不妊検査を受ける前にすべき4つのこと

第329回 今日のこれ注目!ママテナピックアップ
妊娠を希望しているにもかかわらず、うまくいかない…。大阪府不妊専門相談センターの調査によると、二人目不妊の相談件数が平成21年では6.3%だったのが、平成25年では16.4%まで増加しているそうです。二人目不妊改善のため本格的な妊活に励む前に、まずは不妊検査を受けるのが一般的ですよね。意外と知らない人が多いようですが、じつは検査の前に準備しておくとスムーズに進むことがあるのだそう。

不妊検査を受ける前にすべき4つのこと

●二人目不妊 基礎体温の記録が基本!

基礎体温とは、カラダの動きがもっとも安静な状態で測る体温のこと。朝目を覚ました時に、布団に入ったまま測ります。

妊活を意識している女性は、普段から記録している人が多いでしょう。基礎体温は毎日の測定がポイント。グラフにすることで、生理や排卵の周期、女性ホルモンの変動がわかるのだそう。次の生理や妊娠しやすい時期が予測でき、きちんと排卵できているかなどもチェックできます。

受診時に1カ月程度の基礎体温の記録を持参すると、排卵日予測や不妊の原因解明がスムーズになることもあるそうです。

●体重変化も二人目不妊改善のポイント

不妊の原因にもなる、ホルモンバランス。ホルモンバランスは、体重変化によっても大きく左右されます。たとえば、過度なダイエットはホルモンバランスを崩してしまう原因に。

また、ダイエットだけでなく、ストレスで体重が落ちてしまうこともありますよね。体重の変化を記録しておくことで、ホルモンバランスの大きな乱れがわかりやすくなるそうです。

●二人目不妊改善には月経時の様子も大切

月経が始まった日と終わった日、経血の量や色の記録もしておくといいそう。これらは体調やカラダの変化に影響されます。また、生理痛の有無も記録しておきたい情報のひとつ。

できれば、記録は多いほうがいいですが、最低でも1カ月分の記録は用意しておきたいところですね。

●二人目不妊の一番の問題点

二人目不妊の問題点は、第一子のお世話をしながら、妊活に励むということ。不妊検査や治療を行う際、子連れでの通院を認めないところもあるのだとか。ファミリーサポートやベビーシッター、実家など、子どもを預かってくれる場所やサービスを確保しておくことをオススメします。

また、子連れ通院OKのところでも、「なかなか子どもが授かれずに悩んでいる人が多く集まる場所に連れていくのは気が引ける…」。そう感じるママも多いので、ママのストレス軽減のためにも、なるべく子どもは預けたほうがいいかもしれません。

最近は、キッズプレイルームや子連れ専用の待合室を完備する病院やクリニックも増えているので、子どもを連れて行く場合は、あらかじめ電話で問い合わせておくとよさそうです。

不妊治療は長い期間かけて行うことがほとんど。基礎体温や月経時の様子、体重変化など、記録することは多いですが、少しでも検査がスムーズになるように、事前の準備をしっかりしておきたいですね。
(文・明日陽樹/考務店)

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