二人目不妊、タイミング療法って?

第337回 今日のこれ注目!ママテナピックアップ
不妊症に悩み、治療を始める夫婦は多いです。最近では、二人目がなかなか授からない、二人目不妊も増えています。とはいえ、不妊治療のことがよくわからないと、不安ですよね。今回は、不妊治療のひとつ、「タイミング療法」について、見ていきましょう。

二人目不妊、タイミング療法って?

●二人目不妊改善 タイミング療法って?

タイミング療法とは、不妊検査の結果、とくに大きな問題がない場合に行う、不妊治療の初期段階のことをいいます。排卵日予測などで、医師が受精しやすい時期を指導してくれるので、医師のアドバイスに基づき、指定された日に性交をする。妊娠にベストなタイミングを図れる治療法です。

□タイミング療法の流れ
1)基礎体温表で排卵時期を予測
2)超音波検査で正確に排卵日を予測
3)頸管粘液の分泌が増えたタイミングで性交
4)卵胞の直径が20mmに近づいたら、医師のアドバイスに基づき性交
5)翌日、超音波検査とフーナーテスト

●二人目不妊治療 タイミング療法を受けるには?

タイミング療法を受けるには、不妊に悩む人なら誰でもできるというわけではないのだそう。条件を以下にまとめます。

□タイミング療法を受ける条件
1)排卵がある
2)子宮や膣がある
3)少なくとも、片方の卵管通過性がある
4)精液のなかに元気な精子が相当数いる

以上の4点に問題がなければ、タイミング療法を受けることができます。また、この治療法は、二人のカラダにもっとも負担がない治療法と言われているのだとか。

●二人目不妊改善 タイミング療法の有効回数は?

タイミング療法の効果が期待できるのは、6~12回。期間にすると、半年~1年間と言われています。これでも二人目不妊が改善しない場合、不妊治療継続を諦めるか、人工授精にステップアップするか選択を迫られます。

なかには、厳しいかもしれませんが、わずかな望みをかけて、タイミング療法を継続する夫婦もいるのだそう。第一に夫婦の話し合い、その次に、医師との相談。自分たちが納得のいく選択をするのが、大切です。

二人目不妊の改善は、すぐに結果が出る夫婦もいれば、当然長い時間がかかる夫婦もいます。ひとつの治療法がうまくいかなくても、前を向けるかそうでないかで、結果は変わってくるのかもしれませんね。
(文・明日陽樹/考務店)

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