物が貴重になる非常時、いつもなら使い終わったら捨ててしまうものも活用できると良いですね。意外なものが災害時にも普段使いにも便利なグッズに変身します。この記事ではペットボトルやジッパー付き袋のリユース方法を紹介します。
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ペットボトルの口で「密閉袋」
使い終わったペットボトルの口部分を切り取って、ポリ袋と組み合わせると便利な密閉袋として使うことができます。
必要なものは使い終わったペットボトルとポリ袋、カッターやハサミのみ。作り方はとてもシンプルです。
使うのはペットボトルの口部分。ここをカッターなどで切り取ります。
下からポリ袋を通し、口部分をきれいに覆うように袋を開きます。
口部分にポリ袋が被さったままフタをしっかり閉じたら完成です。
ペットボトルの切り口部分でポリ袋を傷つけてしまう恐れがあるので、あればテープを貼って保護すると安心です。
これなら入れるものの大きさも選びませんし、液体を入れても口の部分から漏れる心配も少ないです。ただし、あまり厚手のポリ袋だとフタが閉まり切らず液体が漏れてしまう可能性もあります。ポリ袋が破れない限りは何度も開け閉めして使うことができるのも便利です。
使い道は食品の保存のほか、氷を入れて氷のうとして使うのも良さそうです。
ジッパー付き袋のジッパー部分で「袋とじクリップ」
ジッパー付き袋の「ジッパー部分」が、ポリ袋を閉じるクリップとして再活用できます。仕組みは前に紹介したペットボトルの口を使った密閉袋とほぼ同じです。
作るのに必要なものは使い終わったジッパー付き袋とポリ袋、あとはハサミがあればOKです。
ジッパー付き袋のジッパー部分をハサミで切り落とします。
ジッパー部分の下からポリ袋を通し、ポリ袋の上からジッパーを閉じます。
コツはポリ袋の口をシワが寄らないようにしっかり伸ばして閉じることです。ポリ袋が重なっている部分があると中身がこぼれる危険性が増します。ポリ袋より横幅が一回り大きいジッパー付き袋を用意すると良いと思います。
水を入れて口を下にして持っていると少しずつジッパーが開いてきてしまい、しばらくして水が漏れだしました。ジップ部分に力をかけ続けるような使い方は避けた方がよさそう。液体を入れてもOKですが、パンパンに入れたり、ジッパー部分に力がかかったりしないように工夫しましょう。
今回は2つのメーカーのジッパー付き袋で試しましたが、どちらも密閉度は変わらないように感じました。中には今回の使い方ではうまく閉まらない製品もあるようです。
また、厚手のポリ袋では口がしっかり閉まらないこともあります。心配な時は使う前にしっかり密閉できるものかどうかチェックすると良いと思います。
ジッパー付き袋もペットボトルと同様に、食品の保存などに活用できます。水害時や雨天のときには、水に濡れさせたくない小さな電化製品や書類などを入れておくのにも良さそうです。口をギュッと縛るわけではないので、特に書類を入れるのに向いていると思いました。
配信: 防災ニッポン