特別な日のディナーに!ラグジュアリービール「ROCOCO Tokyo WHITE」を合わせるという選択肢

特別な日のディナーに!ラグジュアリービール「ROCOCO Tokyo WHITE」を合わせるという選択肢

年末年始。
家族や友人たちとのパーティーが増える季節である。
特別な日の特別なメニューには、特別なビールを合わせたい!
…でも、特別なビールって??となりがち。

実は日本には国産の「ラグジュアリービール」があるのだ。
宴の雰囲気を確実に盛り上げてくれる、とっておきのラグジュアリービールを紹介したい。

そもそもラグジュアリービールとは?

ウイスキーやワイン、シャンパンには超高額な銘柄がある。1本何十万円、いや、それ以上のものがあることもよく知られている。一方、高額なビールと聞いてすぐに浮かぶ人はよほどのマニアに違いない。ヱビスやプレミアムモルツ、国内外のクラフトビールも「ちょっと贅沢」レベルで富裕層ではなくても十分に手が届く。

では、ラグジュアリーで高級なビールはないのか、と言うと実はある。「ROCOCO Tokyo WHITE(ロココ・トーキョー・ホワイト)」というアイテムである。基本的にファインダイニングと呼ばれる高級料理店でしか飲めず、「幻のビール」的扱いを受けていたが、コロナ禍のさなかついにネット通販が解禁された。

今回、ビールを仕事にしている著者も初めて「ROCOCO Tokyo WHITE」を注文してみた。届いてびっくり!


木箱入りなのである。木箱に入って高級ではないものなんてこの世に存在しない。もうこの時点で高級感が漂う。ちなみに、このROCOCO Tokyo WHITEは330ml瓶×2本で3,850円(税込、送料別)ということで1本約2,000円。これまで皆さんは1本2千円するビールを飲んだことがあるだろうか?それが経験できるというだけで買った甲斐がある!

決して料理の邪魔をせず、引き立ててくれる味わい

はやる気持ちを抑えて開栓。グラスに注ぐと綺麗なイエローである。泡持ちもそこそこいい。ROCOCO Tokyo WHITEは南ドイツのバイエルン発祥のヴァイツェンというスタイル。大麦麦芽に加えて小麦麦芽を使用する、優しい飲み口が特長のビールだ。ヴァイツェンにはもう一つ大きな特長があって、それは酵母由来の、バナナのようなえも言われぬいい香りがすること。ROCOCO Tokyo WHITEもバナナのようなフルーティーな香りがするが、かなり控えめでそこにも上品さを感じる。


一口飲むとグレープフルーツのような柑橘のニュアンスを淡く感じる。これはホップ由来だろうか。飲み終わるとほんの少しの余韻を残しながらも綺麗に切れていく。苦みはヴァイツェンらしくかなり穏やか。高額なビールなのだから何かガツンとしたインパクトがあるんじゃないか?と期待する人もいるかもしれないが、真逆のバランス系ビールである。
なぜなら、多彩かつ繊細な食事と合わせることが前提になっているから。というわけで、色々な食事と合わせてみた。


ベビーリーフのサラダはROCOCO Tokyo WHITEの持つホップのハーブ感としっかり共鳴。食欲を高めてくれる。ソースの付いたローストビーフのような肉料理ともばっちり。味の濃い料理の邪魔をせず、それだけではなく肉本来の味を引き立ててくれる。すごく有能だ。ポテトサラダやチーズとの相性は抜群!味のレベルが強くない料理のときは、すっと前面に出て正統派ビールとしての存在感を示してくれる。
飲み終わりももたつくことなく、口の中をさっぱりさせてくれるので、ついまた一口と行きたくなる。あっという間にボトルが空になってしまうに違いない!

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