7 MEN 侍の動画に、なぜかKing&Princeファン集合のワケ【Jr.チャンネル週報】

 ジャニーズ事務所が動画配信サイト・YouTubeに開設した「ジャニーズJr.チャンネル」。現在、Aぇ! group(火曜)、少年忍者(水曜)、Lil かんさい(木曜)、7 MEN 侍(金曜)、美 少年(土曜)、HiHi Jets(日曜)がオリジナル動画を投稿中だが、その出来ばえは実にさまざま。そこで、「しょせんジャニオタ向け」と切り捨てるにはもったいない動画と、「ジャニオタでもしんどい」動画をジャニーズウォッチャー・中村チズ子が解説&ツッコミ! 今回は、1月19~25日公開の動画を注目度順にチェックします!

Lil かんさい、パフォーマンス動画が100万回再生達成

 1月19日の動画は「Lil かんさい【ジャニーズカウントダウン2022-2023】 in 東京ドーム」。昨年大みそかに東京ドームで行われた年越しライブ『ジャニーズ カウントダウン 2022-2023』(以下、『カウコン』)から、Lil かんさいは「Lil miracle」「関西アイランド」の模様が公開された。

 1曲目の「Lil miracle」は、Lil かんさい初のオリジナル曲。曲のコンセプトにぴったりの王子様風衣装はきらびやかで、メンバーカラーをあしらったデザインも印象的。キラキラした世界観は、多くのファンが好みそうな“王道ジャニーズ”路線だ。

 そんな中でも個人的に激推ししたいのは、金髪の貴公子・岡崎彪太郎(まさに王子様のビジュアル!)。「迎えに行くから」(1分20秒頃)「抱きしめるから」(2分22秒頃)の歌詞でアップになるのだが、包容感のある優しい笑顔が胸キュンポイント。このほか、楽しそうに踊る嶋崎斗亜と當間琉巧(1分44秒頃)らの表情にも注目してほしい。また、続く「関西アイランド」は打って変わって関西Jr.らしい賑やかな1曲となっている。

 再生回数は121万台。配信後1週間の時点ですでに100万回を超えていた。ちなみに、前週17日公開のAぇ! groupはトップを独走していたが、相変わらず好調で184万台(いずれも31日時点)。関西勢の数字の強さを示している。

7 MEN 侍のコメント欄に“ティアラ”が集まる

 20日にアップされたのは「7 MEN 侍【ジャニーズカウントダウン2022-2023】 in 東京ドーム」。Lil かんさいと同じく『カウコン』から、「サムダマ」「サイレン」のパフォーマンスが楽しめる。

 とはいえ、1曲目の「サムダマ」は冒頭のバラード調のパートのみで、すぐに「サイレン」に突入。前半は激しいダンスを披露するが、途中で楽器演奏にシフト。『カウコン』のパフォーマンス動画の中では、ほかのJr.にはない演出だ。

 ただ、7 MEN 侍の場合は3分40秒という短めの動画となっている。前日公開のLil かんさいは4分50秒で、最も長い美 少年(1月14日更新)は6分42秒だった。実際のステージだと嵐の「言葉よりも大切なもの」をカバーしていたそうだが、「Jr.チャンネル」では、自分たちのオリジナル曲のみの配信となったのだろう。

 ちなみに、コメント欄には、なぜか「ティアラ」ことKing&Princeファンによる書き込みが多く見受けられる。現在、ティアラたちは、同グループのYouTubeチャンネルに上がっている「King & Prince『ツキヨミ』YouTube Edit」(昨年10月公開)の1億回再生超えを目指しており、SNS上で協力を呼びかけ合っている。

 7 MEN 侍のファンがこうした運動に賛同していたのか、ティアラを名乗るユーザーが「7 MEN 侍担当(ファン)さん、『ツキヨミ』を見てくださってありがとうございます!」「たくさんの侍担が『ツキヨミ』に見てくださり、うれしくてきました」とお礼のメッセージを残していた。

 なお、再生回数は31日時点で42万台。先頭を走るAぇ! groupと、かなり差がついてしまっている。

 21日更新の動画は「美 少年【1泊2日沖縄旅行】ご褒美ロケ…のはず!?」(再生回数は21日時点で27万台)。昨年春の「ジャニーズJr.運動会」で一致団結し、見事に優勝した美 少年。その賞品である沖縄旅が今回からスタートした。

 登場から半袖姿で元気いっぱいの6人。続けて、動画のハイライトを少しずつチラ見せするオープニング映像へ。ポップでさわやかな美 少年のオリジナル曲「虹の中で」も沖縄旅にバッチリとハマっていた。

 メンバー6人はまず、観光客も訪れる「平和通り」までお散歩を開始。概要欄に「初回は那覇市内の商店街をぶら散歩とユタ占いをご覧ください。ゆるゆるのロケですが、僕らの楽しんでる様子は伝わるかと思いま~す!」と記載がある通り、終始和やかな雰囲気の1本だ。

 商店街を巡る道中では、じゃんけんで勝った3人がもずくのかき揚げをゲットできるというゲームが始まり、佐藤龍我、藤井直樹、那須雄登が勝利した。しかし、佐藤は紅芋コロッケ、那須はシークワーサーかき氷を注文し、ルールを無視。また、佐藤が購入した紅芋コロッケを見た金指が「食べたい」とおねだりし、浮所飛貴も「金指、半分こしない?」と便乗。

 また、岩崎大昇が後方で黙っていると、佐藤が「大昇は?」と声をかけて気遣う場面も。岩崎は「いいの? もらって」と素直に佐藤の優しさを受け取り、紅芋コロッケを分けてもらっていた(ちゃんと『ありがとう』とお礼する岩崎も偉い)。結局、みんなでおいしいものをシェアし合い、まったりと沖縄を満喫する6人の姿は、見ていて微笑ましい。

 その後は2023年の運勢を占ってもらうべく、「金玉 判断」なる店へ移動。浮所から読み方を聞かれた佐藤は無邪気に「きんたま?」と大声で発言。さらに、隣に立つ岩崎の下半身にタッチ(15分56秒頃、16分30秒頃)。その都度、岩崎が佐藤の手をポンと優しく叩き、さりげなく注意していた。

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