●ハイヒールは女性差別?
今年5月、イギリスで、“ドレスコード反対運動”として「勤務中の女性にハイヒール着用を義務付けるドレスコードは性差別」であると訴え、署名活動を開始。これが発端で、“ハイヒール反対運動”が広がり、カンヌ国際映画祭では、ハリウッド女優のジュリア・ロバーツが裸足で出席し、話題になりました。
この運動は、企業の受付として働く女性が、かかとの低い靴で出勤し、会社から「ハイヒールで出社」するように求められたことがきっかけではじまりました。この女性は、会社の要求を拒否。その結果、帰宅させられ、賃金も未払いという不当な扱いを受けたそう。
とはいえ、長年、女性のファッションの象徴として親しまれてきたハイヒール。むしろ好んで着用する女性も多くいるため、賛否両論あるようです。
●男性にはわからないハイヒールの苦労
ほとんどの男性は、ハイヒールを履いたことがありません。ハイヒールを履くと、姿勢がよくなる、筋トレになるなど、美容効果も注目されますが、普段使わない筋肉を使うというだけで、違和感は大きいはず。もしも男性が履いたら、いったいどうなるのでしょうか?
このハイヒール問題に着目したイギリスのとある会社が、男性社員4名に、ハイヒールを履いて1日仕事をすることを指示。その様子がおさめられた動画です。
●ハイヒールの苦労を実感…
慣れないハイヒールに、男性たちは、まともに歩くことすらできません。何をするにもどこかぎこちなく、バスに乗り遅れてしまう男性も。しまいには、途中でハイヒールを脱ぎ捨て裸足で歩き出す始末…。ハイヒールを強要される女性たちの苦労を実感したようです。
好んで履いている女性もいますが、一方で、強要され、仕方なく履いている女性も多いはず。そんな女性たちが、どれほど大変な思いをしているか、男性が気づくきっかけになるといいですね。
(文・明日陽樹/考務店)