災害発生時は道路も交通機関も混乱する!必要な情報をどうやって得る?

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地震・大雪・土砂災害・浸水などの災害が発生すると、国道や高速道路が通行止めになったり、バスや電車、飛行機などの公共交通機関が止まったりすることがあります。場合によっては、帰宅困難者となり、宿泊施設や一時滞在施設を探す必要が出てくるため、災害時はできるだけ早く交通情報を確認することが望ましいです。

この記事では、災害時に役立つ交通情報を得る方法を解説していきます。

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■道路の通行止めや規制情報は「日本道路交通情報センター」

日本道路交通情報センター(JARTIC)では、高速や都市高速、また一般道路の通行止めやチェーン規制などの情報を24時間(5分更新)、サイトで提供しています。道路交通情報はスマホで確認することも可能です。

サイトの使い方は以下の通りです(画像は、すべてJARTICの「道路交通情報Now!!」から)

① 道路情報を知りたいエリアを選択する(例では関東・甲信を選択)

② 高速道路、都市高速、地域の中から選択する(例では高速を選択)

③ 地図が表示される

通行止め、出入口通行止め、チェーン規制、冬用タイヤ等必要、事故、渋滞、混雑などの道路交通情報がアイコンで表示されます。アイコンをタップすると詳細が出ます。

④道路情報がアイコンで表示される。

災害発生時にやむを得ず車で移動する場合、通行する予定の道路に規制がないか確認しておきましょう。また道路の状況は急に変わる場合があるため、最新の情報を常にチェックすることも大切です。

■道路冠水や事前通行規制区間の情報は「道路防災情報WEBマップ」

国土交通省の「道路防災情報WEBマップ」は、大雨により道路冠水の可能性がある場所を示す「道路冠水想定箇所」や土砂災害や落石の危険性がある道路等を対象に、災害が発生する前に通行止めにする「事前通行規制区間」、災害直後から避難・救助・物資供給などの活動で必要な緊急車両の通行を確保するための「緊急輸送道路」に関する情報を一覧形式や地図形式で分かりやすく表示しているサイトです。

道路防災情報WEBマップから、災害時に通行困難になる場所がわかります。

「避難所までの経路」「会社と自宅までの経路」など、災害時に使用が想定される道路に危険性がないか確認しておきましょう。

道路冠水や事前通行規制区間をスマホで確認する方法を紹介します(画像はすべて、国土交通省の「道路防災情報WEBマップ」から)

① 調べたいエリアを選択する(例では関東地方整備局を選択)

② 「一覧から探す」の中から事前通行規制区間・冠水想定箇所を選択(例では「事前通行規制区間」で「東京都」を選択)

③ 規制がかかる可能性のある道路情報が一覧表示される

パソコンの場合はマップで確認することもできます。大雨の際などに事前通行規制区間や冠水想定箇所を通行する場合は、十分に注意してください。

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