【ホワイトソース不要】なのにトロットロ~な「かぶグラタン」作ってみた!え、それで代用するの!?【農家直伝】

【ホワイトソース不要】なのにトロットロ~な「かぶグラタン」作ってみた!え、それで代用するの!?【農家直伝】

こんにちは!鹿児島県でとうもろこしやかぶを栽培しながら、古民家で農家民泊も受け入れている瀬川知香です。冬はまさに「かぶ」の季節。みなさんにもたくさん食べてほしいので、秘蔵のレシピを披露します。面倒なホワイトソース作りをパスすべく、ある2つの食材で代用するのが裏ワザ。お手抜きしつつ、寒い夜に最高の熱々極トロを堪能してください。では、食材の種明かしを兼ねて作っていきますね♪

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はふはふしながら頬張って♪「熱々極トロ!かぶグラタン」

夏はとうもろこし農家ですが、冬はかぶ農家になるわたしたち夫婦。毎日、真っ白なかぶを収穫しています。

かぶの調理方法といえば、サラダ、浅漬け、煮物などがありますが、どれもちょっと大人向けのメニューなんですよね。
なので今回は、子どももテンション上げ上げになり、洋食好きの方にも絶対に喜ばれる「かぶグラタン」の作り方を紹介します。

なお、このグラタンは「ホワイトソース」を作る必要がありません。薄力粉とバターを炒めて、牛乳で伸ばして…という作業をスキップできちゃいます♪
じゃあ、どうやってトロトロ感とコクを出すのか?…それは「クリームチーズ」と「ピザ用チーズ」のWチーズなんです!

材料(2人分)
かぶ…460g(中3個ほど)
牛乳…300ml
クリームチーズ…100g
コンソメ(固形)…2個
ピザ用チーズ…100g
粒マスタード…適量
黒こしょう…適量
バター(マーガリンでも可)…適量

1. かぶの皮を剥き、縦半分に切って、さらに縦方向に1cm幅程度に切る。


かぶは、葉っぱの軸に沿うように、縦方向に切るのが基本。横に切ると、煮崩れやすくなるので注意です。

かぶは柔らかいのでサクサク切れます。

2. フライパンに1のかぶと牛乳、クリームチーズ、コンソメを入れ、中火で煮る。


クリームチーズは、少しずつ入れて、溶かしながら煮ます。

3. グツグツと沸騰してきたら弱火にし、かぶが煮崩れる手前で火を止める。


この煮詰めている作業の間に、オーブンを250℃に予熱しておくとすぐに焼くことができて時短になります。

4. グラタン皿にバターを塗る。


チューブタイプだと塗りやすいです。

5. フライパンから3をグラタン皿に移し替え、ピザ用チーズをのせる。お好みで、粒マスタード、黒こしょうをのせる。

皿にかぶとソースを移し替える時は、やけどをしないようにご注意!

マスタードとこしょうは、味のアクセントになるのでおすすめ!辛いのが苦手な人は入れなくてももちろんOKです。

6. 250℃に予熱したオーブンで約15分焼く。チーズがこんがり焦げたら出来上がり!

ほどよい焦げ具合で、おいしそうに仕上がりました!さてお味は…。

スプーンを入れると、香ばしいクリームチーズの香りが部屋中に広がります。

すくうと、予想以上ににゅる~っと伸びます。一口食べると、たまらないほどのコクと旨味♡2種のチーズがホワイトソースの代わりに大活躍しています!やけどに気を付けながらかぶも一口…ほろほろととろけて最高においしい!
粒マスタードと黒こしょうの風味が、クリームチーズやかぶの甘さをより一層引き立てます。

チーズとかぶの相性が良すぎて、いつの間にか完食している絶品グラタン♡ぜひお試しください!

冬の古民家暮らしの日常を紹介

さて、お腹も膨れたところで、わたしの暮らしをちょっとご紹介します。

わたしは、家族と農業に従事する傍ら、古民家に暮らしながら、農家民泊や農業体験のプログラムを実施しています。農家民泊で泊まれる古民家は、とっても風情のある建物。「ふうっ」と、ひと息つきたくなったらぜひお越しください。

ただし、南国と言われる鹿児島県でも、冬の古民家は寒いです。今年は何度か雪が降りました。古民家が大好きなわたしですが、冬だけは少し嫌になります。それでも、冬の古民家暮らしを少しでも楽しみたいと、日々色々な工夫をしています。


たとえば、昔ながらの「火鉢」。火を起こす必要がありますが、ストーブとは違った趣があり、囲むと体も心も温かくなります。

これは午後3時のお茶の時間、地元では「さんじんちゃ」と呼ぶひとときです。みんなで温かいお茶を飲みながら、お茶うけに餅を焼いています。ちなみに、地元では餅といえば「よもぎ餅」が定番。春に収穫しておいたよもぎを冷凍して、年中作れるようにしています。
寒いけれど、みんなでワイワイ話して、笑っているとなんだか温まります。

そして、就寝時の必需品!湯たんぽです。じんわり温まるので重宝しています。

でもやっぱり寒いのはつらい(泣)。春の訪れが本当に待ち遠しいです。

今後も農家として、また宿の女将として、畑の様子・宿やまちの様子を鹿児島からお届けしていきますね!


頴娃のお福分け

瀬川知香(せがわ ちか)さん

鹿児島生まれ、鹿児島育ち。高校卒業後、旅行業界を志し、大阪の旅行系専門学校に進学。大阪の旅行代理店、高知県の観光協会、鹿児島県内の観光系NPO法人勤務を経て2015年に南九州市頴娃町に移住。これまでの観光業での経験を活かし、宿泊施設の運営や農業体験プログラム「畑旅(はたたび)」の企画等を行う。2018年にとうもろこし農家に嫁ぎ農業にも従事するようになる。農業と観光の連携に邁進する。

★暮らしの宿 福のや、(宿泊施設案内)
https://www.fukunoya-ei.com/
★大野岳の麓 茶や、(宿泊施設案内)
https://chaya-ei.jimdofree.com/
★頴娃のお福分け(畑の様子や農産物の案内)
https://eino-ofukuwake.jimdofree.com/

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あたらしい日日
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世界が目まぐるしく変わってゆく今だからこそ、自然を身近に感じながら、自分らしく、気持ちよく暮らしたい。『あたらしい日日』は、そんな思いを抱くすべての女性のためのライフスタイルメディアです。「食」や「農」の話題を中心に、“あたらしい暮らし”に合う食べ方、住み方、働き方、遊び方、自分の磨き方…などを提案します。
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