ハイグレードなステーキと本格イタリアンの欲張りな組み合わせ
「IL LUPINO PRIME/イル・ルピーノ・プライム」は、かの有名なステーキハウスオーナーであるウルフギャング・ズウィナー氏プロデュースの本格イタリアンレストラン。ウルフギャング氏の代名詞であるステーキだけではなく、前菜からデザートまで多彩に楽しめるのが特徴のレストランとなっている。
シグネチャーメニューは、アメリカで流通する牛肉の2%以下に相当する、最高級プライムグレードのTボーンステーキ。厚みのある牛肉を高温で一気に焼き上げて肉汁を閉じ込めており、ダイナミックなビジュアルとあふれる旨味がたまらない逸品だ。
洗練されたモダンな店内には、様々なシーンで利用できるよう複数の空間が。
大きな窓が開放的な窓際席、シャンデリアが印象的なメインダイニング、プライベートな個室も用意されている。
さらに、全天候型のテラス席はペットの同伴も可能。ハワイの「イルルピーノ」に行ったことのあるゲストからは、青山にいながらハワイの雰囲気を感じられると評判なのだとか。
本格的なバーカウンターもあるので、待ち合わせや食後に利用すればスマートなディナータイムを過ごすことができる。
編集部が「クリスマスディナースペシャルコース」を実食レポート
ウルフギャング氏が息子のピーター氏とともに手掛けるイタリアントラットリア&バーということで、ステーキはもちろん他のお料理もとっても楽しみです。
まずはアミューズのカナッペ。サワークリーム&キャビア、ツナタルタル、チャックロール(牛肩ロース)のパテ&トリュフバターがそれぞれ小さなパンケーキにのっていてとっても華やか。
私のお気に入りはチャックロールのパテでした。飾りのチーズとトリュフの香りが豊かで心が満たされます。
シャンパンのお供にぴったりなこのアミューズは、左から食べ進めるのがおすすめですよ。
前菜は3種盛り合わせでとってもボリューミー。
「鮮魚のカルパッチョ」は12月はキンメダイが用意されるのだそう。弾力のある白身のスライスがたっぷり盛り付けられて満足度が高いです。
店内のスライサーで切りたてを提供される生ハムも、贅沢に数枚まとめて口に運べるボリューム感。塩味がちょうどよくて白ワインにぴったり。
カプレーゼはカラフルな飾りつけがクリスマス風で華を添えていました。
ロブスタービスクをアレンジした「シーフードスープ」はクリスマス限定メニュー。イタリア風に大きなエビ、ホタテ、ムール貝をプラスしていて豪華な1品になっています。
スープといえば箸休めのイメージがありますが、こちらは温かい前菜といったほうがしっくり。濃厚なスープに大満足間違いなし!
お次は待ちに待った「USDA PRIME T-BONE ステーキ」。USDAというのは米国農務省のことで、「イル・ルピーノ・プライム」ではこの機関が認めたハイグレードなプライムステーキをいただくことができるのです。
さらに、アメリカから空輸する際は冷凍ではなくチルドなのだそう。こだわりをひしひしと感じます。
この日のTボーンステーキは4センチの厚さにカットされているということで、とってもダイナミック!
取り分けてもらったお肉は左がヒレ、右がサーロインです。2部位を一度に楽しめるのがTボーンステーキのいいところですよね。お肉好きにはたまらない。
お肉自体がおいしいので、味付けは塩とこしょうで十分。
ヒレはしっとりと柔らかくて赤身のお旨味が詰まっていて、いくらでもいただけそうな印象。サーロインはジューシーな脂の甘味があふれ出してワインが進む進む…。
個人的にはさっぱりといただけるヒレが好みでした。
「トリュフをのせたチーズリゾット」はステーキの付け合わせ。マッシュポテトではなくリゾットというのは、イタリアンレストランならではの組み合わせですよね。日本人としても、お肉×お米のコンビネーションはぜひ推したいところです。
ステーキの味付けがシンプルな塩&こしょうなので、チーズとトリュフの風味がいいアクセントに。
食後にはイタリアンデザートの代表「ティラミス」&「カタラーナ」を。グランドメニューにもありますが、クリスマスアレンジが施されて特別感満載です。
なめらかなでさっぱりしたマスカルポーネチーズと冷たいカタラーナは、ステーキコースの締めにぴったりでした。
ステーキハウスとイタリアントラットリアのいいとこどりができるレストランは珍しいので、特別な日の欲張りディナーにおすすめです。
配信: OZmall