●ママ友トラブルのせいで子どもが…
ささいなすれ違いから、仲良しだったママ友と疎遠に…。その結果、子どもたちが被害をこうむることもあるのだそう。
Aさんは、悪口や噂話ばかりのママ友Bに対して、「あまりそういうこと言わないほうがいいんじゃない?」と指摘したことがきっかけで、険悪な関係に発展。ママ同士はもちろん、子ども同士も仲良しで、Aさんの娘・Cちゃんも家では、「今日Dちゃん(Bの娘)と○○して遊んだよ!」と、いつも嬉しそうに報告していたそうです。
しかし、Aさんが保育参観に行った時、Cちゃんは明らかにまわりのお友だちに避けられていたのだそう。ママ友の子どもDの隣に座ろうとすると、「Cちゃんは悪い子だからダメ!」とひと言。先生に注意されたDは、「ママがCちゃんは悪い子だから、仲良くしちゃダメって言ってた!」と発言したことが発端で、ママ友Bとのトラブル以降、娘のCちゃんがいじめられていることが判明したのだとか…。
●見ていないところでママ友が…
意外に多かったのが、ママの見ていないところでママ友が子どもに危害を加えるということ。とくに、まだ言葉を話せない赤ちゃんや幼児がいる家庭は要注意です! 日ごろのストレス発散やママ友トラブルの嫌がらせとして、子どもを叩いたり、怒鳴ったり…。
傷やあざができてしまっては、すぐにバレてしまいますよね。力いっぱい叩くのではなく、“つねる”程度の暴行を繰り返すママ友がいるのだそう。赤ちゃんなら、泣いても「ミルクかな?」「おむつ?」などとごまかせます。気づきにくいことをわかったうえで、こうした暴行をするママ友は意外と少なくないようなのでご注意を!
●ママ友から子どもへの暴行、対処法は?
ママ友の暴行に気づくタイミングは、おそらく「この傷はなんだろう?」というところからではないでしょうか? このような被害は、どうやって防げばいいのでしょうか。
園に通うくらいの子どもであれば、相手が誰であるかを認識でき、痛いという意思表示もハッキリとした言葉ですることができます。しかし、乳幼児の場合、それができません。赤ちゃんは、なるべくママ友と二人きりにしないのがベスト。また、幼児の場合は言葉では伝えられなくても、「ママ友に近づこうとしない」「ママ友の前でだけ普段と態度が違う」など、態度でサインをだすことがあります。証拠がなく確信が持てなくても、「怪しいな」と思ったら、なるべく避けるほうがよさそうです。
ママ友トラブルは、ママ同士の問題。直接関係のない子どもを巻き込むのは、卑怯な気がします。それだけでなく、子どもにケガをさせるというのは許しがたい行為ですよね。とはいえ、子どもがきっかけで始まるママ友付き合い。まずは、穏やかなママ友付き合いを心がけるのが一番かもしれませんね。
(文・明日陽樹/考務店)