さまざまな職業の大人が選んだオススメの書籍を月3冊ずつ届けるサブスクサービス「READ FOR LIFE」の実証実験が、東京都渋谷区在住または在勤で、小・中学生の子ども持つ家庭を対象に4月よりスタートする。
本を通じて生きる力を育む
専門機関の調査によると、読書をすることが多い子どもほど、コミュニケーション、礼儀・マナー、課題解決、健康管理などの生活スキルが高い傾向にあることがわかっている。一方で、2022年12月時点の全国の新刊書店は約11,000店、10年間で約3割減ったといわれており、子どもたちが多種多様な本に触れる機会が減っている。
そこで、本を通じて次の世代の子どもたちに生きる力を育んでもらうことを目的として、「READ FOR LIFE」が誕生した。第一弾として、4月より渋谷区での実証実験を開始する。
子どもの関心領域に応じた職業の人が選書
「READ FOR LIFE」のサービス利用登録は、子どもの生き方・働き方に関しての関心領域について入力するところからがスタート。入力された内容と関連性の高い生き方・働き方をしている大人たちが「子どもの時に影響を受けた本」や「いま自分が大人として読んで子どもに勧めたいと思う本」をオススメの書籍として選定し、その中から毎月3冊を自宅に配送する。「ベストセラーより生涯記憶に残る一冊を」をコンセプトに、子どもたちに本との新しい出会いを提供していく。
今回「選書する大人」(キュレーター)は、渋谷エリアに縁がある人や主旨に賛同した人を中心に、社会起業家・パティシエ・デザイナー・企業経営者・テレビプロデューサー・公務員・ジャーナリスト・公認会計士・エンジニア・大学教授などさまざまな職業の人が担当する。
配信: STRAIGHT PRESS