原材料費高騰や電気代の高騰によって、日々の生活費が大きくなるなか、節約により出費を抑えようとする人は少なくない。そこでLED電球の導入は、節電効果が期待されている。しかし、本当に節電効果があるのか、総合的に電気代が抑えられるのかどうかは、事前に考慮しなければならない点も多い。
ここでは電気代を抑えるために、LED照明を導入したもののリサーチ不足により、後悔を抱えてしまった夫婦の話を見ていこう。
深く考えずにLED照明の導入を決定
吉岡さん夫妻は地方都市に住む30代の夫婦だ。現在住んでいる家では、夫の直人さんと妻の杏さんの2人で暮らしており、共働きで生活しているという(名前は仮名)。昨今の電気代高騰に伴い、夫妻はどうにか電気代を抑えられないか思案していた。
「『やっぱり電気代を抑える取り組みといったら、LED照明だ!』と楽観的に考えていましたね。まったく知識がなかったわけでもなく、『初期費用は高いものの、長期的にはお得になる』といった部分だけは知っていました」
電気代の節約を目指すと同時に、LED照明の導入を検討した直人さん。妻の杏さんに相談し了承を得られたため、その後もあまり深く考えずに、家の照明をLED電球に変えたそうだ。
すぐに効果を実感! 電気代削減以外のメリットも
家の照明を白熱電球からLED電球に変更した吉岡さん夫妻は、すぐにその効果を実感したようだ。
「やっぱり皆が『LED照明は良い』というだけあって、照明に発生する電気代は削減できました」
また電気代に関する部分のほかにも、LED照明の利点を感じたのだそう。
「LED照明って電源を入れると、タイムラグなしで点灯するんですよ。細かい部分ですが、普段の生活では大きな利便性を感じました。夫婦共働きなため、私が家に帰ってきても、部屋が真っ暗な状態も珍しくありません。そうした状態でも、電源を入れるとすぐに明るくなるので、小さなストレスが一つなくなりましたね」
ほかにも、家の外にある照明に虫が寄ってこなくなったという。LED照明は蛍光灯に比べて、光に含まれる紫外線の量が少ないため、紫外線によってくる習性をもつ虫はLED照明に集まらないのだ。
LED照明に変更してすぐにこれらのメリットを感じられたため、吉岡さん夫妻も高い満足度を得られたそうだ。また、LED照明の寿命は長く、買い替える頻度も少ないため、面倒な家事が一つ減ったのも大きいと語った。
配信: ファイナンシャルフィールド