年金は結局何歳で受け取るのが「お得」?実際何歳から受け取る人が多いの?

65歳からの年金受給時期は60歳まで繰り上げたり、75歳まで繰り下げたりすることができます。早くから受給できる「繰上げ」を選ぶか、受給額が増える「繰下げ」を選ぶかで迷っている人も多いでしょう。
 
この記事では、「繰上げ受給」と「繰下げ受給」の増減率や、どちらを選んだ方が受け取れる年金総額で得をするのかについて解説し、繰り上げや繰り下げを行っている人の割合を、データを基に紹介します。

年金の「繰上げ」、「繰下げ」とは

公的年金の老齢基礎年金と老齢厚生年金は、65歳の受給開始を60歳以降に繰り上げたり、75歳まで繰り下げたりすることが可能です。「繰上げ」を行うと受給額が減額され、「繰下げ」を行うと受給額は増額されます。繰上げ受給による減額率は、1ヶ月早めるごとに0.4%(1962年4月1日以前生まれの人は0.5%)です。

 

例えば、5年繰り上げて60歳から受給すると年金額は生涯にわたって24%減額(1962年4月1日以前生まれの人は30%減額)されます。繰下げ受給による増額率は、1ヶ月遅らせるごとに0.7%増額です。5年繰り下げて70歳から受給すると42%増額、10年繰り下げて75歳から受給すると84%増額になります。1952年4月1日以前生まれの人は70歳までしか繰り下げできません。

 

年金の「繰上げ」と「繰下げ」、どっちがお得?

 

「繰上げ」と「繰下げ」のどちらを選んだ方が、生涯受け取れる年金総額が多くなるかは、何歳まで生きるかによって異なります。年金を65歳から受給した人と70歳に繰り下げて受給した人の損益分岐点は81歳、75歳に繰り下げて受給した人の損益分岐点は86歳です。

 

つまり、70歳まで繰下げ受給をするなら81歳(厳密には81歳11ヶ月)、75歳まで繰下げ受給をするなら86歳(厳密には86歳11ヶ月)より長生きすると、65歳から受給するよりも受け取れる年金の総額が多くなります。

 

60歳まで繰上げ受給をした人と65歳から受給した人との損益分岐点は80歳(厳密には80歳10ヶ月)です。80歳10ヶ月よりも長生きをすると、65歳から受給する方が受け取れる年金の総額が多くなります。

 

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