「自動車税が1000円安く!?」お得な支払い方法を紹介します

自動車を所有していると必ずかかってくる自動車税ですが、今年もその納付の季節がやってきました。数万円単位の税金を何も考えずに現金で支払っていませんか? そうであれば、ポイント付与を得るチャンスを逃しています!
 
本記事では、お得な自動車税の納付方法について解説します。

自動車税とは

自動車税とは、毎年4月1日時点で課税対象の自動車を所有している人が納める税金で、4月下旬から5月上旬に納付書が届き、5月31日までに納付しなければならない流れになっています。税額は図表1のとおり、自動車の排気量に応じて変動します。

 

図表1

 

 

出典:東京都主税局 自動車税種別割

 

街なかでよく見かけるコンパクトカー・クラスであれば3~4万円程度、子育て中のファミリーがよく利用しているミニバンであれば排気量等にもよりますが、3~5万円程度の自動車税がかかります。

 

軽自動車税との違い

軽自動車には自動車税ではなく「軽自動車税」がかかります。軽自動車税と自動車税の性格は基本的に同じですが、税額が1万800円と低額であること、軽自動車税が市区町村に納める地方税であるのに対して、自動車税の納税先は都道府県である点が違いです。

 

自動車税の納付はキャッシュレス決済で!

自動車税の納付にはキャッシュレス決済をおすすめします。現金納付にはないポイント還元があるからです。自身が選択できるキャッシュレス決済の中で、最もポイント還元率の高い方法を活用しましょう。ここでは、クレジットカード、スマホ決済、電子マネーごとに、ポイント還元率の高いものを紹介します。

 

クレジットカード

クレジットカードはポイント還元率1%以上のものを利用しましょう。クレジットカードで自動車税を支払う場合には決済手数料がかかるからです。金額は自治体によって異なりますが、ポイント還元率が0.5%のクレジットカードだと、決済手数料がポイントを上回る可能性がある点に注意してください。自動車税が3万9500円だとすると、還元率1%で395ポイント付きます。

 

以下が基本ポイント還元率1%のクレジットカードの一例です。

 

●dカード

●JCBカードW

 

多くの人が利用している「楽天カード」も基本ポイント還元率1%で有名ですが、2021年6月より税金の納付や公共料金の支払いに対する還元率は0.2%となっています。

 

スマホ決済

スマホ決済による自動車税の納付では決済手数料がかかりません。また、納付書に記載されているバーコードをスマホアプリで読み取るだけで支払いが完了できる点も大きなメリットです(図表2)。

 

図表2

 

名称 ポイント還元率
auPAY 0.5~2.5%
LINE Pay 0.5%
ファミペイ 0.5%

 

筆者作成

 

スマホ決済の基本ポイント還元率は0.5%となっているアプリが多いですが、クレジットカードとの紐づけによってポイントの二重取りをしましょう。特にauPAYでは、「auPAYゴールドカード」でチャージした場合、最大2.5%のポイント還元を受けることができます。3万9500円の自動車税を支払うと987ポイントも付く計算になります。

 

電子マネー

電子マネーでの支払いはコンビニレジの対面で行われることから、クレジットカードやスマホ決済では手に入らない、領収書を受け取れるメリットがあります。領収書は、車検や車の売却時において店舗から提出を求められることがあるため、発行しておいて損はないものです。

 

ただ、コンビニまで行かなければならないこと、ポイント還元率が低めであること、電子マネーへのチャージが手間であることなどから、領収書が必要だと分かっている場合以外にはメリットの小さい方法になります(図表3)。

 

図表3

 

名称 ポイント還元率
nanaco 0.5%
WAON 0.5%
ファミペイ 0.5%

 

筆者作成

 

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