進行していた場合:歯を削ってプラスチックを詰める
3)神経にまで達していた場合:神経を切断

神経のない乳歯は、永久歯が生えてきても自然に抜けないことがあるそう。その場合は、抜歯が必要になります。

●予防は2歳までが肝心!

虫歯菌に感染するのが遅ければ遅いほど、虫歯になるリスクは減少するため、2歳までの予防が肝心になります。幼児期の虫歯は、ほとんどの場合、親が感染源。大人が使ったスプーンでご飯を与えたり、口移しで食べさせることは、極力控えた方がいいかもしれません。

歯磨きは毎日するのはもちろん、寝る前にはしっかり磨いてあげましょう。また、歯と歯の間が虫歯になりやすいので、デンタルフロスを使うとさらに効果的。歯磨きが終わったら、フッ素ジェルや洗口液を使うのも◎。

●心配な場合は歯医者さんへ

歯医者さんは治療だけでなく、予防もしてくれます。フッ素塗布や奥歯をプラスチックでコーティングするシーラントという予防法があります。しっかり歯をクリーニングしてもらってから、併せてやってもらうとよさそう。保険が適用になるところもいいですね。

乳歯の虫歯は、永久歯の黄ばみや歯並びに影響してしまうこともあるのだそう。できる限りの予防と、早めの治療を心がけてください。大人になっても、健康な歯でいられるようにしてあげたいですね。
(文・姉崎マリオ/考務店)

※本記事の情報は執筆時または公開時のものであり、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご注意ください。

虫歯予防にぜひ!

だーれの は? (講談社の幼児えほん)
だーれの は? (講談社の幼児えほん)
新井 洋行 (著)
972円
「歯」がテーマの絵本。リスや象、ライオンなど色々な動物の歯を紹介。
「歯」がテーマの絵本。リスや象、ライオンなど色々な動物の歯を紹介。
薬用シュミテクト 歯周病ケア 90g 【医薬部外品】
薬用シュミテクト 歯周病ケア 90g 【医薬部外品】
シュミテクト
473円
歯周病、歯肉炎、口臭を抑える!
歯周病、歯肉炎、口臭を抑える!
クリニカアドバンテージ
クリニカアドバンテージ
クリニカ
276円
洗って繰り返し使える!
洗って繰り返し使える!

ピックアップ

「めっちゃ好き」「苦手でも飲みやすい」CMも話題の『ソイラテ』を飲んでみた
「硬くてスプーン折れそう」「罪深い味」新発売の【夜アイス】をまとめ買いしたい
「ビールに合う」「最高だった」無限ポテトチップス第3弾が登場
「大人買いした」「大好き」『華もち』の人気味がさらにおいしくなった!?