親と縁を切る5つの方法!親と縁を切るには◯◯を捨てること

5、親と縁を切る方法は自分の気持ち次第

以上、法的な親子の縁と、親子の縁を切る方法をご紹介してきました。

ここで、「親子の縁を切る」とは、「自分の気持ち次第」ということに気づかれた方もいらっしゃるかもしれません。

成人した親子には、親との同居義務はありません。

会わなければならない義務もありません。

もちろん、仲良くする義務もなければ、親に感謝する義務もありません。

親の言うことを聞かなければいけない義務もないのです。

親と縁を切りたい場合には、まずはあなたの常識を捨てるべきです。

そうすることで苦しい心からも逃れられるのではないでしょうか。

(1)まずはあなたの常識をくつがえす

あなたは親を否定する一方で、心のどこかで親のいうことを聞かなければいけないと考えていませんか?

しかし、成人した大人であれば、親の言いなりになる必要はありません。

あなたは、一人の人間として「自由」です。

親だから尊重し大切にすべきだという考え方は、大変立派で常識的です。

ただ、その常識は、親も常識的なケースに用いるべきです。

親が常識を破った接し方をしてくるなら、あなただけが譲歩する必要はありません。

親のつきまといが酷いなら、家庭裁判所に申し立てたり警察に訴えることも可能です。

常識にとらわれずに、自分のやり方で自分の生活を守っていく方が重要です。

「正式に縁を切る方法が知りたかった」という場合、もしかしたら、親に対し、「あなたにはもう私につきまとう権利はないんだ」というための証が欲しかったのかもしれません。

なぜならば、親から寄ってくれば自分は応えてしまうだろうことがあなたにはわかっているからです。

このような場合は共依存になっている可能性もあります。

あなたの考えた方を、あらためて考えてみましょう。

そして、仮にそのような「正式な方法」があったとしても、親は、あなたにつきまとうことでしょう。

(2)無理に仲良くしなくても良い

先述したとおり、親と無理に仲良くする必要はどこにもありません。

法的な義務もありませんから、縁を切りたいと感じるなら会わなくてもいいのです。

無理に仲良くしようという常識的な考え方は捨てるべきでしょう。

(3)気にしない

「気にしない」ことができればすごいことです。

「はい。はい。わかりました。」などと相槌を打ち、深い意味には捉えずにいることができればもう大丈夫。

しかし今のあなたは「気にしない」ということは決してできない状態かもしれません。

親がいつでも心の多くを占めている状態は、健全な状態ではありません。

そんなときは、心のカウンセラーを頼ってみることも1案です。

(4)親からの虐待は異常行為であることを知る

親からの虐待はあってはならないこと。逃げるべきです。

とはいえ逃げた先、どうすればいいのか。

未成年者の場合の児童相談所であれ、成人の場合の独り立ちであれ、今までの「縛り」がなくなった状態は、虐待とはまた違った辛さをあなたに感じさせるかもしれません。

しかし、それは一瞬だと理解してください。

指針がなくなったあなたは、ある種の寂しさや苦しみに襲われるかもしれません。

でも、そこからきっといい出会いがあります。

あなたが前を向いてしっかり生きていれば、理解してくれる人が現れます。

すぐには現れないかもしれません。

でも、あなたの目指す日は必ずやってきます。

あなたの前に、心から信頼できる人が1秒でも早く現れることを願います。

6、親との縁を切る方法をふまえて|困ったときは弁護士に相談を

弁護士は、あなたの代理人になる仕事です。

代理人とは、あなたの「代わり」という意味です。

あなたの絶対的な味方であり、あなたに不利な提案をすることはありません。

弁護士は、あなたが親と縁を切りたい理由や親の状態も詳しく聞き、最善の対処法を提案してくれます。

もしも親と縁を切った後の親の生活が心配なら、第三者の目線からどのような暮らしになるのかお伝えすることもできるでしょう。

あなたの親を思う優しい心に寄り添いながら、あなたの今度の人生の選択を応援してくれます。

困った場合は、親子関係に詳しい弁護士に相談してみてください。

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