劇団四季『アナと雪の女王』観劇レポート。圧巻!物語を知っているからこそもっと楽しめる

劇団四季『アナと雪の女王』観劇レポート。圧巻!物語を知っているからこそもっと楽しめる

劇団四季『アナと雪の女王』といえば、言わずと知れた歴史的大ヒット作が見事に舞台化された、美しい「雪と氷の世界」に浸る愛と感動の超大作ミュージカル! 舞台化にあたって12曲が追加されていたり、ステージ上にあっと驚く「雪と氷の世界」が出現したりと、ストーリーを知っていても楽しめるという話題作がJR東日本四季劇場[春]でロングラン上映中ということで、オズモール編集部が実際に体験してきました。

まさに世界的な大ヒット作。あのシーンは舞台でどう表現されるのだろう…

開演前の撮影はOKで、さらにワクワクが高まる

誰しもがその楽曲、もしくは映像を耳に目にしたことがあるであろう『アナと雪の女王』。そんな、まさに世界的に超有名・大ヒット作の舞台化と聞いて、あのエルサの魔法で作り出す“氷の宮殿”をはじめとする雪と氷の世界、あのダイナミックなのシーンがどう表現されるのだろう、アニメーションだから表現できていたことってある気がする…。そんなことを胸に抱きつつ、すでにストーリーを知っている私がどれだけ楽しめるのか。そんな思いで久しぶりのミュージカルの世界に足を踏み入れた。

【第1幕】ステージ上に、あっと驚く「雪と氷の世界」が出現。声にならない“どよめき”へ

さて、物語は「第1幕」。
オープニングは、幼いエルサとアナ姉妹が仲良く遊んで抱き合うシーンから。その2人の姿が明るければ明るいほど、この後2人を取り巻く離ればなれの日々に心がギュッと締め付けられる。もう涙が出てきそう。ネタバレになり過ぎないようにお伝えできることを伝えると、先ほどの疑問はただの愚問で、見事に覆されたというか、予想以上のスケールで表現されていた。世界各国で上演されているディズニーの演出通りなので、映像の世界がこんなにもリアルに幻想的で鮮烈に表現されるのか!と、ただただ圧巻。

ここで生きようと決めたエルサの「Let It Go(ありのままで)」で締めくくられる第1幕のフィナーレは、歓声があげられない制限の中、声にならないどよめきで劇場の空気がどっと揺れた瞬間。ドラマティックな歌声に煌めく衣装と輝く舞台。休憩に入り劇場が明るくなった途端のざわめきと観客たちの目の輝きが、その衝撃を表していました。

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