経済的DVの7つのチェックリストや夫と離婚する場合の対処法

経済的DVの7つのチェックリストや夫と離婚する場合の対処法

経済的DVについてご存知ですか?

夫が給料明細を見せてくれず、生活費も入れない…。

子どももいるのに、夫が生活費として3万円しか入れてくれず、毎月のお金のやりくりが苦しい…。

そんなときは、経済的DVを疑いましょう。

家庭の「財布事情」は、家庭によって異なるもの。「こうあるべき」がないからこそ、自分の家庭の「財布事情」のおかしさにはなかなか気がつきません。

今回は、

経済的DVとは
経済的DV夫の意識改革法
経済的DV夫と離婚する方法

について、まとめました。ご参考になれば幸いです。

1、経済的DVとは?

まず、「経済的DV」とはどんなDVなのか、確認していきましょう。

(1)経済的DVとは

「経済的DV」とは、配偶者や恋人、親子などの親しい関係において、「相手から金銭的な自由を奪い、経済的に追い詰める行為」を指します。

(2)経済的DVはどれくらい起きている?

配偶者からのDVは、内閣府男女共同参画局の調査によると、過去最多の11万4,481件にのぼります。

横浜市の調査によると、DV被害者のうち7人に1人が経済的DVを受けていることがわかりました。

(3)経済的DVの可能性がある具体例

下に、経済的DVの可能性がある具体例を挙げました。

「私も、経済的DVを受けているのでは?」と思われる方は、一度チェックして見てください。

(4)経済的DVではない可能性がある具体例

例えば、「収入があるのに生活費を入れてくれない」という項目で、共働きで特に生活に苦しんでいないという場合は、経済的DVとして認められないこともあります。

こんな夫へは、夫にかかる生活費を削ってしまいましょう。

自分で稼いだお金で自分で生活して!と突き放せば済むことです。

また、夫が生活費を十分に入れている環境下で、「外で働かせてくれない」という項目一つだけをとって経済的DVとみなすことも難しいでしょう。

夫があなたに外で働いてもらいたくない理由にもよりますが、その理由にあなたが納得いかないのであれば、あなたの自由意志を一方的に拘束していることは確かです。経済的DVでなくても精神的DVないしはハラスメントになり得るでしょう。

2、経済的DV夫の意識改革はできるのか

「離婚を考える前に、夫の意識を変えることは可能だろうか…」とお悩みの方もいます。

子どもを女手一つで育てることへの不安を考えると、当然の悩みです。

では、実際夫の意識改革は可能なのでしょうか?

(1)夫に故意的に苦しめる意識がある場合は難しい

夫の経済的DVが、故意的に(わざと)あなたを苦しめているとすれば、もしくはあなたの苦しさに気づきながら改善する意思がないのならば、夫の意識は変わらないと言えるかもしれません。

なぜなら、あなたを苦しめることで、夫はある一定の優越感を感じていると考えられるからです。

また、夫からの圧力に耐えてきたあなただからこそ、夫としては、あなたと夫婦でいるモチベーションがあるとも言えます。

このようなケースでは、夫との交渉自体が難航することが予想されます。

(2)単純に細かいだけなど、苦しめたい意識がなければ改善の可能性あり

一方、夫が故意的にあなたを苦しめる意識がなく、ただ単純に細かく、あなたの経済活動をチェックしたり、生活費を節制しているだけの場合では、夫の意識が変わる可能性もあります。

ただし、夫の意識を変えるには、夫婦間だけではうまく話がまとまらない可能性も大きいでしょう。

「生活費が足りない」と家計簿を見せながら夫に話しても、「もっと節約できるだろう」と返されたり、「外で働きたい」と話しても「君の管理が甘いからじゃないのか」と返されると、ひるんでしまいますよね。

話し合いの途中で逆上される恐れもないとは言えません。

夫の意識改革は可能かもしれませんが、カウンセラーなどの第三者を介すなどして、客観的に話を進めることをオススメします。

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