甘くてとろける~♡野菜ソムリエおすすめ!今が旬!かぶの一番美味しい食べ方

料理研究家・野菜ソムリエのsachiです。寒い時期ほど甘味を増して美味しくなり、葉も柔らかくなる野菜の一つにかぶがあります。今回は、寒い時期の甘いかぶをより甘く頂く調理法、かぶのステーキをご紹介します。

今が旬!かぶの魅力

かぶは、春の七草では『すずな』とも呼ばれ、古来から栽培が推奨されていた野菜のひとつです。地方独特の品種も多く、大きさにより、大かぶ・中かぶ・小かぶに分類され、大かぶは漬物などの加工品としての利用が多く、青果では小かぶが一般的です。

最近では、青果で流通している小かぶは、赤・黄・紫など、カラフルな品種も人気があり、レストランのバーニャカウダをはじめ、サラダの彩に活用される事も多いですね。

購入する時は、球の形が丸く整い肌の色艶がよく、固く締まっていてひび割れていないもの、葉はピンと伸びて勢いがあり、鮮やかな緑色をしたもの、葉の付け根も緑色、細いひげ根が付いてるものを選ぶと良いです。

かぶは、根の部分と葉の部分で栄養素が全く異なり、根の部分は同じアブラナ科の大根と栄養素量とほとんど同じで、カリウムやビタミンC、消化を促進するジアスターゼが豊富です。

葉の部分は、体内でビタミンAとして働く色素のカロテンが豊富な緑黄色野菜です。ビタミンCや、お腹の調子を整える食物繊維も大量に含んでいます。

かぶはアクが少ないので、下茹での必要がなく、そのまま加熱調理できます。繊維が柔らかで淡白な味わいは、どんな料理にも万能ですが、火が通りやすいので、加熱し過ぎないように注意します。

保存する時は根の部分と葉の部分とに切り分けて、ビニール袋かラップに包んで、別々に野菜室で保存します。根は約1週間保存可能ですが、葉は萎びやすいので、1~2日で使い切るようにし、保存する場合は硬めに茹でて水気を切り、小分けに冷凍保存しておくと、青みが欲しい時に便利です。

メインのおかずに!かぶのステーキ

今回ご紹介する『かぶのステーキ』は、かぶの甘さを味わえるよう、至ってシンプルに、岩塩・黒粒胡椒のみで味付けします。オリーブオイルで焼いて甘味を引き出したかぶは、舌の上でとろける美味しさです。

栄養豊富なかぶの葉も途中で一緒に加え、付け合わせとして活用しちゃいます!あっという間に作れて、メインのおかずとしても、食べ応えのある1品になります。

材料(1人分)

かぶ 1個

オリーブオイル 大さじ2杯

岩塩 少々

黒粒胡椒 少々

作り方

① かぶを根と葉の部分に切り分け、根の部分は縦の方向に並行に、4等分にカットします。

② 熱したフライパンにオリーブオイルをひいて①のかぶを入れ、中火で焼き色がつくまで焼き付けます。

③ 焼き色が付いたら裏返し、もう片面も焼き付けます。

④ ①の葉の部分も加え、フタをして弱火で2~3分蒸し焼きにします。フタを外し、仕上げに岩塩・黒粒胡椒をひきます。

⑤ お皿に盛り付けたら、完成です!

今回はかぶの甘味をダイレクトに味わえるよう、味付けはシンプルに岩塩・黒粒胡椒のみにしていますが、仕上げにバターと醤油を絡めても、美味しく頂けます。本来のうま味や甘味を活かすため、味付けは薄めに仕上げましょうね。

寒い今時期の美味しいかぶを、ぜひ、簡単で美味しい調理法で味わってみて下さいね!

関連記事:

michill
michill
”笑顔が満ちる、ちょっとしあわせなワタシ” michill(ミチル)は、毎日がんばる女性が「もっと日常を便利にしたい」を見つけるために、 役に立つコツやここでしか見られない情報を提案するライフスタイルメディアです。 ファッション、ヘアスタイル、レシピなど専門性の高いライターによる信頼できる情報を中心に配信しています。
”笑顔が満ちる、ちょっとしあわせなワタシ” michill(ミチル)は、毎日がんばる女性が「もっと日常を便利にしたい」を見つけるために、 役に立つコツやここでしか見られない情報を提案するライフスタイルメディアです。 ファッション、ヘアスタイル、レシピなど専門性の高いライターによる信頼できる情報を中心に配信しています。