『婚約』と『婚姻』似たような言葉ですが、実は大きな違いがあります。一体どこが違うのでしょうか?
『婚約』とは、法律的には『婚姻』の約束をすることです。
とはいえ、これだけではよくわからないですよね。
この記事では、『婚約』と『婚姻』の違いについて見ていきたいと思います。
婚約とは?
まず婚約について見てみましょう。婚約とは『結婚の約束』をした状態です。日本ではパートナーのことをフランス語の「フィアンセ」という言葉で表現することもあります。
ただ、法律的な意味での『婚約』はある程度の客観性が必要であるため、単に結婚の約束を口頭でしただけでは『婚約』に当たらないと評価されることもあります。
婚姻とは?
次に『婚姻』についてですが、これは法的には男女が夫婦関係を構築することを意味します。
夫婦関係の構築は、結婚届を提出して籍を入れた場合のほか、籍は入っていないものの、長年同棲し、双方が配偶者と認識している『内縁状態』も含まれます。このように、婚姻関係は入籍の有無は直接関係するものではありません。両当事者間に夫婦関係を構築・継続する意思の合致があり、客観的に夫婦として生活している場合に、婚姻関係が認められます。
配信: 離婚弁護士ナビ