AGAは飲み薬で治る?種類や購入方法・治療期間・副作用の対処法も解説

AGAは飲み薬で治る?種類や購入方法・治療期間・副作用の対処法も解説

AGA(男性型脱毛症)治療の方法のひとつに、飲み薬があります。

AGA治療には、複数の種類の飲み薬が存在し、それぞれに効果や副作用が異なります。

この記事では、AGAの飲み薬の種類・購入方法・治療期間・副作用が起こった場合の対処法などを解説していきます。

AGAは飲み薬で治る?

AGA(男性型脱毛症)は、プロペシアやミノキシジルといった内服薬や外用薬を使用することで脱毛の進行を遅らせることができますが、完全に治癒することはできません。
AGAは、男性ホルモンであるテストステロンがジヒドロテストステロン(DHT)へと変換されることで引き起こされる病気です。プロペシアには、このDHTの産生を抑制することで脱毛の進行を遅らせる効果があります。
また、ミノキシジルは頭皮の血流を増加させ、毛髪の成長を促進する効果があります。しかしながら、これらの薬剤には効果に個人差がある他、使用中に副作用が発生することもあるため注意が必要です。
また、これらの薬剤を使用しなくなると、脱毛が再発することがあります。AGAの治療には持続的な治療が必要です。

AGAの飲み薬の種類

AGAの治療薬にはいくつかの種類があります。その中でも代表的な3つの治療薬をご紹介します。

プロペシア

AGA(男性型脱毛症)の治療には、フィナステリドを含む飲み薬であるプロペシアが用いられます。
フィナステリドは、男性ホルモンの一種であるテストステロンがジヒドロテストステロン(DHT)に変換されるのを抑制することで、DHTによる毛母細胞の縮小を抑える効果が期待されます。
このため、プロペシアは脱毛の進行を遅らせる効果があるとされているのです。プロペシアは、通常1日に1錠を飲むことが推奨されており、効果を得るには時間がかかる場合があります。
なおフィナステリドは皮膚のかゆみや発疹などの副作用が報告されています。効果が実感できないからと多く服用すればこれらの副作用が起こるリスクも高まるため、必ず医師の指導に従って正しい使用方法を守ることが重要です。

ザガーロ

ザガーロは、男性型脱毛症(AGA)の治療に使用される内服薬で、有効成分としてデュタステリドが含まれています。
デュタステリドは、男性ホルモンの一種であるテストステロンがジヒドロテストステロン(DHT)に変換されるのを抑制する作用があります。
DHTはAGAの原因である毛母細胞の縮小を促進するため、デュタステリドの服用により、脱毛の進行を遅らせる効果が期待されているのです。一般的には、1日1錠を服用し、服用期間が長くなるほど治療効果が現れることがあります。

ミノキシジル錠剤

ミノキシジル錠剤は、AGA(男性型脱毛症)の治療に用いられる飲み薬の一種で、有効成分としてミノキシジルを含んでいます。ミノキシジルは、もともと高血圧治療薬として開発された成分で、血管を拡張させる作用があります。
AGAの治療では、頭皮の血流を促進し、毛母細胞の活性化を促す効果が期待されている薬です。
ミノキシジル錠剤は、1日に1~2回、1回1mg~2mgを飲むことが一般的です。ミノキシジル錠剤には、副作用として・頭痛・めまい・動悸・浮腫・体重増加などが報告されています。
また、血圧低下の副作用があるため、高血圧患者や心臓病患者は使用前に医師への相談が必要です。なお、ミノキシジルは外用剤としても販売されており、こちらの方が一般的な使用方法です。
ミノキシジル外用剤は、頭皮に塗布することで毛母細胞の活性化や血流の促進などの効果が期待されます。ミノキシジル外用剤の副作用としては、頭皮のかゆみや炎症・脱毛などがあります。

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