コーヒーを「コンビニ」から「インスタント」にするとどれだけ節約になる? 無駄遣いしない方法も紹介!

大手コンビニ各社がカウンターで販売しているコーヒーは、価格のお手頃さとクオリティの高さが魅力です。家にインスタントコーヒーをストックしていても、ついついコンビニコーヒーを買ってしまうという人も多いのではないでしょうか。
 
しかし、いくら安価なコンビニコーヒーでも、頻繁に買えば出費がかさむ心配があります。そこで本記事では、コンビニコーヒーを買わなければどれくらい節約効果があるのかを検証します。気になる人は参考にしてください。

コンビニコーヒーは多くの人が利用する人気商品

全日本コーヒー協会が発表した「日本のコーヒーの飲用状況」によると、国内のレギュラーコーヒー消費量は増加傾向にあり、2020年には1人1週間あたりの消費杯数は4.41杯となっています。このことからも、多くの人がコーヒーを習慣的に飲んでいる現状がわかります。

 

そしてコンビニコーヒー業界も、セブン-イレブンのセブンカフェのヒットを皮きりに、ニーズが拡大しています。セブン-イレブンにとって、今やコーヒーは年間10億杯を売り上げる大ヒット商品です。

 

コンビニコーヒーの大きな魅力は、おいしいコーヒーが安く早く買えることにあります。大手コンビニチェーン3社のレギュラーコーヒー1杯の値段を比較すると以下のとおりです。

 

●セブン-イレブン ホットコーヒーRサイズ 税込110円

●ローソン コーヒーSサイズ 税込110円

●ファミリーマート ブレンドSサイズ 税込110円

 

大手コーヒーチェーンのコーヒーが同サイズで200~300円台で売られていることを考えれば、その安さが際立ちます。

 

コンビニコーヒーは無駄遣い? インスタントコーヒーで置き換えた場合と比較

いくら安いコンビニコーヒーでも、毎日買ってしまうとちりも積もれば山となるものです。そこでコンビニコーヒーを毎日買った場合と、インスタントコーヒーで代用した場合でどれくらいの金額差があるのかを試算しました。

 

総務省統計局から発表された2021年の小売物価統計調査によると、インスタントコーヒー「ネスカフェ ゴールドブレンド80~90g」の東京での店頭小売価格平均は803円です。インスタントコーヒー1杯に使用されるコーヒー粉の量を約2gとすれば、コーヒー1杯の価格は約18.9円と計算できます。

 

つまり、コンビニコーヒー1杯とインスタントコーヒー1杯の価格差は約91円となります。これをもとに、1週間で4杯のコンビニコーヒーを買う習慣がある人が、インスタントコーヒーを飲むことでコーヒー代を節約をした場合、1ヶ月のコーヒー代の差は以下のとおりです。

 

●コンビニコーヒーを1週間で4杯買い続けた場合、1ヶ月のコーヒー代は110円×16杯=1760円

 

●コンビニコーヒーを買わない代わりに、1週間で4杯のインスタントコーヒーを飲む場合、1ヶ月のコーヒー代は18.9円×16杯=約302円

 

コンビニコーヒーを買わずにインスタントコーヒーで済ませた場合、1ヶ月に節約できる金額は約1458円と計算できます。この差を大きいと捉えるかは人それぞれによりますが、コンビニコーヒーを買わないようにすることで出費が抑えられるという事実は確認されました。

 

さらにコンビニコーヒーを買う場合に気をつけたいのが、ついついコーヒー以外の商品もあわせて買ってしまいがちだという点です。コーヒーを買いに立ち寄ったコンビニで、買う予定のなかったお菓子や飲み物を買ってしまった経験はありませんか?

 

コンビニはコーヒーの販売単価の安さをカバーするために、コーヒーに合うスイーツなどの抱き合わせ販売にも力を入れています。そのためコンビニコーヒーを買う習慣をなくすことは、コーヒー以外の無駄遣いを抑制する効果があると考えることもできます。

 

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