正しい髭(ヒゲ)の剃り方!剃る前の準備から剃った後のケアまで解説

髭(ヒゲ)は男性の見た目の印象を大きく左右する部分ですが、自己流の剃り方できれいに剃れていなかったり、肌に負担がかかってしまったりしている場合があります。この記事ではT字カミソリの正しい剃り方や剃る前と後のケアについて詳しく解説します。

髭を剃る前の準備

髭を剃る前の準備がおろそかだと髭がしっかり剃ることができず、肌トラブルの原因になることもあります。ここでは、髭を剃る前の準備について解説します。

まずは顔を洗う

髭を剃る前に顔を洗って肌をきれいにします。一般的に髭を剃るタイミングは朝が多いと思いますが、朝の肌は就寝中に皮脂や汗が分泌され、そこにチリやホコリが付着して汚れています。

まずは普段使っている洗顔料で顔に付着した汚れをきれいに落としましょう。このとき、体温に近い温度のぬるま湯を使うと、髭が柔らかくなり、毛穴も開きやすくなるため、剃り残しもしにくくなります。

保湿し、髭を柔らかくする

洗顔後、清潔なタオルで顔の水分を拭き取り、ローションやクリーム、乳液などで肌を潤しましょう。保湿をおこなうことで肌と髭が柔らかくなり、肌への刺激が抑えやすくなります。特に冬場は肌が乾燥しやすいため、保湿が重要です。

また、肌と髭を柔らかくするには蒸しタオルであたためるのも良いでしょう。髭が水分を含んで膨張しカミソリの刃の滑りが良くなるため、剃れる毛量が増え深剃りがしやすくなります。

シェービング剤を塗る

肌が十分に潤ったら、シェービンジェルやシェービングクリームといったシェービング剤を髭にまんべんなく塗りましょう。シェービング剤には髭を柔らかくする働きがあり、カミソリの滑りをなめらかにします。

正しい髭の剃り方!基本的な3つのシェービング方法とコツ

準備が整ったら髭を剃ります。剃る順番は髭が柔らかく剃りやすいもみあげや頬の部分から剃り、鼻の下や口周り、あごのかたい髭はシェービング剤がしっかり浸透してから剃ります。

剃り方は「順剃り」「逆剃り」「張り手」の3つです。詳しくは次に説明しますが、「順剃り→逆剃り→張り手」の順番で剃ることで、肌ダメージを最小限に抑えつつ剃り残しも防げるようになります。
それぞれの剃り方のコツは以下の通りです。

1:順剃り

順剃りは毛の流れに沿ってカミソリを動かす方法です。肌への負担が少なく、肌荒れやカミソリ負けをしにくい剃り方です。剃るときは力を入れず、こまめに剃るよりはゆっくり肌をすべらせるように剃ります。

ただし、鼻の下や口周り、あごなどのかたい髭などは順剃りだけではきれいに剃れません。そこで次に逆剃りをしていきます。

2:逆剃り

逆剃りは毛の流れに逆らってカミソリを動かす方法です。カミソリの刃が順剃りよりも奥に入りやすいので、深剃りが可能です。「はじめから逆剃りしたほうがよく剃れて、時短になるのでは」と思うかもしれませんが、逆剃りからはじめると髭が刃に引っかかり、肌を傷つけて肌トラブルの原因になる場合があるのでやめましょう。

また、深剃りをしようとして肌に刃を強く押し付けると肌トラブルの原因になります。カミソリは軽く持ち、ゆっくりと剃りましょう。

3:張り手

最後に仕上げとしておこないます。皮膚を、カミソリを持っていないほうの手で引っ張り、逆剃りします。髭が立つので、より深剃りができて、きれいに仕上げることができます。

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