98.5%が老後は年金だけで生活できると思っていない
老後は年金だけで生活できると思うか聞いたところ、98.5%とほとんどの人が年金だけで生活できないと回答しました。
年金生活になったとき、何が一番家計を圧迫すると思うか尋ねると、「住居費」が46%で半数近くを占め、「光熱費」「食費」が同率で24.5%でした。賃貸の場合は毎月の家賃が発生しますし、持ち家の場合も固定資産税のほか、リフォーム代やメンテナンス代がかかってきます。また、マンション所有であればやはり固定資産税と月々に管理費や積立修繕金が発生します。
現役の仕事を引退した後に家計のためにアルバイトする必要があると思っている人は、全体の84.5%にのぼりました。年金だけでは心もとないのと、家で何もすることがなければ働いてお金を稼ぐのと同時に社会とのつながりを保ちたいのではないでしょうか。
老後のアルバイトとしては、スーパーやコンビニの店員のほか、清掃員や警備員、マンションの管理人等が挙げられました。前職の知識やスキルを活かせるものや、あまり体力を使わないものなどを挙げている人が目立ちました。
以上のことから、70歳まで働く環境が整いつつあり、それに伴い年金受給開始年齢が引き上げられる恐れがあると感じている人が多いことが伺えます。
年を重ねると、労働の内容によっては体力的に厳しいこともあります。やはり、若い頃からできるだけ資産形成しておくことが必要ですね。
出典
厚生労働省 高年齢者雇用安定法の改正~70歳までの就業機会確保~
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
配信: ファイナンシャルフィールド
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