劇団四季『アナと雪の女王』観劇レポート。圧巻!物語を知っているからこそもっと楽しめる

劇団四季『アナと雪の女王』観劇レポート。圧巻!物語を知っているからこそもっと楽しめる

劇団四季『アナと雪の女王』といえば、言わずと知れた歴史的大ヒット作が見事に舞台化された、美しい「雪と氷の世界」に浸る愛と感動の超大作ミュージカル! 舞台化にあたって12曲が追加されていたり、ステージ上にあっと驚く「雪と氷の世界」が出現したりと、ストーリーを知っていても楽しめるという話題作がJR東日本四季劇場[春]でロングラン上映中ということで、オズモール編集部が実際に体験してきました。

【第2幕】クスっと笑えるオリジナルシーンからスタート

「第2幕」の始まりはオリジナルシーンから。このミュージカルには、アニメーションとは異なるオリジナルの演出や12曲の楽曲が追加されている。特に印象深かったのが、2幕のオープニング。エルサを探しに雪の中をさまようアナたちが、山小屋に暮らす商人とサウナを楽しむ仲間たちと出会った“ヒュッゲ(Hygge)”のシーン。クスっと笑えるこのシーンは、寒い世界には寒い世界の楽しみがある、エルサによる寒い世界だって悪いことばかりではない。そんなメッセージを伝えてくれたのかな? そんなことを勝手に思い、温かい気持ちになりました。オリジナルがプラスされているからこその楽しみですね。

壁にぶつかったり、自問自答を繰り返しながら、自らの意志で未来を切り開こうとするアナとエルサの姿は、今を生きる私たちへのエールでもあり、身分は違えど共感の嵐。また、山男クリストフの“恋の山もゆっくり行け”、雪だるまのオラフが言う“真実の愛”など、恋愛教訓キーワードも聞き逃せません。

【第2幕】繰り返されるカーテンコールが物語る、心震えるフィナーレ

物語はついにフィナーレ。映画も観たし、内容はわかっているから…と思って見始めたけれど、実はわかっているからこそストーリーを追いすぎずに細部を楽しめたし、生のオーケストラと歌声を素直に全身で浴びることができた。知っているストーリーだからこそ、深くどっぷり浸かれることもあるのかもしれない(全身で受け止め過ぎて、劇場を出ると同時に運動後のような感覚におちいったほど)。予想を遥かに超えたダイナミックできらびやかな舞台装置と衣装の世界。ラストシーンでは、抑えていたものが一気にあふれ涙。姉妹が再び抱きしめ合えた姿に、また涙。スタンディングオベーションと繰り返されるカーテンコールが、すべてを表していたのだと思います。

劇場に入るとアナやエルサのドレスを着た子がいたり、私のように久しぶりにミュージカルを観る人がいたりと、小さい子から初心者までウエルカムな作品。“物語を知っているからこそ、もっと楽しめる”、そんなミュージカルがここにはありました。

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