「過呼吸」の原因はご存知ですか?医師が徹底解説!

「過呼吸」の原因はご存知ですか?医師が徹底解説!

過呼吸とは、普段の呼吸数と比べ、呼吸数が著しく増加することをさします。呼吸数が増加することで、身体の中の二酸化炭素の濃度が極端に低くなり、頭がぼーっとしたり、手がしびれたりする症状が出ます。

通常、呼吸数が増加すると、脳が「呼吸を少なくするように」と命令を出します。ところが、過呼吸により頭がぼーっとしているので「息苦しい」と感じ、ますます呼吸数が増加してしまう悪循環におちいります。

原因として、身体に基礎疾患など何らかの病気などがあるために生理的な反応として呼吸回数が増えている場合と、精神的な理由で発作的に過呼吸が起きている場合とがあります。

前者の代表的な病気としては、肺水腫や間質性肺炎、気管支喘息、甲状腺機能亢進症、妊娠、敗血症などです。病気でなくとも運動時に誘発されることや、妊娠に伴って呼吸回数が増えることが知られています。後者の代表的な病気が過換気症候群です。

過換気症候群は、強いストレスを感じる環境にいることで生じる場合が多くあります。

病気がなくとも、過剰なストレスに弱い子どもが、過呼吸を生じる場合はよくあります。また、大人でも、精神的にストレスを感じやすかったり、過度なストレスが加わっていたりすると、過呼吸が生じやすくなります。また、うつ病やパニック障害に伴う症状として出る場合もあります。

過換気症候群は、基礎疾患がなく精神的な理由での発作が多いのですが、中には基礎疾患を伴う場合もあるため、注意が必要です。例えば、発作性頻拍のような不整脈や、てんかん、片頭痛、などの発作に続く形で過換気症状が出現する事があるため、精神面の問題と安易に考えずに、一度は病院で精査をすることが重要です。

すぐに病院に行った方が良い「過呼吸」症状は?

意識がない、けいれんしている、呼吸困難状態である場合には、すぐに病院受診しましょう。

行くならどの診療科が良い?

主な受診科目として、小児科、内科、呼吸器内科、精神科や心療内科です。

問診、診察、血液検査、画像検査(レントゲン、CTなど)、心電図検査などを実施する可能性があります。

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