糖分・糖質・糖類の摂りすぎに潜む危険性【各違いはあってもリスクあり】
糖質は、摂り過ぎるとあらゆる生活習慣病になってしまう可能性があります。
・肥満
・糖尿病
・アレルギーや皮膚炎
・精神疾患
糖質の摂り過ぎで起こり得る、これらの疾患について確認してみましょう。
肥満
糖質はエネルギーとして消費されない場合、中性脂肪として体に蓄積されてしまいます。
日頃から必要以上の糖質を取り続けると肥満になりやすく、肥満は糖尿病や高脂血症、高血圧などの原因となり、寿命を短くする可能性があります。
健康寿命を伸ばすためにも、適切な糖質の摂取が必要です。
肥満と健康 https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/food/e-02-001.html
糖尿病
糖質を摂り過ぎて高血糖の状態が続くと、血糖値を下げる働きに負荷がかかり糖尿病になる原因となります。
糖尿病は、それに付随して起こる網膜症・腎臓病・神経障害、血管の動脈硬化を進行させやすくするため、心臓病や脳卒中のリスクを高めてしまいます。
日頃から糖質を多く摂る方、健康診断で指摘されている方、ご家族に糖尿病をお持ちの方は注意が必要です。
厚労省HP https://www.mhlw.go.jp/www1/topics/kenko21_11/b7.html
アレルギーや皮膚炎
糖質は体の様々なホルモンバランスに影響しますが、中でも副腎皮質から放出されているコルチゾールに影響します。
コルチゾールは別名ストレスホルモンとも呼ばれ、体のストレス反応に関係しています。
このコルチゾールは体の免疫力、抵抗力に影響します。
血糖値が急激に上がったり、下がったりすることで、体に負荷がかかりコルチゾールが分泌しにくくなります。
糖質を普段から必要以上に摂っていると、その機構に負荷をかけるので、免疫力が下がりアレルギー症状が起こりやすくなります。
また、皮膚のバリア機能も低下するため肌荒れしやすくなります。
精神疾患
糖質は様々な体のメカニズムに関係していますが、中でも思春期に過剰に摂りすぎると精神疾患になりやすいことが分かっています。
精神疾患には様々な原因がありますが、糖質もそのうちの一つです。
普段気持ちが落ち込みやすく糖質を摂り過ぎていると感じる方は、少しずつ摂る量を減らしてみましょう。
国立精神・神経医療研究センター https://www.ncnp.go.jp/topics/2021/20211111p.html
糖分・糖質・糖類の適切な摂り方【それぞれの違いと合わせて】
糖質は1日に自分の体に合わせて摂る量を調整する必要があります。
また空腹時に急激に甘い物を食べるのも体に負担になりますので、糖質が高いものは食後など、吸収が遅くなるタイミングで摂るようにしましょう。
配信: トクバイニュース