本当に美味しいちまき|何度も作りたい定番レシピVol.70

本当に美味しいちまき|何度も作りたい定番レシピVol.70

Nadiaで人気の料理研究家が自信を持っておすすめする定番レシピシリーズ! 今回は、中華料理の点心でおなじみの「ちまき」。竹の皮を開けたときのごま油のいい香りが食欲を刺激し、もち米の中に隠れたうずらやぎんなんを見つけると、大人でもワクワクするものです。今回はおうちでも作れる本格的な中華ちまきのレシピを、包み方と併せて丁寧にご紹介します。

点心でおなじみの中華ちまき。最近では、アルミホイルやクッキングシートで代用する手軽なレシピも見かけますが、竹の皮の香りと本場らしい見た目があれば、美味しさもさらにアップします♪
今回は、竹の皮を使った本格的な中華ちまきのレシピをご紹介します。細かい工程写真付きなので、包み方もしっかりマスターできますよ!

竹皮で本格的!もちもち中華ちまきの作り方

【材料(約8個分)】

もち米 2カップ
にんじん 1/2本
たけのこ(水煮) 100g
長ねぎ 1/2本
ごま油 大さじ2
塩・こしょう 各適量
A水 200ml
A干ししいたけ 3個分
A紹興酒(なければ酒) 大さじ2
A醤油 大さじ1.5
Aオイスターソース 大さじ1.5
<具材>
うずらの卵(ゆでて殻をむく) 8個
ぎんなん(炒って皮をむく) 8粒
焼豚(1cmの角切り) 100g
竹の皮 8枚(※小サイズを使用)
たこ糸 30cmのもの8本

【作り方】

【下準備】
・竹の皮は使う前にたっぷりの水に浸けて戻しておきます。下から2cmほど固い部分をカットしておきます。
・干ししいたけは分量の水につけて戻し、やわらかくなったらスライスしておきます。

・長ねぎはみじん切り、にんじんとたけのこは5mm角に切っておきます。
・米はたっぷりの水(分量外)に一晩漬け、ザルに上げて水気を切っておきます。(最低でも4~5時間は浸水させてください)

【米の準備】
1.フライパンにごま油を熱し、長ねぎを入れて中火でさっと炒めます。もち米を加えて全体に油が回ったら、にんじんとたけのこを入れて塩こしょうをします。

Aを入れ、ときどき鍋底からかき混ぜながら、米が水を吸うまで軽く煮詰めます。

フライパンを傾けて水が出てこなければ煮詰め完了の合図です。この状態ではまだ米の芯が残っていますが問題ありません。

【竹の皮で包む】※右利き用の包み方です。左利きの方は真逆にして包んでください。
2.ちまきひとつ分は約100gなので、あらかじめ計っておくと均一な大きさに仕上がります。(竹の皮のサイズが大きい場合は、適宜量を増やしてください)

水で戻した竹の皮を取り出し(包む分だけ取り出す)軽く水をふき取り、皮の内側にキッチンペーパーでごま油(分量外)を塗ります。皮の先を上にしてまな板に置き、外に表がくるように手前から1/4ほど折り返します。このとき少し右側にずらして折ってください。

中心から少し右側を折り山にし、縦半分に折りたたみます(左側が”わ”になっています)。このとき上にくるほうが少し長くなるように折ります。

左手で持ち、皮を広げて手の中に三角すいができるよう成形します。(下がとがった状態です。)

下準備済みの米を半分ほど詰め、うずらとぎんなんを1粒ずつと角切りの焼豚を入れます。このとき、まずスプーン1杯ほどの米を入れて角にしっかりと詰め、そのあと残りの米と具材を詰めるときれいな三角に仕上がりますよ。

残りのもち米を詰め、スプーンなどでしっかりと押します。逆三角形を作るイメージです。

まな板に置き、米が見えている部分を隠すように内側にパタンと倒します。ここで緩まないよう手前に引いてひきしめ、下の角をつまんで三角形に整えておきます。

再度手で持ち、余った皮を側面に沿わせながらそれぞれ上に折り返します。

残った皮はサイドに沿うように向こう側に倒します。写真では親指で余った皮を押さえています。

皮が外れないように、たこ糸(または細く裂いた竹の皮)で縛って完成です。余分なたこ糸と余った皮はハサミでカットしてください。

【蒸し上げる】
3.包み終わったら、蒸気が上がった蒸し器で約20分蒸して完成です!
蒸し器がない場合は鍋にたっぷりの湯を沸かし、ちまきを入れて落とし蓋をしながら約30分茹でます。途中湯が減ってきたら追加してくださいね。茹であがったらザルにあげてしっかりと水分を切りましょう。(茹でるとどうしても水っぽくなるので、分量の水を150mlに減らしてください)
いずれも蒸し上がりが心配であれば、ひとつ開けて蒸し上がっているか確認すると安心です。

【包み方のコツ】
・竹の皮はたっぷりの水で戻してください。戻さないと包むうちに裂けたり破れたりします。
・ごま油を塗ることで、蒸し上がったもち米がつるんと皮からはがれます。ちょっと多いかなというくらい塗ってくださいね。
・米を詰めるときは、角にしっかり詰めることを意識してください。こうすることで包みを開けたとききれいな三角のちまきが登場します。感動の瞬間ですよ!

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できたてを召し上がれ♪

蒸したてのちまきは香りもよく、もちもちで絶品。蒸したてのアツアツが食べられるのも、手作りの醍醐味ですよね。あなたは卵やぎんなんを先に食べる派? 最後まで取っておく派?

冷凍保存でいつでも蒸したて♪

たくさん作ったら、冷凍保存も可能です。蒸したちまきをしっかり冷ましたら、ひとつずつラップで包みます。いくつかまとめてジップ付きの保存袋に入れて冷凍してください。

【解凍方法】
・電子レンジを使った方法
一度ラップをはがし、ちまきごとさっと水で濡らします。耐熱皿にのせて再び先ほどのラップをかけ、500wの電子レンジで2分半加熱します。加熱時間は調整してくださいね。

・蒸し器を使った方法
ラップをはがして湯気が立った蒸し器に入れ、中火にかけたまま15分蒸します。

【冷凍保存・再加熱の注意】
冷凍するとどうしても卵の食感が悪くなってしまうので、冷凍保存する場合はうずらの卵は入れないほうがベターです。さらに、電子レンジでゆで卵を加熱すると爆発してしまいます(包む前にゆで卵に穴を開ける方法もありますが、完全ではありません)。
うずらの卵の代わりに焼豚を多めに包んだり、皮をむいた甘栗を入れたりしても美味しくできますよ。

包むのはちょっぴり手間ですが、きれいに詰めたときと蒸したてを開封するときの感動は格別! 冷凍もできるのでストックしておくとお弁当やアウトドアにも活躍してくれますよ。

このコラムを書いたNadia Artist

パティシエ・アジア料理研究家 むっちんぷりん
https://oceans-nadia.com/user/146865

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