「EDの症状」はご存知ですか?原因や併発する病気も解説!

「EDの症状」はご存知ですか?原因や併発する病気も解説!

男性の性機能障害のひとつ、ED(Erectile Dysfunction=勃起不全)には様々な原因があります。

しかし、ED=勃起できない状態だと思いこみ、EDじゃないのにうまく勃起できないと悩む方は多いです。

実はその定義が「満足な性行為を行うのに十分な勃起が得られない、または維持できない」状態だということはあまり知られていません。

そこで今回は、EDの症状や定義、考えられる原因と治療薬について解説します。

EDの症状(初期症状)

ED(勃起不全)は、陰茎が全く勃起しない「完全ED」だけがEDだと捉えられがちです。しかし、EDの診断基準は「十分な勃起が得られないもしくは維持できない」状態が持続することとあります。
したがって、満足に性行為ができないなどの症状もEDと診断される場合があるのです。初期症状としては以下の症状がみられます。

勃起時に十分な硬さにならない

性行為の満足度が低い

勃起しても射精ができない

これらはすべてEDの初期症状にあたり、診療基準範囲内です。ほとんどが無自覚に発症し、性行為が満足にできなくなり悩む方が多いです。性行為に満足できなくなった、うまく自慰ができなくなったなどの症状が起きたら、医師の診察を検討してください。完全EDだけがEDではありません。

EDを発症する原因

では、EDはなぜ発症してしまうのでしょうか?考えられる原因には4種類あります。心が原因の心因性・身体が原因の器質性に加え、心と身体両方が原因となる混合型・薬剤の副作用による薬剤性の4つです。

心因性

まずは心が原因の心因性EDです。心因性EDは主に精神的なストレスやプレッシャーによって引き起こされます。常時発症するわけではないのが特徴です。自慰はできるが性行為だけがうまくできないなど、EDが発症する状況が限定されることもあります。
この場合はほとんどの方で心因性EDが疑われます。心因性EDは他の原因に比べ、若年層の患者さんが多い傾向です。また、心因性EDはED以外の性機能障害や精神疾患と併発している場合があるため、すでに精神疾患を発症している場合は心因性EDも発症している場合も多いです。
治療することは可能ですが、根治には心理療法が必要になります。確実な心因を突き止めなければ改善はできません。そのため、セックスカウンセラーなどの心理療法を併用して治療されることが多い原因です。

器質性

器質性EDは身体の障害により起こるEDです。勃起は陰茎海綿体への血流が十分でないとできません。加齢などにより動脈硬化が起きると血流が滞るため、陰茎に十分な血液が行き渡らなくなり勃起不全となります。
糖尿病や高血圧などの生活習慣病を患っている場合は、血流が滞りやすくなるため器質性EDも併発する可能性が高くなります。そのため、器質性EDの患者さんは40代以上の方が多いです。
また、脳出血などの外傷で神経を損傷した場合にも血液が行き渡らなくなり勃起不全に陥ることがあります。この場合も器質性EDという診断になります。
また、前立腺癌に対する前立腺全摘除術や、骨盤内腫瘍に対する骨盤内臓器全摘除術など、骨盤内の手術をすることによって勃起神経が損傷し、器質性EDを引き起こすこともあります。神経を温存した手術をすることが可能な場合もあるので、主治医の先生と相談してみましょう。

混合型

混合型は心因性・器質性両方が合わさりEDとなってしまうケースです。つまり心因性も器質性も考えられる、治療が難しい例となります。以下のケースはよくある混合型のケースです。

加齢に伴い血流が滞る(高血圧・動脈硬化など)

加齢に伴いストレスに弱くなり不安になりやすい

この2つのケースは、それぞれ器質性ED・心因性EDの原因となります。しかし、これらは1人の患者さんが同時に発症しうる症状です。
そのため混合型は治療が難しいEDとされています。心と身体ふたつの原因を改善させなければED自体を改善させるのが難しいからです。

薬剤性

薬剤性EDはある一定の薬剤を服用していた場合に起こりうるEDです。降圧剤や抗うつ薬、ステロイド剤などが副作用としてEDとなる可能性があります。
これらの薬剤を服用している方が必ず薬剤性EDになるというわけではありません。ただし、人によっては副作用を起こす可能性があります。
器質性EDになっていなくとも、これらの治療薬を服用することによって薬剤性EDとなっている場合があるのです。その場合は、投薬をやめると症状が改善する可能性があります。

関連記事:

ピックアップ

「ほくろが大きくなる」原因はご存知ですか?医師が徹底解説!
「低用量ピルを処方してもらうには」どうすればいいのかご存知ですか?
「化膿性汗腺炎」の症状・粉瘤との違い・発症しやすい人の特徴はご存知ですか?
「ひょう疽(爪周囲炎)」の症状・原因・発症しやすい人の特徴はご存知ですか?