【今さら聞けない】「目薬の正しいさし方」とは?何滴さす?さしたら瞬きする?寝る直前の使用はOK?

【今さら聞けない】「目薬の正しいさし方」とは?何滴さす?さしたら瞬きする?寝る直前の使用はOK?

目の疲れや乾燥など、目のお悩みに欠かせない目薬。ですが、みなさん、目薬を正しくさしていますか?そもそも目薬の正しいさし方なんてあるの?と思いますが、実はあるんです!目薬を何滴もさしたり、さした後ですぐ目を閉じたり。これ、結構やりがちですが、実は目薬の効果を得にくい行為なんですって!どちらもわたし、やってました…。そこで今回は、知っているようで知らない「目薬の正しいさし方」を再確認してみます!

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1回にさす目薬の最適な量は?

「目薬の正しいさし方」を紹介していたのは、読売テレビの情報番組『朝生ワイド す・またん!』。ロート製薬の吉本有希さんが、目薬の重要性やさすタイミングなどについて教えてくれました。

一般的な目薬は1回、1滴が適量なんだそうです。目の中にとどまることができる涙の量は約20マイクロリットル。つまり、目薬も約20マイクロリットルしか目の中にとどまることができないわけです。目薬1滴で約30~50マイクロリットルなので、2~3滴を目にさしたとしても、そのほとんどが目から溢れ出てしまうことになりますね。

また、1日に点眼する回数の目安は、5~6回。ただし、使用する目薬の用法容量に従ってくださいとのこと。目の疲れや乾きなどの症状が出たタイミングで点眼すると効果的だそうです。連続して点眼する場合は5~10分間隔をおき、また、就寝時は寝る5分以上前に点眼するといいんですって。

寝る5分以上前に点眼する理由を調べてみました。
涙の流れは、起きているときと比べ、寝ているときのほうがより停滞するそう。寝る直前に点眼し、そのまま眠ってしまうと成分によっては停滞により目への刺激が長く続く恐れがあるそうです。そのため、点眼するのは遅くとも寝る5~10分前。寝る直前に点眼し、そのまま眠ってしまうことは避けてくださいとのことです。

点眼した後はパチパチまばたきするorしない?

点眼した後は「パチパチまばたきするorしない?」どちらでしょう?

これは、「パチパチまばたきしない」のが正解。パチパチまばたきすると、せっかく目の中に入れた薬剤が流れ出てしまうのだそう。目に薬剤を浸透させるためにゆっくりと目を閉じるのがいいんですって。

これ、初耳でした!これまでわたしは、目薬をさした後、薬剤を目に浸透させようと、あえてパチパチとまばたきを多めにしていました…。あれって、逆効果だったんですね…。

絶対やってはいけない目薬のさし方とは?

番組で、「絶対やってはいけません!」と言っていたのが、目薬の容器を目尻や目頭など目に直接つけてさすこと。容器の中に雑菌が入り、容器内が雑菌で汚染されてしまうそうです。点眼するときは、容器を必ず顔から離してさすのが鉄則。もし、目に目薬の容器が触れたら、その目薬は捨てたほうがいいそうです。

確かに、雑菌が繁殖した目薬を目にさすのは本末転倒ですよね。

開封後の使用期限は?

目薬のパッケージに記載されている期限は、未開封の場合の期限のため、目薬を開封したら、2~3か月を目安に使い切ってくださいとのこと。また、防腐剤無添加の目薬は、10日前後が使い切る目安となっているそうです。

子どもに目薬をさす場合は?

まだひとりでは目薬をさせない小さなお子さんには、保護者がひざまくらをして、ひざの上に子どもを仰向けに寝かせてから、さしてあげるといいとのこと。目薬を嫌がる子どもも、お母さんのひざまくらの上なら安心するそうです。

コンタクトをしている場合

コンタクトをしている状態で目薬をさす場合は、レンズに影響が出ることがあるため、必ずコンタクト用の目薬を使用してくださいとのことでした。

普段得ている情報の8割は”目から”といわれています。どうしても目は酷使しがちで、トラブルを抱えがち。目の健康は生活の快適さに直結するので、ぜひ正しい目薬のさし方を参考にして、効果的に目のケアを行ってください。

<参考資料>

『参天製薬〜よくあるご質問・Q就寝前に一般用目薬をさしてもいいのですか?』
https://www.santen.co.jp/ja/contact/faq/

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あたらしい日日
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