「結婚する?別れる?」究極の選択。出した答えの決め手となったのは!?

「結婚する?別れる?」究極の選択。出した答えの決め手となったのは!?

25歳のとき、私は仕事で東京から北海道に2年間出向しました。付き合いが長く結婚も考えていた彼を東京に残したまま。彼はいつも私にはやさしいのですが、反面、他人を見下すような発言をすることがありました。そんな彼に強く違和感を覚えるようになり、イラつくことが増えていたなかでの遠距離恋愛。しばらくすると、私は北海道の同僚に惹かれ始め……。


付き合いの長い彼を東京に残して北海道へ

25歳のとき、私は東京の本社から北海道の関連会社へ出向しました。2年間という期限付きの出向です。


当時、私には長く交際している彼が東京にいました。「この人と結婚するのかなぁ」となんとなく思っていましたが、同時に、このころは彼の悪い部分ばかりが目につくようになって、会うとイライラすることが多くなっていたのです。


例えば、低収入の人をバカにする発言。本人はお坊ちゃまで、傍から見るとほぼ親の力で生活していると言ってもいい身分なのに、自分は能力の高い人間だと錯覚しているとしか思えない口ぶりが、どうも気になってしまって……。


結婚のことも、彼が優先するのは両親の意向。彼のご両親は学歴や職業をかなり重要視する人たちのようで、私が名の知れた企業の総合職であるため、彼に「○○ちゃん(私)なら俺の親も結婚を許してくれるよ!」と言われたのです。


私にしたら「普通にちゃんと働いている人ならよくない?」と疑問に思うのですが、実際、彼のお姉さんは一般的なサラリーマンの方との結婚をご両親に反対されているようでした。

彼への想いが離れつつある中、新たな出会いが…

そんな彼との付き合いに多少の違和感はあったものの、彼は基本的に私にはやさしいので、北海道に引っ越したあとも遠距離恋愛を続けていました。


しかし、彼が北海道まで遊びにきてくれたときです。数カ月ぶりに彼と会ったというのに、うれしいとはまったく思えない自分がいました。むしろ、会うことが面倒くさいと感じてしまったのです。


彼への想いが離れていく一方で、私は北海道で一緒に働く同僚のひとりに惹かれ始めていました。その男性は仕事ができるタイプではありませんが、会話をすればとてもおもしろく、いつもジョークで周囲を和ませてくれる人。そして、その同僚も私に好意を抱いてくれていることが、態度から伝わってきていました。

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