【産直試食】1個1300円超!?新潟県産「雪国アボカド」食べてみた!まったり濃厚なお味は感涙モノ♡

【産直試食】1個1300円超!?新潟県産「雪国アボカド」食べてみた!まったり濃厚なお味は感涙モノ♡

日本でも、すっかりお馴染みのアボカド。スーパーなどで目にするものは、ほぼ外国産ですが、日本国内でも、少しずつ栽培が始まっているそう。熱帯植物のイメージがありますが、今回取り寄せたのは、なんと新潟県産。その希少性ゆえ、メディアにも多々取り上げられる逸品です。注文が殺到しているため、入手方法はインターネットでの抽選販売のみですが、見事当選しちゃいました!注文の過程から、そのお味まで詳しくレポしちゃいますよ~。

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ネットの抽選販売のみで手に入る「雪国アボカド」って?

今回取り寄せたのは、新潟県新潟市のせきね農園の関根邦仁さんが育てている「雪国アボカド」。

熱帯植物というイメージのあるアボカドが、寒い新潟県で本当に育つの!?って思っちゃいますよね。

実は、アボカドの世界的に有名な産地は、メキシコの標高2000m前後の高地。昼間は約25℃、夜間は約10℃と、寒暖差の大きい地域だそう。

「ここ新潟で、アボカド栽培を可能にしているのが、ハウスです。新潟の長い冬とハウスの暖かさで、アボカド栽培に適した寒暖差を作り出しているんです」(関根さん)

なるほど。一見ハンデとなりそうな新潟の寒さを、逆に利用しているというわけですね!

「日本で販売されているアボカドは、ほぼすべてが輸入品で、そのほとんどが『ハス』という品種です。でも、じつは世界には数千の品種があるといわれているんですよ」(関根さん)

せきね農園では、40品種以上のアボカドを栽培。
3品種が4~5個入ったセットを、6900円(税込・送料込み)で販売しています。

「アボカドは品種によって、見た目も味も、まったく違います。ぜひ、食べ比べてその違いを楽しんでいただきたいです」(関根さん)

ドキドキしながら、抽選販売に参加してみた!

「雪国アボカド」は注文が殺到するため、通常はインターネットで抽選販売のみされています。

栽培量がとても少ないため、販売は不定期。せきね農園のホームページの「お知らせ」や「雪国アボカド商品ページ」に、受付日時が告知され、その時間内のみ申し込むことができます。

わたしも、ワクワク、ドキドキしながら申し込んでみることに。

受付時間になると、申し込みフォームが表示されました!

氏名、メールアドレスと、任意で電話番号を入力すれば、抽選の申し込みは完了。
どうかどうか、当たりますよ~に…!

翌日、当選者には購入の案内メールが届くそうなのですが…メールを開くと、ありました!

メールの案内に沿って手続きし、購入の申し込みも完了!
支払い方法は、わたしはコンビニ決済を選んだので、さらに翌日、コンビニで支払いを済ませました。

お初にお目にかかる国産アボカド…楽しみでならな~い♪

届きました~!!

わ~ぉ!

外装は、雪の結晶がプリントされた段ボール箱!
アボカドの熱帯のイメージとのギャップが印象的です。

さっそく段ボール箱を開けると…

おぉぉ、今度は純白に輝く化粧箱が。
フタの中央には、せきね農園のロゴ。高級感が漂います。

そしてそして、箱のフタを開けると…

わぁ~!鮮やかなグリーン!!その美しさに、なんだか感動。

「化粧箱は、冬の新潟に降り積もる雪。箱を開けると、アボカドのグリーンとピンクが目に飛び込んできて、暖かい春が訪れる。そんなストーリーをイメージしました」(関根さん)

うんうん、「冬から、春に」かぁ。確かに、伝わってきます!

今回届いたのは、「ズタノ」という品種が2玉、「サンミゲル」、「ピンカートン」がそれぞれ1玉でした。
スーパーなどでよく見かける輸入品とは、色や形も違います。どんな味がするのか楽しみ!

さて、ここからはアボカドが食べ頃になるのを、ひたすら待ちましょう!
食べ頃の目安は、ヘタがぐらぐらになったら。

同梱された説明書によると、直射日光の当たらない20℃前後の室内に、フタを開けた状態で置いておくのがベストだそう。27℃以上、5℃以下は避けるべし、とのこと。

冬場なので、暖房がきいている居間に置いておくことにしました。

品種によって追熟期間が異なり、数日~1か月で食べ頃を迎えるそう。

国産アボカド…気になるお味は!?

届いて数日たった頃から、毎日ヘタの様子を観察し、優しく持ってみて柔らかさを確認しました。

・ねっとり甘い「サンミゲル」

まず変化が現れたのは、画像右上のサンミゲル。

収穫日から2週間ほどたった頃、箱をのぞくと、サンミゲルの色が赤紫に!
ヘタもグラグラしていて、手で持ってみただけで柔らかさが伝わってきました。

切る前に、輸入品と比べてみました。
左が輸入品、右がサンミゲルです。サンミゲルの方が少しぷっくら大きくて、皮が薄いです。

期待を胸に、包丁で半分に切ってみます!
ワクワクが抑えられな~い!

お~、キレイな濃い黄色。

まずは、何もつけずに食べてみます。

おぉぉ!非常~に濃厚!!

味が濃いので、少し食べるだけで、風味が口いっぱいに広がります。

そして、甘い!!
アボカドって、フルーツなんだなぁと、改めて実感。

輸入品とも食べ比べてみましたが、こちらの方が、断然味が濃い。
食感も全く違い、輸入品は少しサクッと感があるのに対し、こちらは、ねっとり。

皮の際までおいしいです。

関根さんによると、サンミゲルはわさびじょうゆと合うそうなので、試してみました。

う~ん、合う~!
しょうゆの塩味が加わることで、甘味をさらに強く感じます。
そして、わさびをつけることで、少しさっぱり。

なんて贅沢な時間♡

・あっさりみずみずしい「ズタノ」

その数日後、ズタノのヘタがグラグラしてきたかと思ったら、急激に赤みをおびてきました。

輸入品と比べてみました。左がズタノ、右が輸入品です。
ズタノの方が、かなり大きくて、皮は薄いです。

さっそく、切ってみましょう!

おぉ!種が大きい~!

サンミゲルと比べて、少し色は薄いような…?

ズタノは水分が多く、あっさりした味わいが特徴だそう。

まずは、何もつけずに…

うん、たしかにみずみずしくて、おいし~!
なめらか~な食感です。

本当に、品種によって味が違うんだなぁ~。

こちらも、輸入品と食べ比べてみました。

あれ、サンミゲルよりあっさりしていると思ったけど、輸入品とくらべると、断然濃厚。
アボカドの風味がしっかり感じられます。

ズタノは、皮が非常に薄いのも特徴。指でつまんで引っ張ってみると、ぺろ~ん、と薄くむけました!

関根さんによると、ズタノは塩と相性がいいそう。

ふつうの塩と、クレージーソルトにつけて食べてみました。

まずは、ふつうの塩。

あ、おいし~い!
塩がアボカドのおいしさをいっさい邪魔せずに、旨味を引き立ててくれます。
パクパク食べられちゃいますね~。

続いて、クレージーソルト。

こっちも合う!
ガーリックやハーブの香りが加わって、少し複雑で、奥ゆきのある味わいになりました!

・コクがあってクリーミーな「ピンカートン」

最後に残ったピンカートンは、追熟に日数がかかるのが特徴。

収穫から1か月ほどたったころ、ようやくヘタがグラグラしてきました!

左がピンカートン、右が輸入品。
皮の感じは似ていますが、形が明らかに違いますね。

さっそく切ってみました!

お~!きれいな果肉!

ピンカートンは、濃厚な味わいと甘味が特徴だそう。

まずは、そのまま食べてみると…おぅ~、コクがあってクリーミー。デリシャス♪
ひと口ひと口かみしめるたびに、幸せを感じます。
1か月待ったかいがありました!

ピンカートンは、焼肉のタレやポン酢をつけるのがおすすめだそう。

まずは、焼肉のタレ。
うん、タレの甘味がアボカドにまとわりついて、濃厚さが増した感じ。
おいしいです!!

続いて、ポン酢。
こちらは、濃厚な味わいが酸味によって、少しあっさりして、食べやすくなった感じ!
どちらも、おいし~い!

このほか、スモークソルトをつけても絶品だとか。
わたしの家の近くのスーパーでは、残念ながら手に入りませんでしたが、気になる方はぜひお試しください!

すべてのアボカドを食べ終えた後は、名残惜しさも感じましたが、それ以上に、満足感と幸福感で満たされました。

食べ頃を待つ間のワクワクと、実際に食べた時の喜び。すべての時間が、贅沢なごちそうでした♪
次は、お世話になっている人への贈り物として購入したいなぁ~、なんて思いました。

国産アボカドは味がのってから収穫できる

ところで、国産アボカドと輸入品は、味が違うということはわかりましたが、それって、なぜなんでしょうか?

「味の違いは、品種の違いにもよりますが、輸入品は、輸送時間が長くかかるため、消費者の手に届く前に食べ頃を迎えないよう、早もぎするんです。それに対して国産は、収穫してからすぐに発送できます。だから、アボカドに味がのるまで木にならせておいて、ベストな時期に収穫できるんです。それが、一番の違いだと思います」(関根さん)

なるほど~!
せきね農園のアボカドの、あの濃厚な味わいは、収穫のタイミングとも大きく関係していたんですね。

「ただし、アボカドは木になった状態では、柔らかく熟すことのない植物です。なので、収穫後の追熟は、国産アボカドでも必ず必要になります」(関根さん)

「また、輸入品のほとんどを占める『ハス』は、皮が厚くて輸送に向いているんです。国産なら、皮が薄いものなど、いろいろな品種を楽しむことができます」(関根さん)

あ~。送られてきたサンミゲルやズタノの皮の薄さは、国産ならではだったんですね!

「ぼくがアボカドの栽培を始めたのは2015年。まだまだ試行錯誤しながらですが、これからも、栽培技術を向上させて、多くの人においしいアボカドを味わっていただきたいです」(関根さん)

貴重な国産アボカド、味わってみる価値、アリです!

せきね農園

関根邦仁さん

新潟市白根地区の、歴史ある農家の9代目。ビジュアル系バンドのボーカルとして活動したのち、2013年に就農。「自分なりの農業に挑戦したい」と、2015年にアボカドのハウス栽培を開始。テレビなどのメディアにも多数出演し、国産アボカドの魅力を広めている。

●ホームページ
https://sekinenouen.com/
●インスタグラム @sekine.farm
https://www.instagram.com/sekine.farm/

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あたらしい日日
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世界が目まぐるしく変わってゆく今だからこそ、自然を身近に感じながら、自分らしく、気持ちよく暮らしたい。『あたらしい日日』は、そんな思いを抱くすべての女性のためのライフスタイルメディアです。「食」や「農」の話題を中心に、“あたらしい暮らし”に合う食べ方、住み方、働き方、遊び方、自分の磨き方…などを提案します。
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